繰り上げ返済 コツ
繰り上げ返済はしてはいけない?
今回の記事はあくまでも考え方の一つです。先に言っておきます<(_ _)>
まずは
住宅ローンは借金じゃない! 生命保険であると考える。
住宅ローンは旦那様が命をかけて組んだ借金です。
銀行でお金を借りる時、団体信用生命保険に加入します。
この団体信用生命保険は何か?というと 単純に言うと旦那様(債務者)が亡くなったら、住宅ローンはチャラです。
(ここで目が輝く奥様はいませんよね?危ない危ない)
毎月切詰めて貯めた貯金を繰り上げ返済に充てると確かに借金は減ります。
繰り上げ返済をすると完済時の総額を減らす効果もあります。
(ほかには期間短縮や毎月返済額を減らす方法もあります)
住宅ローン残債を仮に2500万円とし繰上げ返済額を200万円としましょう。
では、本日、そのお金(200万円)を握りしめ、繰り上げ返済をしに旦那様が金融機関に行き、繰り上げ返済をしました。その帰宅途中で事故にあい死亡した場合を考えてみる。
・繰上げ返済した場合
2500万円-200万円=2300万円
団体信用生命保険で2300万円は免除
★手元貯金ゼロ
・繰上げ返済をしなかった場合
団体信用生命保険で2500万円が免除
★手元貯金200万円
不謹慎ですが、残された奥様は残された身として、子供を抱え生活していくのにどちらが不安が少ないですか?
退職金についても同じような考え方もできなくはないです。
退職後の収入に応じて。。。ですが。。。
繰上返済のメリット
- 住宅ローンの総返済額を効率的に減らせる
- 住宅ローンの早期完済が可能
- 月々の住宅ローンの返済額を減らすことができる
一番のメリットはお金の収支です。大きな買い物ですので、住宅ローンの借り入れが大きいほど、借入期間が長いほど繰り上げ返済の金銭的な効果が高くなります。
繰上返済のデメリット
- 家計にある現金がなくなる
- 住宅ローン控除が受けられなくなる可能性
特に注意してほしいのがこの2つ。繰り上げ返済を頑張って、積極的に返済をすることは素晴らしいと思います。でも、やり過ぎると繰り上げ返済貧乏になりかねません。
住宅ローンは長期にわたる返済をトータルでみて、終わったときに繰り上げ返済を頑張って良かった、なのです。
あなたはどっちを選ぶ
繰り上げ返済するかしないか?
- 住宅ローン残高2,000万円・預金ゼロ
- 住宅ローン残高2,500万円・預金500万円
極端なことを書きました。
繰り上げ返済は確かに得ですが借りたお金を返すので、お金は手元から離れたらそれで終わりです。
うまく家計のバランスを取りつつ、繰り上げ返済について考えてください。
繰上げ返済するなら運用の方が得?
確かに住宅ローンは低金利で借りられるし、返済もある程度余裕が出てきて貯金も貯まってきた、繰り上げ返済もなんだかな~という方は 一度は考える事だと思います。
投資経験のある方は別として、ない方はあまりハイリスク商品はやめておきましょう。
元本割れする危険性もあります。増やすつもりが減っていたなんて最悪です。
余裕資金で、じっくりと投資できる期間があれば、まだやりやすいと思います。
要するに (なかったと諦められるお金)があるかどうか。。。
僕はなかなか割り切れんですけど。。。
私は運用には不向き性格なわけですが、それでも我こそは!という方はやってみるのも有りですね。