対面キッチンは後悔する!?
対面キッチンは後悔する?
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そして、キッチンのタイプや間取りによっては、見える場所にキッチンが来ることもありますし、あえて【見せたい】という方もいらっしゃいます。そのような場合は見た目の良さも求められます。見た目にプラスして、使いやすく、見栄えの良いキッチンにするには?どんな工夫が必要なのか?でもお金はかけたくない!という一見矛盾するような事について考えてみましょう。
まずは、
対面キッチンとは?
キッチンには、独立型キッチンと、ダイニングと繋がっているキッチン、リビングダイニングと繋がっているキッチンがあります。
そして、キッチンのレイアウトには大きく分けて、壁に向かってキッチンが配置されているレイアウトと【壁付キッチン】、ダイニングに向かってキッチンが配置されているレイアウト【対面キッチン】があります。
ここ数年は、リビングダイニングとキッチンが繋がっているタイプがほとんどなので、対面キッチンも人気があります。料理している間も子供さんい目が行くなどの事からも最近は対面キッチンにする方も多いです。
おしゃれな対面キッチンにするポイント
アイランドキッチンのように、キッチンの前面が全てリビングダイニングから見えるタイプの対面キッチンの場合、どうしても生活感が出てしまいやすく(生活感が出ると、、、)キッチンの中まで見通せることが遊びに来た友達やそんなに親しくない来客にも見られがちになる場所となってしまいます。
鍋や食器はもちろんのこと、スポンジや洗剤のボトルに至るまで、全ておしゃれに統一する、【見せるキッチン】に徹底し、いついかなる時にも隙を見せない、まるでショールームのようなキッチンを維持するというのはなかなか大変です。
【生活感が出にくいおしゃれなキッチン】にしたい、と思ってみたものの、、、
でも、ショールームにあるキッチンのような状態は維持できない…という場合には、キッチンの前面に腰壁がついているタイプが良いのかもしれません。腰壁(腰位の高さの壁)があるので、シンクや、調理台はリビングダイニングから見えなくなり、突然の来客時にも安心です。
また、対面キッチンの場合、カベ側を収納スペースとして利用することができます。その収納スペースの使い方によって、キッチンの印象は大きく変わります。
例えば、下の部分にはしまいたい物を収納し、上の部分は見せる収納スペースにします。
見せる収納スペースには、グラスや食器類、観葉植物やちょっとした小物を置く、ダウンライトやスポットライトと組み合わせるなどの工夫で、おしゃれなキッチンを演出できます。
この場合、棚の建材の選び方もポイントの一つです。
クロスやフローリングの質感に調和する建材や無垢の板を選ぶと、落ち着いた雰囲気が作れます。
対面キッチンのメリット
【TOTO システムキッチン ミッテ】
子育て中のお母さんにとって、子供は目の離せない存在です。特に就学前の子供の安全は、常にお母さんの視界に入っていることで守られます。
独立型キッチンや、壁付キッチンの場合、調理中にはどうしても子供が視界の範囲から出てしまいます。
火を使う調理をしている場合には、近くに寄り過ぎても危険だからです。対面キッチンであれば、子供がダイニングやリビングにいても、視界の範囲内なので、いつでも見守ることができ、安心です。
また、子供は小学校に上がっても、母親と過ごすことが多いので、リビングやダイニングで宿題をしたり、絵を描いたりします。その時に、対面キッチンの前面にカウンターがついていれば、調理中のお母さんとおしゃべりしながら宿題をしたり、絵を描いたりできます。
その他には、お客様がきて食事を提供するような場合を考えてみましょう。
もし他の家族が家にいる時でも、お客様をリビングでおもてなしできれば理想的ですが、誰もいない場合もあります。その時に、お客様はリビングでぽつんと食事の用意ができるのを待たなくてはなりません。
でも、対面キッチンであれば、お客様の相手をしながら調理ができます。
対面キッチンのデメリット
キッチンの面積が狭い場合、対面キッチンと壁の間の幅を十分にとることができなくなってしまいます。
キッチンや壁側の収納スペースについている引き出しや扉が開けにくい、調理している人が動きにくいというような使い勝手の悪いキッチンになってしまっては不便しか感じなくなります。
キッチンと収納スペースの間の幅は、最低でも90センチ、できれば120センチ程度の幅が必要です。
旦那さんと調理をする場合、90センチではストレスを感じます。(それ以外でストレスを感じるかもしれませんが今回はスルーです(笑)
対面キッチンで後悔の原因
ダイニングの床面積が狭いにもかかわらず、対面キッチンを採用してしまうと、ダイニングテーブルの配置が難しくなってしまいます。
家族が座った後は、キッチンへの移動がしにくい、配膳のお手伝いができない、椅子が動かしにくく、食事中窮屈な思いをするといった状況になりかねません。
ダイニングは狭いけど、対面キッチンにしたい場合には、部屋の形状に合わせた工夫が必要です。
奥行きが狭く、横に拡がるような形状であれば、キッチンの調理台から造り付けのダイニングテーブルを繋げる、幅が狭く奥行きがある場合には、L字型の対面キッチンにするなど、部屋にあった解決策を見つけなくてはなりません。
対面キッチンのレイアウトの種類
ダイニングと向き合う対面キッチンのレイアウトを確認しておきましょう。
Ⅰ型キッチン
調理台、ガスコンロ、シンクが横一列に並んだレイアウトのキッチンです。対面キッチンでは、ほとんどがⅠ型のレイアウトです。
これに対して、調理台とガスコンロを壁面に、調理台とシンクをダイニング側に配置するレイアウトはセパレート型です。
Ⅰ型キッチンは、壁付にすると、スペースをとらないので、床面積が狭いキッチンには丁度よいです。
対面式にすると、通路の幅が取れそうもない、ダイニングが窮屈になりそうという場合には、向いています。
ただし、壁付にすると、リビングダイニングからキッチンが全て見えてしまうというデメリットがあります。
ペニンシュラキッチン
Ⅰ型のキッチンの片側が壁についているレイアウトです。アイランドキッチンと比べると、片側が壁についている分、スペースは節約できます。
しかし、片側からしかキッチンに出入りできないというデメリットがあります。
アイランドキッチン
前面に腰壁のないⅠ型のレイアウトのキッチンです。両側から通り抜けられるので、複数人で調理したり、配膳のお手伝いをしたりしやすいキッチンです。
広いリビングダイニングに調和するここ数年人気の高いキッチンです。高価ではありますが、様々なメーカーから洗練されたデザインが多く提供されています。
???
ここまで読んで、アイランドキッチンやペニンシュラキッチンといわゆる対面キッチンはどこが違うの?と思われた方が多いと思います。この3つは、すべてⅠ型で対面キッチンです。
その違いは、前面の腰壁の有無とキッチン横に壁があるかどうかです。
一般的に対面キッチンと言われているキッチンの前面には腰壁があり、これに比べてアイランドキッチンやペニンシュラキッチンは前面に腰壁がなく、キッチン天板のスペースが多くとれます。その分モノを多く置くことができるので、調理の際にとても重宝します。
また、アイランドキッチンやペニンシュラキッチンには、オシャレな天井換気がついているという特徴もあります。
使いやすいキッチンを作るポイント
キッチンのプランを作る時に大切なポイントは3つあります。
それは
キッチンの好みと間取り、床面積です。
子育て中のお母さんにとっては、子供を見守りながら、安全に調理ができるキッチンが最も望ましいキッチンだと思います。
子育ても終わり、来客を迎えることの多い主婦、にとっては、洗練された見せるキッチンが理想のキッチンかもしれません。
キッチンプランを作る上でどんなキッチンにしたいか?ということが基本です。その上で、具体的な使いやすさを左右するレイアウトを考えていきましょう。その際に押さえておかなくてはならないのは、間取りと部屋の面積、形状です。
間取り
キッチンには、
・ダイニングと繋げる
・リビングダイニングと繋げる
・独立させる
という3つのレイアウトがあります。
キッチンとリビングダイニングが繋がっていても、キッチンのレイアウトに神経質になる必要はないかもしれません。調理のしやすさと子供の見守りだけに重点を置けます。
しかし、リビングが客間を兼ねている間取りであれば、キッチンの見栄えの良さが求められます。もちろん、食事をする家族にとっても、見栄えの良いキッチンは、食事をより美味しく、楽しくします。
床面積と部屋の形状
ダイニングとキッチンの広さに余裕があれば、対面式キッチンはどのレイアウトでも使いやすいキッチンにできます。奥行きはあるが間口が狭い場合には対面式キッチンの中でセパレート型のレイアウトにする。奥行きが狭く、間口が広い場合は、キッチンとテーブルを繋げるⅠ型のレイアウトにする。
対面式にすると、キッチンと壁面に充分な通路の幅を確保できない、ダイニングテーブルの配置が窮屈になる
というような場合には、壁付きにするなど、床面積と部屋の形状に合わせたプランが必要です。
キッチンは毎日使う大切な場所です。清潔で使い勝手の良いキッチン、見栄えの良いおしゃれなキッチンを実現させ、毎日の食事の支度をお楽しみください。
もし、どうしてもシステムキッチンでは物足りない?痒いところに手が届かない、、、という方には造作キッチンがおススメかもしれません。
造作キッチンであれば、奥様のこだわり抜いた理想的なキッチンに出会えること間違いなしですが、コストの面で多少相談が必要かもしれません。
吊収納は必要なのか?
まずは現在のお住まいのキッチンの吊収納があった場合何が入っているのか?を確認してみて、どこかに収納できそうなモノや意外と不要なモノであれば吊収納は不要かもしれません。
しかし、がっつりモノが入っている場合は必要になるのかもと思います。そして意外とキッチンの吊収納って高い位置に取り付けられるので高さには注意が必要です。
一般論ですが、身長*1.2 が手の届く高さの限界と言われているので160CMの奥様でしたら192CMが 手の届く限度。
手の届く限度なので、収納BOXの取っ手が少し上についていたりすると出し入れに困るかもしれません。
身長*1.1 の場合は収納内の奥のものが取りづらい。手前のモノは取れるが、奥にしまい込んだモノは踏み台が必要になるかもしれません。
身長*1.0 は これは楽勝に取れます。
吊収納の設置高さがあまり低すぎると、頭をうったりキッチンに立った時の視界を邪魔するので。。。
そこで、昇降棚と言うものが手動・電動でラインナップも用意されてますが、キッチン内での作業中って意外と動きが早く、濡れた手などで棚を触ったりまた、電動昇降棚の【ゆっくりさ加減】にイラつきを覚えるかも知れません。
今回はオガタの持論が入ってますので吊収納要らない寄り?になってますが、自分に合ったキッチン選びをして
下さいね~