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トイレの選び方完全ガイド:タンク式 vs タンクレストイレのメリット・デメリット

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トイレ
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トイレの選びかた

最近のトイレは、お手入れのしやすさやデザイン性、節水などによる水道光熱費の削減など、使い勝手がよく魅力的な商品が多くなってきています。

 

トイレは「落ち着ける安心感のある空間にしたい」、「ピカピカな白い色で清潔感を保ちたい」、「消臭性能を高くして、匂いをなるべく残したくない」等さまざまなニーズにあったタイプや機能が選べるようになってきています。その選び方によって月々の水道光熱費や緊急時の運転性などが変わってきます。例えば停電時にお使いのトイレは水を流すことができるかどうかを知っていますか?このようにトイレには以外と大切なことだけど知らないことがたくさんあります。ここではニーズやシチュエーションにあったトイレのタイプ・機能を一緒に勉強していきながらご紹介して行きたいと思います。

 

トイレを選ぶ流れ 順番

流れ

 

 

トイレを選ぶとき、私たちはまず、最新機能・性能に気を取られがちです。確かに機能・性能による違いはありますが、そもそもトイレが何を動力源にするのかも大きく違いがあります。そういった基本的なことを決めていって、最後におまけとして機能・性能を追加します。そんなトイレの選び方の流れが以下のものです。

トイレタイプ(タンク式orタンクレス)を決める

トイレの機種を決める

決めた機種から必要な機能・性能のあるタイプを探す

 

トイレタイプの違い

トイレのタイプは洗浄方法(トイレ内に水を流す方法)によって分かれます。トイレの洗浄方法として、タンクにためた水で流すタンク式トイレと、水道圧式の水流を使うタンクレストイレの2タイプがあります。形、大きさ、動力源など違いがさまざまあるので以下にまとめてみます。

 

タンク式トイレについて

タンク式トイレは「タンク+便器+便座」を組み合わせたものです。水を便座より上のタンク内に溜めておき、開放した水圧により汚物を流します。動力源は落下式水圧といっていいと思います。

タンク式トイレ

 

タンクレストイレについて

タンクレストイレ

 

タンクレストイレはロータンク、もしくは従来便器の後ろ側のタンクのないトイレの事です。

水を溜め込むタンクがないため、水道管と直接繋がっていて、電力によって汚物を流します。つまり動力源は電気です。

 

タンク式トイレ VS タンクレストイレ

形や動力源に違いがあるように2つのタイプを比較したときにそれぞれのメリット、デメリットがあります。今、お使いのトイレまたは、新居に設置予定、新たに購入予定のトイレはどんなシチュエーションの時に活躍するのでしょうか?

タンク式トイレのメリット

価格

タンクレストイレは高価格というイメージが持たれがちです。それはタンクレストイレの発足当初は機能の豊富なものが中心に販売されていたからです。近頃では機能が豊富なタンク式トイレもあり、同じ機能のタンクレストイレとタンク式トイレの価格を比較すると1万~5万程度の差になってきていますが、それでもやはりタンク式トイレの方がお値打ちな物が多いです。

 

停電時

タンク式トイレは洗浄レバーを引いてタンク内に溜まった水を水圧によって流す仕組みなので、停電時でも汚物を流すことが出来ます。また、断水時でもタンク内の水で1回分は流すことが出来ます。

 

水圧に関係なく、汚物を流すことが出来る

タンク式トイレは洗浄レバーを引いて、タンク内に溜まった水を流すので水圧に関係なく汚物を流すことが出来ます。一般的に、水圧が低い一戸建ての2階やマンションの高層階の場合でも、安心して取り付けることが出来ます。

 

タンク式トイレのデメリット

トイレ掃除

 

デザインがゴツゴツシテいて掃除がしにくい

 

タンクレストイレのメリット

省スペース

通常のタンク式トイレの場合奥行きが約80cmですが、タンクレストイレの場合、約70cmと、約10cm小さくなっています。トイレ空間という小さなスケールの空間では10cmは大きな差となります。

トイレサイズ

 

タンクレストイレ サイズ

 

 

デザイン性

タンクは思った以上に圧迫感があります。そのタンクがないのでトイレ空間全体がスッキリとします。また、タンク式トイレはタンクまわりに凸凹や隙間が多く掃除がしにくいです。タンクレストイレだと形がスッキリしているのでとても掃除しやすいこともメリットの1つです。

 

連続で流せる

タンク式トイレは水圧には影響されませんが、タンク内に水が溜まらないと連続して水を流すことが出来ないため、水が溜まるのを待たなくてはなりません。タンクレストイレは水道直結方式のため、タンクに水が溜まるのを待つ必要がなく、水を連続して流すことが出来ます。

 

タンクレストイレのデメリット

タンクレストイレは水道直結方式であるため、水圧が低い地域だと設置できない場合があります。またその逆もあって、水圧が高すぎるとホース類が破損の恐れなどもあり設置できない地域も有ったりしますので設置前に注意が必要です。まりにも水圧が低いと、トイレの水の流れが悪かったり、詰まりやすかったりします。しかし、最近では水圧の弱さを補うことが出来るブースター(加圧装置)や、一時的に小さなタンクを内蔵しているものなど技術が進歩していますので、水圧が弱くて設置できないということは減ってきています。

 

トイレの性能・快適性能

オート節電

暖房便座や温水の保温など、使用しないときは自動で温度を低下または、OFFにして節電してくれる機能です。センサーで人の存在を感知しOFFになるものや、トイレ入室の頻度を記憶してOFFにするものもあります。タイマー設定でOFFにできるものなど、節電の仕方は商品によりさまざまです。

暖房便座

 

脱臭・消臭

便座に座ったことを感知して自動的に脱臭し、トイレ空間の匂いを素早く快適なものにします。

消臭効果

 

おしり・ビデ洗浄

温水のシャワーでおしりを流す機能です。位置や水の勢いは好みで調整出来ます。商品により、マッサージ機能を搭載しているものもあります。また、ビオ洗浄は生理中の不快感の解消や産前・産後の清潔維持など、女性がしっかりと洗浄したいときに重宝する女性の味方です。

 

オート開閉

センサーで人の動きをとらえ、便器に近づくと自動で便フタが開き、離れると閉まります。フタを手で触る必要がないので、手洗いがひとりで上手にできない小さなお子さんがいる家庭や、屈む姿勢がつらい妊婦や腰痛のある方には特に重宝する機能です。また、使用後にフタの閉め忘れが防げるので、暖房便座の節電にもつながります。

オート開閉

 

 

自動便器洗浄

便座から立ち上がったことを感知すると自動で洗浄するので、小さなお子さんがトイレを使った後でも、流し忘れが防げます。また、センサーが大・小を判別し、必要な水量で洗浄するので、節水にも貢献します。

 

温風乾燥

使用後に、温風でおしりをさらりと乾燥させる機能です。温水洗浄後、ペーパーで軽く拭き取ってから、温水乾燥で仕上げます。おしりにできものなどがあり、極力ペーパーを使いたくない人は特に重宝します。

 

リモコン付き

見やすく、使いやすいリモコンで操作でき、操作しやすい位置に設置できるのもメリットです。空間の雰囲気に合わせてデザインが選る機種や、スマートフォンで操作できる機種も登場しています。

 

暖房便座

便座を温めておく機能です。最近は断熱性の高い便フタと便座で放熱を抑え、ダブルの保温効果で節電するタイプのものが増えてきています。また、センサーが人の動きを検知し使うときだけ便座を急速に温めるタイプは、さらに節電力がアップします。

 

着座センサー

センサーが人が座ったことを感知するまでスイッチを受け付けないので、人がいない状態で温水洗浄ノズルから水が出てしまうなどの誤作動やいたずらを防止できて安心です。

 

便器内ライト

夜中にトイレに起きた際の使用に重宝する機能です。眠気を覚ましにくい優しい光で、便器の中を照らします。

便座ライト

 

停電時の洗浄

リモコンで洗浄するタイプのトイレは停電時に水を流すことができないため、停電になったとき流せる機能が付いていると安心です。バケツで排水用の水が用意できれば主導で流せる機能や、オプションをつけることで乾電池での洗浄ができるようになる商品、内蔵の小型タンクに溜まっている水で洗浄するタイプなど、対策の仕方はメーカーによりさまざまです。

 

汚れが付きにくい機能

セフィオンテクト(TOTO)

陶器表面の凸凹を、汚れよりきめ細かい100万分の1mmのナノレベルで滑らかに仕上げているため、汚れが付きにくく落ちやすい技術です。親水性が高く、陶器表面に水が平らに広がるので、汚れを浮かせやすく、ずっとキレイを実現します。

トイレ汚れ

 

クリーン樹脂(TOTO)

ウォシュレットの便座やノズル、ケースは防汚効果の高い「クリーン樹脂」を採用します。汚れを水玉状にはじき、汚れてもサッとひと拭きでラクラクお掃除できます。

 

アクアセラミック(LIXIL)

トイレ汚れにおける4つの要素「表面のキズ」「細菌の繁殖」「汚物の付着」「水アカの固着」に対応する便器のための新素材「アクアセラミック」です。汚れの付着の足掛かりとなる水アカを発生させずリング状の黒ずみを寄せ付けません。また、親水性の高さで汚れと便器の間に水が入り込み、水の力で汚れを浮かせ、キレイを100年持続します。

 

キレイ便座(LIXIL)

従来品では便座の表面と裏面の継ぎ目のスキマに汚れが付着することがありました。「キレイ便座」では汚れが入り込むスキマがないため、毎日のお掃除が簡単になります。便座裏は防汚素材なので、汚れてもさらりと拭くだけでキレイになります。

 

有機ガラス系新素材(Panasonic)

独自に開発した新素材によりヌメリや黒ずみの原因となる水アカを水滴ごとはじくため、汚れがたまりにくくキレイが続きます。金型を使った製造が可能なので、陶器ではできなかったミリ単位の設計・製造が可能になります。汚れが付きやすい継ぎ目をつくらず、スキマから汚れが飛びださないためのガードやふちを伝って漏れる汚れを防ぐことができます。また軽く強い素材で、細かい傷も付きにくい特徴があります。

菌や匂いの元を防ぐ機能

泡クッション「ハネガード」(Panasonic)

水の表面につくった泡のクッションで受け止め、男性立ち小用時の飛沫汚れなどを軽減する機能です。あらかじめ台所用洗剤をタンクに注入しておき使用時にハネ抑制ボタンを押すことで、便器内の水位が下がり、泡が発生します。

トイレ 泡クッション

 

激落ちバブル(Panasonic)

タンクに注入しておいた市販の台所用洗剤の泡が流すたびにお掃除をしてくれます。トイレが自動でキレイにするので、家事を軽減してくれる魅力的な機能です。洗浄のたびに大きさの違う2種類の泡で汚れをしっかり落としてくれます。

 

きれい除菌水(TOTO)

水道水を電気分解してつくられる除菌成分を含む水で、薬品や洗剤を使うものではありません。トイレの使用後に除菌水のミストを吹きかけ便鉢内を除菌。使用後の温水洗浄ノズルも除菌水で自動洗浄するなど、黒ずみや黄ばみの元となる見えない菌や汚れを除菌・分解します。

 

プラズマイオンクラスター搭載(LIXIL)

便器鉢内にプラズマクラスターイオンを放出し、便鉢の表面だけでなく、温水洗浄器のノズルまわり、便フタ裏や便座裏など便鉢内にすみずみまで除菌します。その効果で、鉢内の浮遊カビ菌や付着菌を除菌し、においの発生を抑えます。さらに、トイレを使っていない間にも除菌を行い、いつまでもしっかり消臭します。

節水機能

パワーストリーム洗浄(LIXIL)

便器の上部からの強力な水流を便器鉢内にぐるぐる流し、すみずみまで洗浄する「パワーストーム洗浄」で、少ない水でも汚れをしっかり洗い流します。

トイレ洗浄

 

ネオレスト「ハイブリッドエコロジーシステム」(TOTO)

最も高い節水を実現しました。大使用時の洗浄水量3.8ℓ、小3.3ℓに加え、トイレットペーパーを使わない男性小用に対するEco小3.0ℓと、3つの洗浄水量で節水効果を高めます。

 

トルネード洗浄(TOTO)

渦を巻くような水流による「トルネード洗浄」で、少ない水で効率的に洗浄します。

 

ターントラップ方式(Panasonic)

便器内をぐるりと旋回する水流でまんべんなく洗いながら水を貯めていき、普段は上を向いている排水路を下向きに回転させることで一気に排水する技術で節水します。

 

トイレ工事の注意点

事前確認

工事前に配管や電気設備の確認をしっかり行いましょう。特に温水洗浄便座の設置には専用の電源が必要です。床や壁の構造も確認しておくことが大切です。これにより、工事中のトラブルを避けることができます。

配管の状態

既存の配管が老朽化している場合は、鋼管や新しい配管に交換することを検討してください。これは水漏れ防止のために重要です。

工事のスケジュール

工事の日程や期間を確認し、生活に支障が出ないように計画を立てましょう。トイレが使えない期間があるため、代替手段を用意しておくことが必要です。

設置場所の選定

トイレの配置や向きを決定する際には、使用する人の動線やスペースの広さを考慮しましょう。

トイレとキッチンや洗面所とのバランスも重要です。配置を工夫することで家全体の利便性が向上します。

換気と照明

トイレは湿気がこもりやすい場所です。換気扇の設置や窓の開閉を考慮して、適切な換気を確保しましょう。

照明も十分に明るいものを選び、快適な空間を作りましょう。

防音対策

トイレの使用音が他の部屋に響かないように、防音対策を講じることも大切です。特に家族が多い場合や集合住宅の場合には重要です。

費用の管理

工事費用は事前に見積もりを取り、予算をしっかりと管理しましょう。追加工事や予期しない費用が発生することもあるので、余裕を持った予算設定が必要です。

セットでの購入

温水洗浄便座や洗面化粧台をセットで購入すると、デザインの統一感が出て見た目が良くなります。また、セット割引がある場合もありますので、お得に購入できることがあります。

トイレの神様

少し前に【トイレの神様】と言う 曲が第52回レコード大賞で優秀作品賞と作詞賞を受賞したました。

関係ないか。。。(笑)でもトイレはやっぱり綺麗にしておきたいところですね。

 

最後に

ここで勉強してきたことはタンク式トイレかタンクレストイレかのトイレタイプの違いと各メーカーによるトイレ機能・性能の効果です。その選択によってできること・できないことがあります。ですがトイレタイプの選択によってできないはずだったものが付属の機能・性能によって補える技術が発展しました。そうして最高のトイレを実現することは可能になってきていますが、その分費用もかかります。タンク式トイレ・タンクレストイレを比較し、どちらのメリットが自分のニーズにあっているか考え、更にこだわりポイントをトイレ機能・性能でプラスしていき予算に応じた自分なりのカスタマイズを考えることがトイレ選びのコツだと思いますが、機械ものは必ず寿命がありますので意外と原始的な方が長く使う為には良いのかもしれませんよ?

 

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