照明 プランを考える前に
これから人生の時間の、ほとんどを過ごす事となる【我が家】【マイホーム】を建てることは非常に楽しみであります。住宅購入とは一生で一度の一番大きな買い物であるとも言われています。
楽しみであるからこそ、自分の個性を出したいとも思いますし、また一緒に住むべきパートナーと相談をしながら決めていく内容は多岐にわたります。部屋の間取りであったり外装や内装、キッチンであったりと枚挙にいとまがありません。また、せっかく自分たちで細部にわたる部分まで決めて行くのですから、わからなくなる事もありますし、失敗したく無いと誰しもが思うことでしょう。注文住宅や家づくりにおいて、考える事や気にすべき箇所は多岐にわたります。今日はそのんな中でも照明について、一般的なメーカー含め、概要をお伝えできればと思います。
ここでは、照明にスポットを当ててご紹介したいと思います。
照明 プラン
この記事のもくじ
まずは、照明プラン。
照明プランは家の間取りなどの計画と同じように、建物・生活をデザインする上で非常に重要です。
例えば、ゆっくりと落ち着いた雰囲気にしたいリビングに、たくさんの照明を設置して、隅々まで煌々と照らしてしまっては雰囲気が台無しです。また、作業をするために明るさを確保したいキッチンや洗面室に、小さなペンダントライトだけを設置するのでは、使い勝手が非常に悪くなってしまいます。
住宅内に限らず、雰囲気を重視したレストランやバーには、落ち着いた照明プランが必要ですし、スポーツ施設などでは全体を均一に照らすことのできる照明プランが必要です。
このように、照明プランは単に照明器具を配置するだけでなく、各場所の用途に合わせて適した照明を適量配置することが重要です。
照明を設置するにあたっては、まずは照明の方法について理解する必要があります。考慮すべき点は、部屋の全体に対して照度を確保するための主照明です。また、何かしらの作業を行ったりする際に必要となる、手元部分の照度を確保するためであったり、室内そのものをおしゃれに創出するための補助照明があります。
照明の位置を決定するにあたっては、具体的にどの部屋で何をするかを主眼に置いて決定していきます。例えば、リビングに求める照明と浴室に求める照明では、使用用途が違う部屋であることから照明の色合いなどに違いが発生します。また、おしゃれな空間を創出するという観点では、1つの部屋にいくつかの照明を使い分けて配置することで陰影や奥行が生まれることにより、より洗練された空間を創出することが可能となります。
このように、各部屋においてコンセプトなどを設定して照明をチョイスするようにすると良いと思います。
照明会社・メーカー
国内には、様々な照明メーカーがあります。
代表的なメーカーは、「DAIKO」、「KOIZUMI」、「ODELIC」、「Panasonic」などが挙げられます。各メーカーショールームを持っているので、実際の明るさを事前に体感することが可能です。代表的なメーカーの他にも勿論おしゃれな照明器具はありますが、今回は敢えて代表的なメーカーとしますね。
DAIKO
アメリカ照明学会デザイン賞受賞歴があります。間接照明に特化したメーカーであることから、多種多様な間接照明を扱っています。
KOIZUMI
シーリングライトからペンダントライトまで幅広く商品を扱っています。また、洋風・和風ともに商品が豊富であることから、和洋風のどちらでもお好みの照明を取りそろえることが可能です。
オーデリック
オーデリックのみの限定照明として「光るてすり」という照明があります。これは、転倒を防止するための手すり内部へLEDライトを埋め込んでおり、夜における暗い空間では常夜灯同様の効果を発揮する子どか可能です。。
また、5・1チャンネルサラウンドスピーカーを照明器具に内蔵した「SOUND ZOOM」も非常におすすめです。
パナソニック
国内メーカーと言うこともあり、和風の照明が豊富です。特に、「MODIFY」や「シンクロ調色LED照明」においてはグッドデザイン賞も受賞していることから、非常に品質の良い照明を取りそろえることが可能です。
ヤマギワ
照明器具及び家具、家電を輸入することにより取り揃えています。
ドイツ・イタリア・デンマークを中心に照明等も取り揃えていることから、非常に格調高いデザインの照明を購入することが可能です
照明 種別
住宅用の照明に関して言うと、ほとんどのメーカーが、10~15種類ほどのグループに分けて照明を販売しています。住宅によく使用されるものの中で、代表的なものを簡単にご紹介します。
シーリングライト
部屋の天井に取り付ける全体を照らすための照明です。部屋に1つ付いていることがほとんどです。スイッチだけでなく、リモコンで操作できるものもあります。調光スイッチやリモコンで、明るさを細かく設定できるものもあります。
シーリングファン
特に吹き抜けなど、天井が高い部屋に取り付けられることが多いです。空気を回して、部屋の温度を一定に保ちます。ファンの回転方向は、時計回りと反時計回りの両方を選択可能で、夏場と冬場で回転方向を使い分けることができます。このシーリングファンは、ファンだけでなく照明も一体となったものもあります。
シャンデリア
立派な邸宅の象徴とも言える照明器具が、シャンデリアです。豪華な装飾を施した照明器具で、吹き抜けなど天井の高いスペースに設置すると、その存在感を活かすことができます。
ペンダントライト
ダイニングスペースや、リビングスペースなど、落ち着いた雰囲気を演出したい場所などに使用されることが多いです。視線を集めたい場所に設置するのも効果的です。可愛らしい小ぶりなものから、存在感のある大ぶりのものまで、サイズもデザインも様々です。
ブラケットライト
壁に取り付けるタイプの照明です。吹き抜けや階段、廊下などに使用されることが多く、リビングなどでは、補助照明として使用されます。デザインはシンプルなものからアンティーク調のものまで非常に多くの種類があります。
フットライト
階段や廊下などに使用されるが多い補助照明です。センサー付きのものもあり、暗くなると自動的に点灯するものや、歩行者を感知して点灯するものもあります。フットライトがあると、夜中にトイレへ行く場合も安心です。
スタンドライト
天井や壁に取り付けられるものではなく、床に置くタイプの照明です。メインの照明としてではなく、補助照明や空間演出のために使用されることが多いです。
キッチンライト
キッチンで作業をする際に手元をより良く照らすために使用される照明です。照明器具自体にスイッチがついているものや、センサーに手をかざすだけで点灯するものもあります。キッチンだけではなく、作り付けのカウンター上に取り付けた吊り戸下に設置して、カウンターでパソコン操作などの作業をする際の手元灯にも活用できます。
バスルームライト
名前の通り、バスルームに使用できる照明です。住宅には、既に照明が取り付けられたユニットバスを使用することも多く、あまり馴染みのない照明かもしれません。
和風照明
和室に使用したい照明です。和紙を施した照明など、和の雰囲気をより一層高めることができます。
エクステリアライト
外壁や、デッキスペース、庭などに使用できる照明です。日が落ちてあたりが暗くなると自動的に点灯するものや、人を感知して点灯するものなど、センサー付きの照明も多く、防犯対策としても外回りに使用されています。
間接照明
天井や壁のくぼみに照明器具を隠して設置し、天井や壁に反射した光によって空間演出をする照明です。調光機能が付いているものも多く、寝室のヘッドボード上に設置して落ち着いた雰囲気を演出することができます。また、リビングなどの補助照明としてリラックスしたい時に間接照明を使用することもあります。
ダウンライト
天井に埋め込むタイプの照明です。天井をフラットに見せてくれるので、存在感を主張することなくスッキリとした空間にすることができます。住宅内のどこでも幅広く使用することができます。
スポットライト
照らしたい場所を定めて照らすことのできる照明です。広角、狭角など、光の広がりを場所に応じて選択しましょう。360度首を回せるタイプのものがほとんどで、時と場合によって照らしたい場所に照準を合わせることができます。
照明 記号
照明の計画には、どこにどのような照明を配置するのかよく計画することが大切です。その検討材料として、「電気図」というものを使用します。「電気図」には、どこにどのような照明が取り付けられるのか、その照明はどこのスイッチで操作できるのか、コンセントの位置などが記載されています。使い勝手などを十分に考慮しながら検討しましょう。
「電気図」には、照明やスイッチ、コンセントが記号で書き込まれます。この記号をきちんと理解したうえで計画を進めなければなりません。図面のどこかに必ず判例が載っているはずですので、しっかりと確認をしましょう。
照明 レール
先ほどご紹介した照明器具の種類のなかで、「スポットライト」がありました。このスポットライトによく設置されるのが、「ライティングレール」です。
「ライティングレール」とは、電気が通ったレールで、このレールのどこかに照明器具を取り付ければ、使用することができます。生活してみて、もう少し明るさが欲しい場合もあるかもしれません。新たに照明器具を配線して設置するのは大掛かりになってしまいますが、「ライティングレール」があれば、簡単に照明器具を増やすことができます。また、照明位置を変えるのも簡単です。おしゃれな空間を創出するための手法としては非常に有効的かつ効果的です。
照明 スタンド
天井から吊るすのではなく、机の上や床に立てて使用する照明です。スタンドライトには様々種類がありますが、大きく分類するとテーブルスタンドとフロアスタンドに分けることが出来ます。
スタンドライトの使用用途としては、テーブルスタンドやデスクライトであれば机の上に設置することにより、手元を照らしだすことにより照度を確保します。フロアスタンドであれば部屋全体を照らして照度を確保することが出来ます。
しかし、単純にテーブルスタンドやフロアスタンドを使用して照度を確保するだけでは物足りません。これらを間接照明として使用することにより、室内空間のおしゃれ度はぐっと上がることになります。
スタンドライトについては、光の大元が直に視認できるものについては壁や天井を照らすようにします。その時に、壁に絵画などをかけてそれを照らすことにより室内の照度を確保することにより、より一層洗練された部屋へと昇華されます。間接照明による効果は、照度が確保された部分と確保されていない部分の明るさに差異が生じることにより、部屋が立体的に視認されるようになります。
このように、本来の使用用途からはあえて少し違う使い方をすることにより、部屋の空間を演出することが可能となります
テーブルスタンド
フロアスタンド
照明 シーリング
家電量販店などでも、シーリングライトを目にされる機会が多いのではないでしょうか。
シーリングライトを設置することにより明るさが広がる効果が得られます。天井部分へ直に設置する仕様であるため、より高所の位置より光を射出することとなります。これにより室内空間が広くなることが多いリビングなどにおいて、全体に満遍なく照度を確保することが可能となります。
また、視覚的に部屋を広く感じさせる効果が得られます。通常の照明と異なり、視界に直接照明が入らないことから、非常に部屋をすっきり感じに見せることが可能です。特にLEDのシーリングライトを使用すると、1色だけに限定されずに白色から暖色に至るまで、部屋の雰囲気に合わせて色を調節することができますので、どんなシーンにも適宜合わせることが可能となります。
シーリングライトは、部屋全体を均一に照らしたい場合に最適です。先ほどご紹介したように、リモコンで操作できるものや調光機能の付いたものなど、様々な種類があります。
最近は、小型のタイプもあります。部屋の広さなどに応じて使い分けるといいでしょう。
照明 インテリア
照明も、インテリアの重要なポイントです。照明の計画は、部屋の雰囲気にマッチするように計画しなければなりません。家具を選ぶように、照明器具を選択するときも、その部屋のテーマを決めて選ぶようにしましょう。
照明器具のデザインだけでなく、光の色についてもよく検討することが大切です。光の色は、「色温度」によって変化します。一般的に、「電球色」は2700K、蛍光灯のように真っ白な「昼白色」は5000K、中間の「温白色」は3500Kです。リビングや寝室など、落ち着いた雰囲気を演出したい場合には「電球色」、洗面室やキッチンなど、作業をする場所には「昼白色」がよく使用されています。照明器具の説明に、色温度も明記されているので、部屋の雰囲気に合わせて使い分けましょう。照明器具の中には、色温度を切り替えることができるものもあります。
いかがでしたか。照明器具には、様々な種類があり、テーマに沿った器具選びをすることが大切です。選定の際には、ショールームで実物を見てみるといいでしょう。
メーカーさんに照明プラン依頼をすると明るすぎ~ってくらいのものが来ますので要注意です(笑)
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