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そとん壁 は防水も完璧な外壁材!? メンテナンスがほぼ不要なの?

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家つくりは本当に楽しいもので、すべての部位において自分で選択できると言っても過言ではありません。ただし、それぞれの部位や建材に対しての特徴(長所・短所)を知らないと、こんなはずじゃなかった。。。と、なりかねない危険な側面もあります。。。

そんな数ある部位の中から今日は外壁について!

家の外壁をどうするか、で悩むお客様は本当に多いです。。。

外壁を選ぶのって本当に迷うよね~。

パパ

印象も変わるし、お値打ちでもすぐに塗替えとかは困るしね~。

ママ

外観は「家主を象徴する」とも言われているので迷うのは当然ですが、色やテイスト、建物内部との調和も含めて考えると本当に悩ましいです。

 

そこで今回は、「そとん壁」という外壁材について紹介してみたいと思います。そとん壁と塗り壁で、風合いも良く、メンテナンスもほとんど必要なく長持ち。そのうえ地球にも優しく快適な住環境をもたらしてくれる。そんなメリットがたくさんのそとん壁について詳しく紹介してみます。

「塗り壁もいいなぁ」「生涯メンテンナンスを抑えたい」とお考えの方は是非チェックしてみてください!

住まい

画像引用元:高千穂シラス株式会社HPより

そとん壁とは!?

そとん壁

まずは「そとん壁」について、どんなものなのか概要をザクっと紹介していきます。

 

そとん壁とは100%天然素材(シラスが原料)で作られた外壁材です。シラスについてはこの後詳しく説明しますが、シラスは厳しい自然環境でも劣化しない高耐久性をもたらしてくれているのです。

雨が多い地域でも、雪国でも、劣化による色落ちや壁そのものの痛みも気にせず、本物ならではの優れた質感をキープ!塗り壁というと漆喰を思い出す方も多いと思いますが、そとん壁はそれより気持ちすると言われ、ゴツゴツとした風合いが魅力的。

左官職人さんの腕が光る、意匠性の高い素材でもあるので、「塗り壁ならではの模様が欲しいな…」という方には特におすすめの素材です。

劣化に強くて痛みを気にしなくていいみたいだよ?。

パパ

おおおお!それは嬉しいわ~。

ママ

自然素材にこだわる建築家 伊礼 智さんが開発に携わったそとん壁

そとん壁の開発には、 伊礼 智 さんという、建築家の方が開発に携わられたという事も紹介しておきましょう。

伊礼さんは、「誰もが心地よいと思える、小さくても豊かに暮らすことのできる家を手が届く価格で」というポリシーで住む人々にとって快適で豊かな生活が送れる住居を建築することで知られる超有名建築家さんです。

そとん壁の開発には、自然素材にこだわる伊礼さんならではの、こだわりもつまっており、四苦八苦しながら改良を重ね現在のように安全で安心、高耐久性をも持ち合わせた素材へと仕立てたのだとか。

そとん壁は下塗りと上塗りで完全防水・放湿で夏場も快適

そとん壁で外壁仕上げをする場合、下塗り材に粒子の細かいシラスを原料としたものを使うことでしっかり防水します。

そのうえで上塗り材としては下塗り材より粒子の荒いシラスを原料としたものを使うので、雨が降っても水が引力で下に流れ落ちる構造。そのため、100%自然素材を使ってもなお、完全防水が可能になるというもの。

加えて、シラスは調湿効果もあるので室内の湿度を外に逃がして、居室内に湿気がたまらず快適キープ!真夏などは外壁部分に打ち水をしてやることで室内の気温を下げる効果もあります。

そとん壁の主原料「シラス」の特徴

さて次に、そとん壁の原料「シラス」について説明します。

シラスは『人工的には作ることができない、超高温のマグマで焼成された多孔質の微粒子』です。

形がふぞろいな留意を非晶質と言いますが、非晶質の占める割合が6~8割となっていて他の火山噴出物とは違う極めて特異な性質があります。

シラスの特異な性質の中には『消臭・分解・殺菌・イオン化』といった機能があるため、住居に用いれば住環境も良くなる、ということでもおすすめの素材です。

そとん壁を外壁利用するメリットは何なんだ?

ここまでもチラホラと出てきてはいますが、このあたりで「そとん壁」のメリットについてまとめておきます。

  • 高い防水性で外壁としてしっかり機能してくれる
  • サイディングと違いシームレス(継ぎ目がない)で美しい仕上がり
  • 100%自然素材で環境にも優しく安心
  • 塗り壁で仕上げに職人さんの個性がでる
  • 建物内部の湿度を外に逃がす
  • 性能を利用して外壁に水をくことで建物内部の温度を下げられる

そとん壁と比較されることの多いモルタルは、ほとんど防水性がありません。

ですがそとん壁は2層構造で仕上げをします。下塗りには超微細なシラス、上塗りにはより大きな粒子のシラスを使う事で、下塗り部分で完全防水を実現し、上塗り部分で表面についた水を下に流れ落とさせる構造です。

 

またシラスは100%天然のセラミックなので、機能性が高いだけでなく紫外線や風・雨による劣化もしずらい!またシラスは無機質。無機質だとカビなどの養分とはならないので、カビも基本的には生えないんです。劣化しずらいだけでなく美観もキープしやすい素材、それがそとん壁ということと覚えておいてください。

・そとん壁はクラック・ヒビのリスクはあるが建物へのダメージがない

 

通常外壁にクラックやヒビが入ると、建物自体へのダメージが心配になりますよね。そとん壁も塗り壁なので、もちろんクラックやヒビが乾燥収縮で起こるリスクはありますが、施工時に防止するための対策をとってリスクを軽減することはできます。

またそれでもヒビやクラックが入ってしまったらどうするのか…?建物へのダメージも修理にかかる金銭問題も気になるところですよね?

 

ここからが本題!安心して読み進めてください。

 

そとん壁は下地に超微細なシラスを使っていると説明しましたが、そのため、ヒビやクラックが起こっても下地部分で水の侵入を防ぐので建物へのダメージは心配いらない場合がほとんどなのです。(ほとんど、というのは大地震などで建物が損壊するようなことがあれば、その限りではありません)

しかも、ヒビやクラックができてしまっても、その部分だけに塗って修復が可能。なのでコストは大幅削減できます。

もちろん下塗りできちんと防水しているので、気にならない・味としてあり、と考える場合修復が必須ではないのもポイントです。

そとん壁のメンテナンスは基本的に必要ないので費用がかからない

メンテナンスについて解説しましょう。

ここまでも何度か触れてきているポイントですが、そとん壁の魅力は『しっかり下地で防水されるからこそ塗り直しが部分的にできる』ということ。

ヒビやクラックで建物にもダメージがあればこんなことはできませんからね。クラックやヒビができたとしても、大抵の場合は建物への影響がないので修復必須ではないというのもポイントです。

建物そのものと下地、それとあわせて塗りなおしをするのではないのでメンテナンス費用としてはかなり削減できるという計算ですね。

そとん壁の汚れで後悔しないためのポイント

壁

壁

 

画像引用元:高千穂シラス株式会社HPより

本当におすすめできるポイントが多い「そとん壁」ですが、「こんなはずじゃなかった~」なんて思ってほしくはない!ということで後悔したいためのポイントをまとめてみます。

そとん壁には、全部で10色(白、ベージュ系3色展開、グレー系3色、茶系2色、クリーム色(黄色))のカラーがあります。ちなみにそとん壁の開発に携わった伊礼智さんが良く使うのはW-129で、よく使うので通称「伊礼色」とも呼ばれるほど!

外壁に塗る、ということは必然的に広い範囲に塗ることになりますが、ここでポイントが!重要なので次の見出しで詳しく解説します!

そとん壁は仕上がりのカラーをしっかりイメージして

壁

画像引用元:高千穂シラス株式会社HPより
※上記サイトから選んだ色と仕上げ方法での仕上がりイメージがチェックできます

『面積効果』って知ってますか?これは面積の大きい部分に塗ると色の彩度・明度が高くなって見える、というもの。
要は暗目のカラーを選んだつもりが思ったより明るく仕上がっちゃった、という感じになるということ。

100%天然素材で岩を砕いて顔料とした「そとん壁」は褪色しずらいので「年数がたてば薄く(明るく)なるかな…?」という考えも不要です。

ただし、外壁表面の仕上げの仕方によっては凹凸でできる陰影で、フラットな状態よりも暗く見えることもあるので、そこは考慮して決めた方が良いと思います。

依頼先の過去の施工事例はしっかりチェックすべし!

そとん壁は天然素材の塗り壁。なのでどうしてもヒビやクラックが入ることは100%は避けられないということもお伝えした通りです。

ただ、施工技術が高ければ不用意にクラックやヒビが入ることは避けられるんですよね。なので、依頼先の過去の施工事例は必ずチェックしてみてください!

しっかり丁寧な作業がされているか、できれば数年たったそとん壁で施工された建物や見本があれば尚安心です。

そとん壁と漆喰の違い グレーが好きかも

そとん壁

画像上↑:そとん壁     画像下↓:漆喰

漆喰

 

塗り壁といえば漆喰、というイメージを持っている方も多いですよね?ということで簡単に漆喰とそとん壁の違いを見ていきましょうか。

見た目でいうと…上で見比べてみても、そとん壁の方がざらつきが感じられ、漆喰の方がなめらかな印象ですね。そとん壁の優れたところは「高い防水性」と「高耐久性」です。

対して漆喰はどうか、というと「高耐久性」。お城の外壁にも使われているのを思い出せばその耐久性の高さは理解できます。外壁として使う以上、防水性も欲しいところですが漆喰には防水性能はあまり期待できません。

 

他には調湿性能があったり、メンテナンスも楽ということもあってよい素材ではありますが、一部建築家は外壁材としては漆喰は適してない、という人もいます。なのでヒビやクラックができてしまった時のメンテナンスはそとん壁よりも高くなってしまいがちなんですよね。

そとん壁仕上げ

かき落とし

色々な仕上げ方がある中で今回は かき落とし仕上げを採用しました。仕上がりの肌感の凹凸が無骨な感じが個人的には好きです。その作業中の様子はこちら↓

 

暑い中の作業は本当に大変です。。。職人さんいつも有難うございます!

まだまだ全面を仕上げていない作業途中ですが、足元を見ると、、、なんと砂場と化しています!!!

砂

 

そとん壁はほぼノーメンテOKの高性能ゆえに低コストで美観も優れた外壁材

そとん壁について、色々とお話してきましたが、なんとなくでも良さが伝わったでしょうか?

とにかく防水性能に優れて耐久性が高く100%天然素材からできている、メンテナンスもほぼ不要で部分的に補修もできる、それがそとん壁。

 

これから外壁材をどうしようかお悩みなら、そとん壁で後悔しないためのポイントも踏まえつつ検討してみてくださいね。

パーフェクトじゃないか!これにしよう!。

パパ

いい感じなのはわかったわ!一回実物見てみたいわね。

ママ

そとん壁 デメリット

施工後の天気も考えて施工しないと流れる・白華現象が起こる・パターンが変わる等。この梅雨時は施工の踏ん切りをつけるタイミングが難しい、、、です。

 

弊社施工事例

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