スムストックって安心基準?
住宅における安心できる基準としてスムストックといった言葉が生まれています。
近年の建売住宅の多さや安いだけの住宅から脱却し、本当に良いものに長い期間暮らすことができるのがスムストック住宅です。
このように説明すると、スムストックはあたかも「良質な家」と捉えられることが多いですが、実際にはそれだけではありません。
最近目にしたり、耳にしたりするスムストックとはいったいどのような物なのかを説明します。
スムストックとは一言で言うと何?
この記事のもくじ
引用:https://sumstock.jp/sumstock/
スムストックの基準としては、良質な構造躯体を持つ住宅で、50年以上のメンテナンス計画が施されメンテナンスや修繕等の履歴が明確になっていることが前提としてあります。さらには、新耐震基準を満たしている住宅となります。
一般的な住宅であればどこを改修したかは住主しかわからず、といったこともあります。しかし、スムストックでは、代が変わっても明確にメンテナンスや改修履歴等がしっかり残るのです。
一般的な住宅の場合とスムストックの場合は何が違う?
一般的な住宅の価値としては20年で0になるといわれています。
新築住宅に住み始めてから建物価値は下がり、20年後には0となり、20年後に仮に売却した場合にはほぼ土地価格のみ金額となってしまいます。
スムストックの場合は50年のメンテナンス計画が施されているのでその限りではありません。
また、一般住宅で、安い住宅を購入した場合には住み始めて数年で不具合個所が発生し、補修、保全といったことをしなければなりません。これは、一般住宅の施工が悪いのではなく、最低限の保証期間を過ぎてから発生する「必要最低限」の内容で建てられた住宅ということになります。
スムストックは築年数が経ったら売れない?
スムストックはご紹介した通り、50年のメンテナンス計画が施されており、補修履歴リフォーム履歴が残っています。
つまり、中古住宅として売りに出した場合でも、一般住宅より高額な査定をされることが多いです。
これはスムストック基準で査定が行われるため、次の中古物件購入者も安心して購入できるためです。また、通常の中古物件であれば築年数と受託の劣化具合で査定されてしまいますが、スムストック住宅の場合メンテナンスをし、補修・保全した部分についても価格に加味されます。
また、スムストックの物件では住宅そのものの価格(上物価格)と土地価格が分けられて価格提示されるため、物件自体の価値がどれくらいなのかが明確になるわけです。
スムストックの中古物件を購入する場合はどうなる?メンテナンス計画の価値とは?
スムストック住宅は、所有者に関係なく50年のメンテナンス計画は継続されます。
つまり、代替わりしたとしても、物件を売って他人が所有したとしても継続されるのです。
中古物件購入者にはこれまでのメンテナンス経歴等も伝わるので、安心して購入することができます。例えば築15年のスムストック物件を購入した場合は、残りの35年のメンテナンス計画も継続されるということです。
中古物件の場合、構造部や内装部、設備部などの不安はつきものですがスムストック住宅の場合はその全ての不安材料が取り除かれるため、中古物件とはいえども長期にわたり
安心して暮らすことが可能となります。
査定や審査は誰が行うの?
スムストックの査定に関してはスムストック住宅住宅販売士という専門的な資格を保有した担当者が行います。これにより、他のスムストック住宅の審査と変わることなく構成に査定が行われるので、販売側も、購入側も安心して取引が行えるわけです。
取引だけではなく、スムストック住宅の価値及び建物の健全具合に関してもスムストック住宅販売しの資格取得者の判定が行われる為安心です。
スムストック住宅はどこでも建てられる?どこに依頼すればよいの?
スムストック住宅は街の工務店や一般的なハウスメーカーに依頼することはできません。
日本国内の大手住宅メーカー10社のみで依頼することができます。この10社はスムストック住宅推進協議会に加盟する指定業者となっているので、スムストック住宅を作ることができるのです。
ヘーベルハウス
住友林業
セキスイハイム
積水ハウス
大和ハウス
トヨタホーム
パナホーム
ミサワホーム
三井ホーム
ヤマダホームズ
の以上10社となります。
これらの住宅メーカーは日本屈指の住宅メーカーとなっているのでどこで建てても安心です。
今回はスムストック住宅の紹介の為、各ハウスメーカーの特色紹介は避けますが、どこで建てても後悔はないでしょう。
そんな良い家高くないの?購入時が心配
建売住宅の上物価格は1000万円~1500万円程度となっており、それに土地代がプラスされる値段設定です。
注文住宅においても1000万円台後半から、3000万円程度の価格になっており、ハウスメーカーによってもばらつきがあります。
実際に、スムストック住宅の場合でも注文住宅の時と同様な価格設定になります。1000万円台後~2000万円台前半で建てらます。
安心・安全なうえに、将来的なことも考えると手頃な価格といっても良いのではないでしょうか。
安価な価格帯での住宅は補修等のメンテナンスが必ず早期にやってきます。一戸建て住宅の場合はその費用をご自身で貯蓄しなければならないので、いざというときに金銭面でご苦労される方も多いです。
対してスムストック住宅の場合はメンテナンス計画が施されているので安心です。そのような意味でもスムストック住宅は安心して過ごすことができるのです。
長期優良住宅とスムストックは何が違う?補助対象等のメリットは使える?
安心して長年過ごせる家づくり制度としてある制度が長期優良住宅です。
長期優良住宅では、さまざまな優遇措置がありますが、スムストック住宅にはそのような制度はありません。
しかし、長期優良住宅の基準とスムストック住宅の基準は近い部分があるので、長期優良住宅の申請も同時に行う方が多いです。
実際にはその方は長期優良住宅補助制度面に加え、スムストック住宅の利点を最大限に生かせるので一石二鳥で使えるというわけです。
価格についても、長期優良住宅対応の住宅にしたからと言って大きく金額が上がるわけではありません。
あくまで、注文住宅のひとつとなるわけですから、注文住宅の相場に則った金額での家づくりが可能となります。
スムストック住宅は高い?補助が受けられないならローンが気になる・・・
建売戸建てをベースに金額を検討している方にとってはスムストック住宅は少々高いかもしれません
あくまでこれは、注文住宅にして先にお金をかけて安心を得るか、先に安い買い物をして将来的にコツコツメンテナンスをしていくかの違いですので、
生涯における住宅への収支は建売が安くなることはありません。
ですが、はじめにお金をかけるのが大変な方は、スムストック住宅購入用に特定の銀行との専用ローンもあるので、検討してみてはいかがでしょうか。
まとめ
一戸建て住宅の価値は20年といわれていますが、実際にはそれ以上の年月を購入物件で過ごすことになるでしょう。
そんな時、長期間安心して過ごすことができるスムストック住宅では50年以上の長い歳月のメンテナンス計画で将来的にも安心して過ごすことができるのです。
住宅購入にスムストック住宅検討してみてはいかがでしょうか。
スムストック住宅販売士・スムストック専用住宅ローンって、、、、、なんか匂いません?
↑ ダメダメ!そんな事言っちゃ。