造作キッチンではこんなことも可能?
【理想的な通路幅・システムキッチンとの費用比較など】造作キッチンでできること!
◆今回はこんな方の為に書いています。
⇒メーカー既製品とオーダーキッチンの比較をしたい方へ
⇒オーダーキッチンでは何ができる知りたい方へ
◆今回の記事を読むとこんな事がわかります。
⇒既製品で出来る事と出来ない事
⇒造作キッチンの費用感
新築するにあたって、毎日何度となくたつキッチンに、、、思いをはせると、、、
悩ましいポイントが、、考えれば考えるだけ、あ~したい、こうしたい、、、ってどんどん湧いてしまう…
そんなあなたに、使いやすいキッチンについて考えつつ、メーカー既製品のシステムキッチンと造作キッチン(オーダーキッチン)では、こんなに違うの?という事について解説していきたいと思います!
では、お付き合いください。
まずは、造作キッチンって『費用のことを考えるとメーカー既製品のシステムキッチンにしといたほうが安いんじゃない?!』と初めから決めてしまうのは待ってくださいね。
実はそうでもないんです。一生に一回の新築?まあ、今はお金のことはさておき、とにかくおいといて。使い勝手やデザインのことも併せてチェックしていきましょう!
システムキッチンにするかオーダーキッチンにするかお悩み中の方へ
この記事のもくじ
- 1 システムキッチンにするかオーダーキッチンにするかお悩み中の方へ
- 2 使いやすいキッチンカウンターの高さは
- 3 オシャレで気分の上がる自分好みのキッチンも造作キッチンならでは♪
- 4 造作キッチンならリビング・ダイニングと一体感ある作りも可能♪
- 5 造作キッチンなら大き目シンクで使い勝手良いキッチンもOK!
- 6 造作キッチンはあなただけのカスタマイズが可能
- 7 造作キッチン(オーダーキッチン)にするなら通路幅にもこだわって
- 8 キッチンの照明どうしよう?!照明は何色が良い?
- 9 キッチンを下がり天井にするとリビング・ダイニングが広く見え使い勝手もUP!
- 10 造作キッチン(オーダーキッチン)の費用のこと
- 11 まとめ
システムキッチンにするかオーダーキッチンにするか悩む方には、ご自宅の間取りや動線、実際に使うシーンを思い浮かべてみるのがおすすめです。ここがまず第一歩です。
システムキッチンの標準的なサイズと、使い勝手の良いキッチンの条件を簡単に解説します。まずは、キッチン自体の寸法を知らなければ想像もできませんからね。
使いやすいキッチンカウンターの高さは
「身長÷2+5cm」
システムキッチンの天板(作業台)の高さは、ほとんどが80cm、85cm、90cmと5㎝刻みなので、それぞれ150㎝、160㎝、170cmの人にあったサイズになっています。
ちょっと小柄な145cm前後の方・身長の高い方にとっては既存サイズでは高くて・低くて辛い…という問題も出てくるので気を付けてください。最初は【気に入った!】【この色はこのメーカーしかない!】とか勢いだけで決めてしまうと、、、それは後々、腰に来ます(笑)
「ほんのちょっとの差でしょ?」と思われるかもしれませんが、それが毎日2,3回、一度にキッチンに立つ時間も多いとなればストレスも肉体的疲労も溜まりますよね。常に体調が良い時ばかりではありません。
標準的なシステムキッチンのサイズは幅255cm・奥行き65cmだから…
コンロの大きさは75センチ、60センチが標準。シンクは94cm、76cmが一般的なサイズですが、家族が多いと調理器具が大きかったり、一度の食事で大量の食器が出たりするので、家族構成にあったシンクサイズをチョイスすると良い。ただしシンクサイズが大きくなるとカットスペース・作業スペースが狭くなるので注意が必要です。ここは確実に各メーカーのショールームで確認して押さえたいポイントです。
作業スペースとして残るのは一般的に60~90cmです。特に注意したいのは作業スペースに水切りを置くスタイルのご家庭ですが、作業スペースがその分狭くなることに。またファミリー世帯で良く使われるまな板の奥行きは23センチ前後、横33センチ前後。
我が家は作業スペースが80cmあっても水切りを縦においても、作業は十分できますが余裕があるとは言えないサイズ感になります。まあ、これは本当に各家庭・奥様の使用の仕方により異なりますので、実際キッチンを多く使われる方の意見を尊重するようにしましょう。
システムキッチンだと収納のサイズや数も決まってしまう
【食器がたくさんある、調理器具も多い】そんな方はキッチンの収納には特に気を付けて欲しいポイントです。
食器や調理器具のサイズをきっちり計測してなかったという方の中には、調理器具を当初考えていたところにしまいきれず、収納からあふれてしまう…なんていうことも。
食器や調理器具が少ないし増やす予定もない、というご家庭以外ではシステムキッチンに備え付けの収納だけでは事足りないケースが多き気がします。
ここまでのまとめ
小柄大柄さん・食器や調理器具が多いなら造作キッチン(オーダーキッチン)がおススメ。
オシャレで気分の上がる自分好みのキッチンも造作キッチンならでは♪
キッチンのカウンターをどうするか、カウンターの素材は何にしようか…
「作業中は人目が避けられて、でも見えてる部分はこだわりたい!」という方も多いですよね。
ほかにも…
「絶対にこのタイルをこの部分に使いたい!」
「メンテナンスが楽で耐久性もよく、デザインもよいキッチンにしたい!」
「使い勝手の良い仕切りができる収納にしたい」
こんな細かい希望にもこたえられるのは造作キッチンならでは!!もっと言うと、色や素材も自由自在でおもいのまま~♪
造作キッチンならリビング・ダイニングと一体感ある作りも可能♪
デザインにこだわる方には、どうしても生活感の出やすいキッチン回りをどうデザインするか、大いに悩まれることでしょう。
システムキッチンで一番合いそうなものを選ぶ、というのも良いですがそれだけでは物足りない…
そんな時こそ、オーダーして作る造作キッチン!
シンク・コンロの下の収納1つとっても、引き出しはどの素材にするか、天板はどうするか選べます。おっと、、、水栓金具も選べます♬
引き出しの取っ手までこだわることもできるので、耐久性はもちろ!デザインも細部にわたってこだわりを詰め込むことができますよ。そんなあなたのこだわりが形になった造作キッチンなら、愛着が計り知れない(笑)
造作キッチンなら大き目シンクで使い勝手良いキッチンもOK!
「シンクが小さくて圧力鍋や大きなフライパンを洗うのが大変!」という声も聞こえてきます…
シンクは94cm、76cmが一般的なサイズとお伝えしましたが、毎日の洗い物シーンを想定したサイズ選びが重要です。シンクが小さくて全部をまとめて洗えない!って毎日の事だから、かなりストレスな上に疲れますよね…。(僕はたってないので想像ですm(__)m)
かといってシンクばかりで作業スペースが小さくなるのも考えもの。
造作キッチンならすべてのサイズを”間取り的に可能な範囲で”希望通りにチョイスできる、それも魅力です♪
造作キッチンはあなただけのカスタマイズが可能
システムキッチンでは、サイズやデザインで選んだところ「食洗器が希望のメーカーのモノじゃない、、、」なんて言うことも珍しくありませんよね。スパイスがとにかくたくさんあるけど、わかりやすく収納できる、ちょうど良いスペースがほしい!というのもよく聞きます。
「長年憧れてたこのオーブンをここに設置して欲しい!」
「食洗器はこれじゃないと嫌なんです。」
「このコーヒーメーカーと炊飯器、レンジ、トースターをきれいに並べられて収納たっぷりの棚を…」
「水栓がショぼ、、、変えたい!」
そんなこだわりが簡単に実現するのも造作・オーダーキッチンだからこそですよね♪シンデレラフィットが見事に決まった素敵なキッチンが実現すれば、気分も上がりますね♪
造作キッチン(オーダーキッチン)にするなら通路幅にもこだわって
キッチンの通路幅については、色々と考えるべきポイントがあって悩みますよね!
使いやすさ、LDK全体の広さとの兼ね合い、生活動線、後ろも作業スペースにするのか収納にするのか…様々な要素が複雑に絡み合う場所!そして、家族がキッチン回りをうろつくときはみんなお腹が空いている時間帯なのでみんなイライラ?する時間帯(笑)
あまり狭いと作業時に動きにくい! せまい! 後にして! みたいな(笑)、、、でもあまりに広くしすぎても背面を収納にする場合には使い勝手が悪い。
そんな時、どのように使うかですが、目安としては
①背後を収納や作業スペースにする場合、使いやすい通路幅は1m前後
②背後は壁だけ、特に調理時に人が後ろを通るような場所ではない場合、7,80cm
このくらいあると窮屈さもなく快適に調理できます。
キッチンの照明どうしよう?!照明は何色が良い?
蛍光灯色は4パターンあるので、明度の高いものから解説しますね。
少し違いますが、照明について書いたブログはこちら↓
①昼光色は一番白く涼し気な印象も与える色で、オフィスや学校などの蛍光灯に選ばれています。
②昼白色は自然な明るさで穏やかな温かみも少し感じられるカラー。
③白色は少し黄色いが電球色ほど暗くない、一般家庭の照明にも使われることが多いカラーです。
④電球色はムーディーな雰囲気を好む方が間接照明などに選ばれることも多いカラー。
調理をするには素材の色や調理中の色味のチェックも必要なので、昼白色や白色がおすすめです。ただ、壁のないLDKの間取りでリビングが白色なのにキッチンが昼白色というのはちぐはぐになってしまうので、リビングの照明と色を合わせるほうが良いでしょう。
キッチンを下がり天井にするとリビング・ダイニングが広く見え使い勝手もUP!
一般的な天井の高さは2200mm~2500mmですが、少し天井を下げてみるだけで、広さに対する感覚が大きく変わります。印象だけでなく実はこれ、小柄さん・一般的な身長の女性のキッチンにはより使い勝手もよくなるメリットがあります!
天井から吊り下げ式の収納を設置すると、一番上は使えない、奥のほうが使えないことも多く”収納が増えたようで使えない”ということも多いですよね。
天井が下がればかなり使い勝手もUPするのは言うまでもありません。おススメします。
造作キッチン(オーダーキッチン)の費用のこと
オーダー、という響きが「高そう」というイメージに直結してしまいがちですが…耐久性やメンテナンスの楽さをポイントにシステムキッチンを選ばれると、高級なシステムキッチンに流れ着くはず。ショールームの女性はほぼその流れが鉄板ですし、メーカーの商品ラインナップもそのような感じです。スタンダードグレードでは85㎝以外ありませんが、グレードを上げれば2㎝刻みで高さを設定できたり。どことは言いませんが、どこもそんな感じです。
みなさんがどのようなデザイン・素材を使ったキッチンという空間を希望するのかにもよるので、一概には言えない部分もありますが・・
一般的には『とにかく高級素材を!大理石と最高級のタイルで!』なんてスネちゃまのママみたいなオーダーでなければ、高級システムキッチンよりもオーダーキッチンのほうが安く済むことも多くあります。
*スネちゃまのママとは ドラえもんに登場するスネ夫のママの事です(笑)
このあたりを比較するためにはまず、システムキッチンで選ぶならこれ、というものとご自身の希望を伝えたうえで見積もりを出してもらうと良いでしょう。きっと参考になります。
メーカー既製品のスタンダードグレードが見積提示価格例えば50万円とした場合、造作キッチンの場合、モノによりますがほとんど変わらない金額で作る事も可能です。
メーカー既製品のグレードが上がれば上がるほど、造作キッチンの方が逆にお値打ちになる事も有ります。どこまで作りこむか?にもよりますが。
まとめ
メーカー既製品のシステムキッチンも別に悪いというわけではありません。
しかし!こだわりポイントが多い方や、せっかくの新築だから自分の本当に好きなキッチンにしたい!! そんな皆さんにとって、造作キッチン(オーダーキッチン)という選択肢もあるよ♪というお話でした。
オーダーだからこそできること、せっかくオーダーするならこんな事もできますよ~♪という情報も併せて紹介してみました!
イメージ先行で造作キッチンは高い、と思われてしまうオーダーキッチンも実はそうでもない、できることもこだわれるポイントも多いということがわかっていただければ幸いです。
あなたと大事なご家族の楽しい毎日を彩るためのキッチン、どんな素敵なキッチンになるのか楽しみですね!
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