土間収納で失敗した…と後悔する前に読んでほしいポイントと間取りアイデア
土間収納があるだけで玄関は広々、間取りによってはリビングも広々感じられるのでいいですよね!
たくさんモノをしまえて便利♪と思われがちな土間収納ですが、デメリットやご家庭にあった間取りを考えておかないと、失敗した…と感じる可能性も。
今回は、土間収納で失敗したエピソードをまじえながら、間取りアイディアや使いやすさをアップできる4つのポイントをご紹介するので、ぜひ最後まで読んでみてください!
土間収納で思わぬデメリットもあったよ。失敗たくない人はエピソード読んでね。とほほ
パパ
◆この記事はこんな人におすすめ
⇒土間収納作りたい!けど具体的にどうしたらいいかわからない
⇒土間収納に憧れる!メリットしか思い浮かばないけどデメリットってあるの?
◆この記事を読むとわかること
⇒土間収納を失敗しないポイント
⇒土間収納の使いすやすさアップするコツ
土間収納とは?どんなメリット・デメリットがあるの?
この記事のもくじ
土間収納とは、玄関土間にもうけた収納スペースのことを指します。靴やコート、スキーやゴルフといったスポーツ用品まで収納できるので便利なスペースです。
最近では、玄関に土間を作ってそこをそのまま見せる収納にしたり、趣味の空間として活用する方もいます。
土間収納にはこんなメリットがある!
お子さんが小さいご家庭では、遊び道具を置いたり、自転車を置けるので、お出かけする際にさっと取り出せるのもメリットです。日常的に使うモノだけでなく、防災グッズなどのアイテムもしまうこともでき、災害大国になりつつある日本では有効活用できるスペースですね。
屋外に物置を配置して収納を増やす方法とありますが、靴を履き外に出ないといけないので手間がかかりますが、土間収納なら雨や雪の日でも気にしなくていいのもメリットです。
土間収納のデメリットで失敗したと感じること
- 玄関先が汚れやすくなる
- 湿気やカビの原因になることも
- 玄関やリビングが狭くなる
土間収納には、ガーデニング用品・アウトドアグッズ・お子さんの外遊びグッズ・自転車などを屋外で使うモノを収納するので汚れやすいのがデメリット。
傘やレインコートなど水気のあるモノを収納することもあり、湿気が原因でカビが生えてしまうということも考えられます。
土地の広さや設計によっては、玄関部分が狭くなったり、リビングなどの他スペースが削られることもあります。土地の中で建物を建てられる面積(建ぺい率)が決まっているので、決められた面積の中に土間を設置する以上、避けては通れない問題です。
本当にあった!土間収納の失敗エピソード
これはとあるお宅での実例です。「おしゃれで人とは違う家にしたい!」というご主人たっての希望で土間付きの一戸建てを新築されたAさん。家族構成は、奥さん・3歳の息子さん・0歳3ヶ月の娘さんの4人暮らし。
間取りは玄関を入ったらすぐ土間(横長7畳)、一段上がってリビング(16畳のLDK)、キッチンが仕切りなく続いています。土間の端には引き戸を備えつけ、大き目の収納を設置。
当時、奥さんは「部屋が広いほうが絶対良い!!子どもが走り回って遊べるような間取りにしたいし、落ちても転んでも痛い土間はヤダ!」と主張したものの、聞き入れられず土間が作られました。土間なんてどうやって使うの…..?と思っていた奥さんですが、新居に引っ越し後にこんなことを思いつきました▼
そうだ!息子の自転車置けば雨でも雪でも汚れない♪
ママ
しかし、ご主人は
土間(のコンクリート)が汚れるからダメ
パパ
と一蹴。
これでかなり激しく、長期的なバトルに発展したというお話があります。
このお宅ではリビングから一段(といっても18cm程度)下がって土間がある作りのため、ハイハイし始めた娘さんにとっては少々危ないシーンもあり、目が離せないという奥さんの強い要望に負け旦那さんは柵を付け落下防止をしました。
しかし結局、走り回りたいお年頃のお子さん2人が土間を嫌がることもあり、結局は玄関部分を残し、ご主人がDIYで床を増床したのだそうです。(土間でも走り回っていたころはお子さんの靴下が面白いほどのペースで穴が開いていた、という余談もあります)
ご家族で土間の使い方について納得いくプランを練っておくことも重要ですが…
間取りとして、壁面収納をしたり、階段下も有効活用するための土間などではない場合にはしっかりプランニングしてから土間収納を設置するほうが良いでしょう。
そうでなければAさん家のように、「土間収納作って失敗したー」という実例の1つになりかねませんのでご注意を。
土間収納を失敗しない大切なポイント2つ
まずは土間収納に「何を収納するのか」を決めましょう!しまうモノの大きや数が決まると、必要な広さや間取りがわかります。モノが大きく土地の広さが限られている場合には、屋外に物置を設置した方がいいケースもあるので、柔軟に方法を考えることが可能です。
土間収納のタイプは大きく分けてウォークインとウォークスルーの2種類があるので、収納するモノに合わせて、室内から靴を履かなくてもいいタイプにするか、土足でしかいけないようにするのか考えるといいでしょう。
住宅のプロが解説!土間収納を失敗しない間取りアイデア
ライフスタイルによってご家庭にあった土間収納の間取りに有効なタイプは異なります。参考例としていくつかのパターンを紹介してみますね!
ビルトインガレージは土間収納を有効活用しやすい
1F部分は駐車場があるから狭くなるという場合には、思い切って土間を広くして2階への階段下のスペースを有効活用できるようにする方もいます。
あえてシューズクローゼットを作って空間を仕切る方法もありますが、この方法ではシューズクローゼットだけでなく、玄関先で必要になるものを気軽に収納できる点がメリットです。
玄関先で羽織るコートやジャケット、自転車やアウトドアグッズなどなどをさっと手に取り出かけられるようにもなります。
カーテンや間仕切りで空間を仕切る方法
扉を付けるのも一案ですが、そこまでしなくてもいいかなと思えるのであれば、天井にカーテンレールをつけたり、2mほどの高さの間仕切りで仕切る方法もおすすめです。
オシャレなカーテンなどでさっと目線だけを遮ることで、使い勝手もよくなります。
とくに、土間の収納部分を小さく作る場合には扉を付けることで狭く感じたり、使いやすさに制限がでてしまうことも防げるので便利です。
扉を上手く活用した土間収納アイデア
ある程度の開口で土間収納を作り込める、というなら扉を付けてしっかり区切ることで、土間部分と収納部分を分けて使うのことができます。
気軽になんでもしまえる収納として活用したり、見せる収納スペースとして使用したりするのもいいですよ♪ 「我が家は土間を大きく作りたいぞー!」という方にはおすすめです。
間取りと使い方次第ではリビングの延長として開放的な空間として使うこともできます。
土間収納の使いやすさを高める4つのポイント
土間収納はちょっとした工夫を施すだけで、より使いやすい空間になります。ここからは、土間収納の機能性をアップできるポイントを4つご説明するので、ぜひ役立てみててくださいね!
可動棚にすると土間収納が使いやすくなる
棚は可動式のものがおすすめです。モノの大きさに合わせて棚の高さを自由に調整できるので、子供の成長に合わせて自転車も大きくなるから調整できるから、土間収納スペースを有効活用できます。
土間収納に照明とコンセントを設置すると失敗しない
照明があると、やはりモノを探しやすいですし、DIYが趣味の方であれば、コンセントを設置しておくことでモノ作りもはかどります。照明には天井に埋め込むタイプもあるので、釣具などの長いアイテムをお待ちのご家庭であれば、当たる心配はありません。
最近だと、Wifiのルーターを見えないように土間収納にしまったり、こういうときにもコンセントを設置しておくとその場で使えて、収納の外までコードがでる!こともないのでおすすめです♪
土間収納に扉をつけるか迷った時に考えること
おしゃれな空間、リビングの延長として広い土間を検討されているなら、扉付きの収納がおすすめです。扉をつけると、生活感を隠せるので急な来客が来ても安心ですから。笑
ただ、収納するモノの大きさによっては扉があると、モノの出し入れがしにくくなることも考えられるので、間仕切りだけを設置して使いやすさを兼ねそなえる方法がいいでしょう。
まとめ 土間収納を失敗しないために何をしまうか決めよう!
土間収納は、リビングやキッチンなどのスペースと比べると狭い空間なので「何をしまうか」を考えておかないと、住みはじめてみると「使いにくい」「失敗した!」と後悔してしまいます。
今回紹介した失敗エピソードのご家庭のように家庭内バトルを起こさないためにも、今一度「何をしまうか」を考えて、広さや間取りを考えてみてくださいね。