2階リビングのメリット・デメリット・そしてその対策
↑これ2階リビングです
◆今回はこんな方の為に書いています。
⇒2階リビングを考えている方へ
⇒2階リビングのメリット・デメリットを知りたい方へ
◆今回の記事を読むとこんな事がわかります。
⇒2階リビングの老後の対策方法
⇒2階リビングを広く見せる方法
さて、いきなりですが、1階は家族が集まるリビング、2階は個人の空間、、、という考え方が家を建てる時に一番多いと思います。
しかし、住宅密集地や敷地が広くとれないケースのとき等は2階リビングを選択するという方も増えてきました。空に近い空間で広々開放的に暮らせると言われている2階リビングのメリット・デメリット、老後も暮らせるように対策法を見ていきましょう!
2階リビングを考えているという方!まだ2階リビングを考えたことなかった、、、という方もご一緒に!
2階リビングのメリット
この記事のもくじ
住宅密集地や敷地が広くとれない、、、そんな時に2階リビングは選ばれることが多いと言いましたが、2階リビングのメリットとは?どんな良いことがあるのかな~?
日当たりの確保
リビングは家族が集まる場所。明るい方がよくないですか?住宅密集地で建てるとき、
お隣さんの住宅の影が敷地にかかって、、、日当たりが悪い、、、こんな状況で1階にリビングをもってこようとすると当然、影の影響を受けてしまいます。影は下の方が大きくかかってきてしまいますからね、、、
そんな時に!2階にリビングをもってくるということなんです。2階にリビングをもってこれば窓の位置も高くなりますし、お隣さんの影の影響も大きく受けることを逃れられます。日当たりがいいからこそ家族が自然に集まる空間になります。
プライバシーの確保
1階にリビングがあると、
通行人の視線が気になって、、、外から見えるかも、、、と考えだしたらリラックスすることもできません。その点、2階リビングのメリットは通行人の視線を気にしないでいられること。これはデカい!
また、窓の位置を工夫してお隣さんの視線もシャットアウト。
もちろん!昼間はカーテンなしで生活できます。窓の外にバルコニーや落下防止のフェンスがあれは目隠しにもなるので視線を気にせずに暮らすこともできます。
太陽出てるのにカーテン閉めてるのはもったいないもんな~
とーさん
周りの視線を気にせずにカーテン開けて生活できるのは嬉しい~!!
かーさん
どんな格好でいるつもり??
とーさん
言わせちゃう?♡
かーさん
いや、、、別にいいです。。。
とーさん
遠くの景色を取り入れられる
リビングには大きな窓をもってくることが多いと思います。1階リビングだと道路や他の住宅などがあって景色を楽しめない、、、ということが。お庭に緑を植えて楽しむということもあるのですが、小さな敷地ではお庭の面積を確保しにくいですよね、、、
そんな時!2階リビングは解決案の1つです。敷地の近くの緑、住宅の隙間から見える空、少し高いところに敷地があれば遠くの方まで見ることができます。どの景色をリビングから見たいのかによって窓の作り方はそれぞれです。2階にリビングをもってくることで見える景色が変わってくるかもしれません。
耐震性が良くなるケースもある
リビングは出来るだけ広くしたいと思っている人が多いのではないでしょうか。広くしようとすると柱の数も少なくなってきます。一方、2階リビングにすると1階には個室の空間ができ、柱や壁が増えることになります。そのため住宅のバランスが良くなって耐震性が良くなるケースもあります。
2階リビングのデメリット
2階にリビングをもってくることで多くのメリットがありましたが2階だからこそのデメリットも、もちろんあります。デメリットも押さえて対策法も考えていきましょう。
家事動線がバラバラに!?
家事をする奥さんがとても気にする点なのではないでしょうか?家事がしやすいようにこだわりたいですよね。例えば洗濯をするとき。1階で洗濯機を回して2階のベランダ干す。そこからまた1階の個室にしまう。こんな動線になってくると洗濯にかける時間が増えてしまい、また洗濯物を持ちながら階段の上り下りはとてもきつい、、、
この対策法は、浴室・洗面脱衣室・物干しスペース・クローゼットを同じ階にまとめておくこと。これをおススメします。これがちょっと難しい、、、となったときは浴室・洗面脱衣室・物干しスペースを一緒にしておくと家事動線がスムーズになります。洗面脱衣室・物干しスペースを1つにしてもいいかもしれません。
往復するのはつらいのか、、、
パパ
家事動線はまとまってるのがやっぱり使いやすい!
ママ
2階リビングにしても家事動線はしっかり考えよう!!
パパ
それか、、、これ!かんたくん
子供の帰宅がわかりにくい
2階リビングにすると、1階に子供部屋をもってくる間取りが多くなってきます。そうすると、リビングを通らなくても個々の部屋に入れてしまうので子供の帰宅や外出が把握しにくくなってしまいます。家事をしているお母さんなんかは家にいる時間を2階のリビングで過ごすことが多くなると思います。そうするとなかなか子供の行動を把握することができなくなり、コミュニケーションが取りづらくなってしまいます。
この問題の対策法は、子供部屋はリビングと同じ2階にもってくることをおススメします。こうすることでリビングにいても子供の帰宅や外出が把握できるだけでなく、部屋に行くまでにリビングを通るように設計していけば自然と接する機会ができコミュニケーションが取れるようになります。
老後が大変
2階リビングということは、毎日必ず階段を上がることになります。重い荷物を持って上がるなんてことも、、、もちろん若いうちは何ともない!となるかもしれませんが、老後が、、、不安、、、と思われている人もいるでしょう。この対策法はのちのち
階段の上り下りがつらくなったな、、、
とーさん
年をとって足が上がらない、、、
かーさん
となったときでも困らないように、設計段階で将来ホームエレベーターを設置できるスペースを確保しておくこと。小さいものだと1畳分のスペースがあれば設置できるそうです。いざエレベーターをつけるとなったときにスペースがあるかないかで施工期間も費用も抑えることができます。将来、ホームエレベーターをつけるかも?と今から視野に入れておいた方がいいのかもしれませんよ~。その場合は尺モジュールよりもメーターモジュールの方が良いかも?
2階リビングにすると1階の防犯は
2階をリビングにすると家族が2階に集まることが多くなってきます。そうすると1階は誰もいないことが増えていきます。2階にリビングを!と考えるのなら、防犯面はしっかりとしておくことがポイントです。
窓にはシャッターの設置、玄関は毎回鍵をするなどといった対策をしていきましょう。外部からの侵入を防ぐ近道になります。
※防犯面は2階リビングでない住宅でもしっかりとしておきましょう!!
2階リビングにバルコニー
2階リビングの横に広めのバルコニー空間を設置し、リビングに大開口の窓を設けると開放的な空間をつくることができます。リビングの床とバルコニーをフラットにすればリビング空間が外にもつながっているかのように錯覚を起こさせることができます。天気の良い日は机を出して外でBBQもできますし、まだ子供が幼い時にはバルコニーをでプールもできます。これなら家事をしながらでも子どもの様子をうかがえそうですね!
まとめ
2階リビングは沢山あるメリットを活かして、そしてデメリットは対策法を考えて設計に反映していくと、老後になってからも暮らすことができそうですね。老後になってからの心配は階段の上り下り、、、それは今から、設計段階からエレベーターをつけることを見越していけば、楽に2階のリビングにあがって料理を作って食事をして、、、という暮らしが出来そうですよ~。水害の心配も格段に減りますしね!
2階をリビングにして家族団らんの場所に、1階を個々の空間にしてもいいのかという問題は皆さんがどんなライフスタイルをおくっていきたいかで変わってくると思います。子供とのコミュニケーション、家事動線、これは対策方法がわかれば解決できるものなのが今回わかっていただけたかと思います。どんな景色を見ながら生活をしたいのか、少しでも自然を見ながら食事をしたいのか、お庭があればお庭を眺めて食事をするのか、、、そこも大切なポイントになってくるとおもいます。
2階リビングが正解かどうかなんて他人が決めたり評価する事ではありません!その答えは自分が決める感じるです!