ドレーキップ窓って?メリット・デメリット 個人的主観のまとめ
◆今回はこんな方の為に書いています。
⇒窓選びで悩んでいる方。
⇒ドレーキップ窓について知りたい方。
◆今回の記事を読むとこんなことがわかります。
⇒ドレーキップ窓と引違い窓との違い。
⇒ドレーキップ窓もメリット・デメリット
「ドレーキップ窓」って聞いたことありますか?
日本ではまだあまり聞きなれないかもしれません。
日本で施工されている多くの住宅では左右にスライド開閉する引違い窓が使われています。しかし、多く使用される引違い窓ですが気密性が劣っているとも言われています。レール部分や窓が重なる部分に構造上隙間ができる為、気密性があまり良くない、、、気密性が高い住宅はすべり出し窓やFIX窓を採用している傾向が多いです。
今回はすべり出し窓でも、FIX窓でもなく、「ドレーキップ窓」というものを紹介していきたいと思います。
ドレーキップ窓って?
この記事のもくじ
*ykk ap HP参照*
ドレーキップ窓は、日本ではまだまだ聞き馴染みも使っている物件も少ない、、、
ドイツでは9割がドレーキップ窓というくらい一般的な窓でとても大きなドレーキップ窓も存在するみたいです!!ドレーキップ窓のすごさが何かというと、外部に開くのではなく、内部に向かって開閉できる窓。
そして、1つのハンドルで内開き、内倒しの2通りの開け方ができちゃうんです。ハンドルを90°の角度で止めれば内倒し窓、ハンドルを180°回せば内開き窓になるという、ハンドルの角度で開け方か変えられ、ハンドルを下に下げれば窓がしっかりと閉まり密閉され隙間がなくなります。(メーカーによってはハンドルの向きが異なるかもしれません、、)ということは、気密性が高いということです。
ドレーキップ窓 メーカー
*ykk ap HP参照*
ドレーキップ窓はまだ日本ではあまり見ないといいましたが、取り扱っているメーカーにはリクシル、ykk ap、エクシェルシャノンと聞き覚えのあるメーカーがあります。今回はykk apさんのドレーキップ窓を例に上げさせていただき紹介していきたいと思います。
ドレーキップ窓 ykk ap
「ドレーキップ窓」を始めて聞いた!って方も多くいるもではないですか?実はypp apさんでは2015年10月から「APW430ツーアクション窓」として発売されているんです。
福士蒼汰さんが出演しており、見たことがあるという方もいるかもしれません。内開きできるので掃除も簡単にでき、内倒しで安心に換気もできます。断熱機能世界トッブクラスの樹脂窓です。
ドレーキップ窓のメリットは?
ykk apさんのHPでも紹介させていますが、今回はここでも紹介していきたいと思います。
・防犯性が高い
・高い断熱性能と気密性能
・内側から掃除ができる
この3つについて紹介していきたいと思います。
防犯性が高い
引違い窓は防犯性から考えると開けっ放しというわけにはいきません。その点、ドレーキップ窓は内倒しにした時の隙間は小さい為、外から人が侵入してくることはとても難しいので安心して換気することができます。また、外部側に専用の可動網戸を取付けることができるので外部からの虫の侵入も防ぐことができます。
高い気密性能と断熱性能
気密性や断熱性は冷暖房の効率をよくするためには重要になってくるポイントです。住宅を買うなら気密断熱がしっかりとした住宅に住みたいですよね?よく日本で使用されている窓は、引き違い窓が多いと思います。しかし、引き違い窓を多く使用すると気密や断熱性がおとってしまうといわれているのが現状です。
その理由は、窓と窓にできた小さな隙間!この隙間が気密性を低くしてしまう原因になっています。その一方でドレーキップ窓は閉めた際にしっかりと密閉される為、冷やされた空気、温められた空気が逃げません。この4つの構造で気密性と断熱性を高めています。
層厚41ミリトリプルガラス
アルゴンガス入トリプルガラスの性能を最大限に発揮する16ミリの中空層と層厚41ミリのガラス構成を採用。※空中層は16ミリにならない場合もある。
マルチチャンバー構造
フレームの空中層を増やすことで熱を伝えにくくし、枠、障子の断熱性能をさらに向上。
トリプルエアタイト構造
エアタイトが1点の窓に比べ、3点で空気の流入を防ぐ機構で、高い気密性能を実現。
マルチポントロック機構
四方を囲むロック機構がハンドルと連動して動き、障子を面で枠にさえつける機構により気密性を向上。
内側から掃除ができる
窓の掃除は何かと大変ですよね、、、特に2階は外側が特に掃除しにくくありませんか?身体を乗り出すのも危険ですし、、、手が届く範囲で掃除したり、お掃除グッツを活用したり、いろいろな方法を試行錯誤している方も多いのではないでしょうか。
しかし、ドレーキップ窓は内開きにできるので簡単に外側のガラス掃除をすることができます。2階の窓にはおススメの窓です。また、窓でメンテナンスが必要になった際、内側からメンテナンスができるので足場の準備が不要なので早くて高い費用もかからずにできます。
ドレーキップ窓のデメリットは?
ドレーキップ窓は気密性断熱性に優れている!掃除がらく!というメリットはよく見たり聞いたりしたことがあると思います。じゃあドレーキップ窓のデメリットって?どんなことに注意しないといけないんだろう?
・他の窓より価格が高い
・カーテンやロールスクリーンの取付注意
・家具の配置注意
この3つのデメリットについて解決法を交えながら紹介していきたいと思います。
ドレーキップ窓は価格が高い?
ykk apでも2015年から「ツーアクション窓」として発売されていますが、他の窓に比べて価格が少し高くなかなかメジャーになっていない印象かあります。価格が高くなっているのはやはり使用事例が少ないから、、、?これから多くの方が採用して使っていただけたら安くなるのではないのかな~と思います。
カーテン取付注意
内側に開くからカーテンを取り付けるのは難しいのでは?と考えている方もいると思います。引き違い窓やすべり出し窓ならカーテンを閉めていても閉めて視線や日差しを遮断することができますが、ドレーキップ窓は内側に開くのでカーテンを閉めておくわけにはいきません。
ブラインドを設置したいときは窓枠つけできるブラインドがおススメです。注意することが一点、窓ガラスの大きさのブラインドを選びましょう!大きいサイズのブラインドを取り付けてしまうとハンドルが邪魔してブラインドが閉まらなくなってしまうので注意です。
ykk apさんでは外部に取り付ける目隠しルーバーもあります。目隠しルーバーを取り付けることで内部のブランドが不要になります。これはお風呂などのカーテンがつけられない箇所におススメです。
家具の配置注意
日本でよく使用されている窓は引き違い窓やすべり出し窓なので窓の前に家具を置いても特に困ったことはなかったのですが、ドレーキップ窓は内側に開くので開く範囲を考えたときに窓の前にソファーや棚などがあると内倒しは出来るかもしれませんが内開きは厳しくなってしまいます。(窓の大きさや取付高にもよりますが、、、)ここは設計段階である程度の家具の配置を頭に入れておくとドレーキップ窓にするか他の種類の窓にするのかがわかってきますね。
ドレーキップ窓の網戸は?
日本は網戸がないと虫が入ってい来るから夏窓を開けられない、、しかし、ドレーキップ窓を海外から輸入して使用するとなると網戸の種類が少ない場合があります。これは海外では網戸を使用しないからでしょう。
日本のメーカーさんは網戸を付けることができます。先ほどから例に挙げさせていただいているykk apさんもその一つです。専用の可動網戸の設置ができ、網戸を開けずに窓を開閉することができるので、虫の侵入も防ぐことができます。また、可動なので網戸なして過ごすこともできます。
まとめ
ドレーキップ窓にはデメリットもあると思います。しかし、最初にしっていることができれば対策できることも多くあります。そして、デメリットよりもメリットをお多く感じている人がいるもの事実です。窓のコーディネートもおウチ時間やインテリアを楽しくする一歩です。ぜひドレーキップ窓も検討してみてはいかがでしょうか。
他にも窓についてブログを書いていますのでよかったら読んで見てくださいm(__)m