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散水栓と立水栓の違いとメリット・デメリット・位置について

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散水栓と立水栓の違い
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突然ですが…散水栓と立水栓の違いをご存じでしょうか?

 

今回は注文住宅で新築をされる方、もしくはこれから外構を含むリフォームを検討される方に、ぜひ知っておいていただきたい!外部水栓(散水栓と立水栓)の違いについてお話をします。

 

庭を快適に楽しむためには、外部水栓は欠かせません。実は「もっとこうしておけばよかった!」「住み始めて不便だからリフォームを検討している」と後悔する方が多いです。

 

せっかくお金と時間をかけたのに「失敗した」と後悔をしないために、散水栓と立水栓の違い・それぞれにかかる費用をしっかり把握しておきましょう。また、この記事では散水栓と立水栓のメリット・デメリットも併せて紹介しています。

散水栓・立水栓の違いは?

まず、外部水栓には、大きく分けて「散水栓」「立水栓」の2種類があります。

 

散水栓と立水栓の主な違いは、形状や使用方法です。

 

散水栓とは地中に埋めてあって、使用する際に、地面にある蓋を開けホースを付けて使うタイプの昔からよく家の玄関先で見られるタイプの水栓ですね。たいていのご家庭では玄関先、玄関横の駐車場スペースに配置されることが多いです。

散水栓

散水栓のフタ

 

立水栓とは、地面に柱状の水栓を立てて設置される外水栓設備です。

デザインも豊富にあり、玄関先にあっても素敵なインテリアとして見られるものも増えています。立水栓

立水栓

 

散水栓・立水栓の設置費用

実際に散水栓・立水栓を設置すると費用はどのくらいかかるのか気になる方も多いので、2つの設置費用について説明します。

 

まず、散水栓の費用相場は約2万円〜7万円です。配管の延長が必要な場合や地面の状況や設置場所によっては、追加の工事費用が発生するので、予算が前後することは押さえておきましょう。

 

次に、立水栓の設置費用の相場は約11万円程度です。立水栓は散水栓とは違い、構造的に水栓柱と水受けが必要となるため、その分コストも高くなります。また、立水栓は多くのデザインや機能があるため、選ぶ商品によっても料金が変わってくることも覚えておきましょう。

散水栓のメリット・デメリット

散水栓のメリット

散水栓のメリットは立水栓と違い、設置するためにスペースを確保する必要がない点です。そのため、自宅の庭など限られたスペースでも設置することができます。

 

ボックスごと地面に埋め込んであるため使用しない時は、ホースを外して蓋を閉めてしまえば、スッキリ収納できるため家の外観にも影響しません。また、つないだホースを伸ばせば、散水栓から離れた場所でも問題なく利用できます。

散水栓のデメリット

散水栓のデメリットは、頻繁に利用する場合や気軽にさっと使いたい時には不向きな点です。

 

使うときは、毎回かがんでボックスの蓋を開けてホースを取り付ける必要があるため、「使用頻度が高い」「少し手を洗いたいだけ」の場合には面倒に感じるでしょう。

 

さらに、蓋が閉まるタイプでもホースを差し込んだままにしておくと雨水や泥が入り込み、害虫が湧いてしまった!なんてこともあります。

▼散水栓はこんな人におすすめ

  • 使用する頻度が少ない
  • ホースの付けはずしが面倒に思わない
  • 立水栓の設置が難しい人

立水栓のメリット・デメリット

立水栓のメリット

立水栓の大きな魅力は、使い勝手の良さです。高さがあるため手を洗ったり、じょうろに水をくんだりする際に、体をかがめることなくスムーズに使えます。

 

水栓のレバーやノブは、子どもでも使いやすく設計されていることが多く、水流の調整も簡単にできるため、夏場の子どもの水遊びでも大活躍すること間違いなし!

 

また、温水工事をおこなえば、お湯が使えるようになるため、快適に散歩後のわんちゃんの足を洗ってあげられます。さらに、水受けを設置した場合は、流れてくる水で足元が濡れるストレスがないことも嬉しいポイントです。

 

立水栓は見た目がスタイリッシュで、庭におしゃれな雰囲気を加えることができるのも大きなメリットです。

立水栓のデメリット

立水栓のデメリットは、一度設置すると動かせないことです。

 

設置には一定のスペースが必要で、狭い庭や通路では邪魔になることがあるため、設置場所をよく検討する必要があります。また、寒い時期には蛇口が露出していると水が凍り、蛇口や水道管が破損する可能性があるため蛇口部分に布を掛けるなど対策が必要です。

 

さらに、立水栓の水栓柱やガーデンパンは色やデザインが豊富なので、選ぶ商品によってはリーズナブルなものから高額なものまであります。一般的に、散水栓に比べると立水栓の設置費用は高くなる場合が多いです。

 

素敵だと思って予算を考えずに選ぶと、想像以上に費用がかかってしまった!なんてこともあるので、注意してくださいね。

▼立水栓はこんな人におすすめ

  • 植栽の水やりをする人
  • ペットの足洗をする人
  • 高齢のご家族がいる人

散水栓・立水栓の位置はどこがベスト?

散水栓と立水栓は、それぞれの設置場所によって使い勝手が大きく変わります。

 

どこに設置するのが最も便利なのか?散水栓と立水栓のベストな位置についてご紹介します。

散水栓の位置

注文住宅を考える方の多くは家の外観に関してもデザインにこだわりがある方が多いのではないでしょうか。

 

実際弊社オーナーさんは皆さん各所にこだわりを持ってらっしゃいます。散水栓は先ほどもお伝えしたように地面に埋め込み、蓋を閉めれば外観に影響を与えることはありません。

 

庭部分に設置する外水栓として設置するよりも、玄関先に万一の際、水栓がほしい時の為に設置するほうがおススメです。玄関先で水が必要な時とは、玄関内部を水洗いするときですね。

 

しかし、玄関内部を水洗いすると玄関コンクリートの下、基礎コンクリートに水が浸水してしまう恐れもあるので、使用する場合は少量の水にしてくのがベストです。新築時に散水栓が無くて、住みだしてからどうしても散水栓が欲しい!となった場合、給水管工事が必要になるので専門業者さんに頼む方がほとんどです。

 

以下では、専門業者さんに頼んだ際の工事の流れを簡単に説明しますね。まず、設置場所を掘り下げ、敷地内を断水した後で給水管を分岐させて設置場所までつなぎます。そして、散水栓用の蛇口を取り付けた後に散水栓ボックスを設置する流れです。

 

仮に後から散水栓を増設するとなると…業者さんによっても費用はピンキリで幅がありますが、8万円から16万円弱かかることが多いようです。

立水栓の位置

立水栓を設置する位置に関しては庭部分、デザイン的に許容できるのであれば玄関先にもあっても便利です。

 

しかし、これらは土地と建物の位置関係から来る庭と駐車場スペースとの関係が大きく関わってきます。たいていのお宅では外構に2か所ほど水栓を配置されますが、基本的な設置個所は外部計画に対角に2つの水栓を配置すること。

 

なぜなら、ホースの長さで家の周り1周カバーできるので、どうしても気になる汚れなどがあったときにもホースさえ伸ばせばさっと掃除することができるからです。まあ、今ではケルヒャーというものがありますが(笑)

 

ちなみに一つ付け加えておくと、排水パンは必ず設置しなくてはいけないわけではありません。立水栓だけでもOKです。土にしみこんで自然と排水されますからね。とはいえ、お隣に迷惑をかけてしまうことが考えられる立地の場合や排水が悪い地盤などの場合には付けて置くことで迷惑をかけたり、どろどろに汚れてしまうことは避けられるので、ケースバイケースで考えて大丈夫です。排水パンの代わりに砂利を敷く方法もありです。

 

ただし散水栓は外観に影響しない分、使い勝手が…というお話をしましたが、立水栓は常に柱が地中から出ています。

 

そのため、洗車をするときは必要だから水栓を配置したい方は駐車場のスペースを踏まえて考えると良いです。おすすめは壁際です

立水栓

今は車が小さくて余裕があるけど「将来大きなファミリーカーに買い替えを検討するかもしれない」という可能性がある場合は、邪魔にならないように散水栓にしておくほうが無難です。

おしゃれな立水栓はこれ!

おしゃれな立水栓は、庭やエントランスに素敵なアクセントを加えるアイテムです。
デザインや機能が豊富にあるため、自分の好みに合った立水栓を見つけてくださいね。
今回は、以下のおすすめの立水栓メーカーを3社ご紹介します。

  • カクダイ
  • サンワカンパニー
  • ニッコーエクステリア

カクダイ

カクダイのHPはこちらです

散水栓・立水栓以外の水栓金具一式あります

 

サンワカンパニー

サンワカンパニーのHPはこちらです

シンプルなものが多い印象です。

 

ニッコーエクステリア

ニッコーエクステリアのHPはこちら

伸縮式が良いですね~。お客様からの評判も良かったです。まさに散水栓と立水栓の良いとこどりって感じですかね。

散水栓から立水栓に変更できる?かかる費用は?

散水栓と立水栓はそれぞれ形状や使用方法が違うため「新築時は散水栓だったが、数年たって立水栓に交換したい」という方もいるのではないでしょうか。

 

散水栓を立水栓に交換することは可能です。散水栓から立水栓に変更する費用相場は、約2万〜8万円です。内訳は、工事費用・本体費用・交通費や駐車場費用などの諸経費になります。

 

YouTubeで調べると簡単にDIYで交換する方法などもあるようですが、取り外しや取り付けには工具や材料などの準備が必要になりますし、地域によって異なる法律や規制がある場合があります。

 

また、配管の接続や水栓柱の取り付けが不十分だと、漏水の原因になる可能性もあるため、専門家に相談するか、プロに設置を依頼することをおすすめします。

庭を快適に楽しむ方法のまとめ

ここまで2種類ある外水栓『散水栓と立水栓』について解説してきました。

 

それぞれのメリット・デメリットとなる部分も含めて紹介しましたが、お宅にあった外部水栓はどのタイプか検討する材料となれば幸いです!特にデザイン面が豊富に用意されている立水栓についてはオシャレなものも多くなっているので、おすすめをピックアップしてご紹介しましたが…まだまだ豊富にあります!

 

使い勝手の面からも設置場所についてはしっかり検討していただくことを忘れずに、快適な外水栓を設置してくださいね。

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