快適に使えるトイレの寸法やコンセントの話と収納棚
毎日使うトイレの事、なのに、、、あまり考えた事がない最適な寸法(広さ)やコンセントの話。
トイレは毎日、何度も立ち入るスペース。中には【トイレでこそ寛ぎたい…】という方もいらっしゃいますよね。
家を建てる、また自宅のトイレのリフォームを検討しているという方のためにトイレについて知っていただきたい情報をまとめてみようと思います。
◆今回はこんな方の為に書いています。
⇒現在新築検討中でまさに図面化している方へ
⇒トイレをリフォームする方へ
◆今回の記事を読むとこんなことがわかります。
⇒ちょうど良い広さがわかります
⇒自分で収納棚出来るかも?
快適に使えるトイレの広さってどのくらいなのか、どんなトイレ(メーカー)があるのか、トイレにあったら嬉しい設備や棚のDIYなどなど気になる情報をまとめてお届けしてみますのでチェックしてくださいね。
快適に使えるトイレの寸法と最小限の広さ
この記事のもくじ
窮屈に感じてしまうトイレではゆっくり用も足せませんよね?写真位広さがあると良いのですが、なかなかそうは行かないものです。。。
とはいえ、土地の大きさ、必要な部屋数や広さを優先していくとトイレのスペースがかなり限られてしまうこともあります。でも…トイレは必需設備!来客時にも大活躍する?!スペース。
まずは最低限必要な広さについて把握しておきましょう。
最小限必要なトイレの寸法とは
トイレの広さを決めるための一般的な基準として、まず用を足した後、身支度を整える為に必要な奥行きが40センチといわれている点をおさえておきましょう。
戸建てと違いスペースが限られる分譲マンションなどではトイレも広さが限られてしまうこともあって、少し窮屈感を感じることもあるかと思います。
分譲マンションにおける一般的なトイレの寸法は
『幅80㎝ × 奥行き120㎝』の0.4坪といわれています。戸建て住宅の一般的な広さと比較すると少し窮屈に感じることもありますが、用を足して身だしなみを整える作業も特に問題ない広さです。
戸建て住宅の一般的なトイレの寸法とは
分譲マンションなどより、ゆとりをもった一般的な戸建て住宅のトイレの寸法は『幅80㎝ × 奥行き160㎝』の0.5坪といわれています。
※1階はこの広さだけど2階のトイレは分譲マンションのサイズということもあったりします。
奥行きが40㎝広くなりますから、手洗いスペースやトイレットペーパーなどの収納棚を設けるご家庭も多いです。
バリアフリー・介助や車椅子で使用可能なトイレの寸法について
では次に、車椅子や介護のことを考えて広めのトイレやバリアフリーを希望される場合の目安としては、『幅120㎝ × 奥行き160㎝(バリアフリーの場合)』
『幅・奥行きともに160㎝~180㎝(車椅子や介助スペースが必要な場合)』
となっています。
スペースが限られてしまう場合におススメのタンクレストイレ
デザイン面でスッキリした印象のタンクレストイレも最近どんどん増えてきていますよね。タンクレストイレはタンクがない分、奥行きが限られてしまうケースでもトイレ空間に少しゆとりを持つことができます。
タンクがなくなることで生まれるゆとりは約10㎝です。タンクレストイレに限らず結局は便器の奥行きに注目です。
ただし戸建て住宅は分譲マンションなどと比べて水圧が低く(エリアによりますが)、2階にはタンクレストイレが設置できないケースもあります。メーカーによっては低水圧対応のタンクレストイレもあるので、後程紹介します。
トイレにもコンセントは必要?
トイレにコンセント、温座やシャワートイレを設置することが当たり前の今ではかならず一つはコンセントがありますよね。
家を建てる際にはこれで十分、と思っていたけれど後からコンセントを増設したいという方がいる、ということも知っておくと良いかもしれません!
例えば…
「近くにコンセントがなくて掃除が大変」
「電気式の芳香システムを設置したい」
こんな場合にはコンセントが必須。
一つ絶対にお伝えしたいのは「コンセントがないからと言って延長コードはダメ!!」ということ。
トイレは水がありますから、もしもの事故が起こったらとても危険だからです。
増設するにあたって、差込口を増やすだけで済むなら数千円の負担で済みますが、もし配線からとなると2,3万円かかってしまうことも。ですから事前に余分に1つ、2つコンセントを設置しておくのもおすすめです。
こんなトイレ(メーカー)があります!
トイレと一口にいっても色々なメーカーがあります。
ここでは中でも人気のメーカーを中心に、またおススメできる機能・デザインのメーカーをご紹介していきます。
TOTO
ネオレストやピュアレスト、レストパルが人気で、トイレといえば思い出される方も多いメーカーのTOTOから紹介します。
汚れにくい、掃除しやすい、匂いずらいなど機能面でも衛生面でもこだわった機能が充実しているのがTOTOです。特にトイレは便座のフチに汚れが付きやすいですがフチなしなので掃除がとにかく楽になります。
汚れにくいようにプレミストがついていた李、材質も汚れが付着しにくいものを使うなど衛生的!昔から続くメーカーだけあるな、と納得の機能性とすっきりしたデザインでおしゃれなトイレを希望される方にもおすすめできます。
INAX(リクシル)
カラーバリエーションでも定評があり、かっこよいトイレを目指したい方が好まれるブラックも用意されているサティスが人気のINAX(リクシル)。
トイレで用を足していて、はねるのが気になる!という方も多いと思いますがINAX(リクシル)では泡クッションという画期的な機能があるのでその心配がなくなります。
TOTOとはまた違った機能ですが、汚れにくさ、消臭機能などにもこだわっていて、中にはリラックスミュージックやトイレ内の暖房機能まで備えたものもあります。トイレ空間の消臭にもこだわっているので、とにかく快適にトイレを済ませたい、かっこよく見た目にもこだわりたいならぜひチェックしてみてください。
パナソニック
家電メーカーのパナソニックも、かなり機能・デザインにこだわったトイレを作っていて、特に人気があるのがアラウーノシリーズです。
ディテールにこだわり、跳ねにくいだけでなく汚れが飛び散らないよう設計されていて、先ほど紹介したタンクレストイレの低水圧対応タイプもだしているのがパナソニック。
汚れにくさに強いこだわりがあるのはもちろん、空気清浄機で培われたノウハウもしっかり生かされトイレ空間を快適に保ってくれる機能性も魅力です。全自動おそうじトイレのアラウーノ、お掃除時には中性洗剤を自動注入してしっかり洗ってくれるのですが、スマホアプリからもお掃除が指示できるのでうっかりしてしまっても安心!
ジャニス工業
業界最小クラスでかわいらしさが魅力のスマートクリンシリーズ、女性の支持が高いトイレの1つです。
空間が限られてしまう、でも機能にもこだわりたいし、おしゃれなトイレが良い、そんなわがままもしっかり叶えてくれます。コンパクトな分従来のトイレの70%節水を実現しているのもポイント!
限られた空間をできる限り快適に!掃除もしやすくて汚れにくい、それでいて蓋もオートで開閉してくれる機能性もジャニス工業の魅力です。
オシャレ&快適なトイレ空間のための棚DIY
オシャレ!でも使い勝手もよい♪そんなトイレをDIYで実現できるアイディアも最近では色々公開されていますよね。掃除道具や予備のペーパーなどトイレの中に収納しておきたいものもあります。
日常的に使うものだからこそ出し入れしやすいことも大切ですよね?!というわけで素敵な、かつみなさんが簡単にできるなアイディアを実例として紹介させていただきます。
タンク上のスペースを有効活用するアイディア
トイレのタンクの上は何もない、何もしていないご家庭も多いかもしれません。中には作り付けで棚を、と御所望される方もいらっしゃいます。
さらにこだわってこのように扉を付ける、という手間をプラスすれば目隠しにもなりますね。このような棚を1つ付けるだけでも、予備のペーパーを置いたり小物入れにしまって掃除道具の保管場所とすることもできます。
まさかの突っ張り棒でできる簡単設置の棚DIYアイディア
出来上がり画像から見てください。
これがまさか突っ張り棒でできているなんて…誰も思わないのではないでしょうか?家づくりをしている立場から見ても…アイディアに脱帽です。
(画像はどこかからの拝借です<(_ _)>何かありましたらすぐに削除します)
とは言え、このアイディアは凄いです。
この方はワイヤーネットやアンティーク感のある色味をこのように上手にまとめてかっこよいイメージにされていますが、アレンジ次第でいかようにもできそうです。
これ、どのように作られているかわかる画像を載せさせていただくと…本気でびっくりしますよ?これです!!
えーーー突っ張り棒だけなのーーー?!という声も聞こえてきそうですが、これなら工具がなくてもできちゃうじゃないですか?!
突っ張り棒なのであまり重いものは危ないかな…という気もしますが、これならちょっとした収納としていろいろな場所で応用できそうですよね。
まとめ
トイレに最小限必要な広さ、快適に使える寸法にはじめ、デザイン・機能に優れたメーカーやその特徴もご紹介しました。
そのほかいろいろなアイディアでトイレを快適かつオシャレにDIYされている方のアイディア例もご紹介しましたが…みなさんはどのようなトイレが良いなと感じていらっしゃるでしょうか?
スッキリとしたホテルのようなゆとりある空間ももちろん素敵ですが、自宅だからこそ安らげて快適な清潔空間が良いという方もいらっしゃるでしょう。皆さんが快適に毎日を過ごせるトイレ作りに、こちらの情報を役立てていただければ幸いです。
たかがトイレではなく、トイレは設計時でもおろそかになりがちな箇所ですので、だからこそ気を配って狭すぎずそして手抜き?にならないようなちょっとしたアイディアが欲しいところです。アイディア次第でお金をかけずに棚なんかも作れてしまいます。