壁の下地は自分で探せる!?
◆今回はこんな方の為に書いています。
⇒自分で棚を付けたい方
⇒下地の探し方を知りたい方
◆今回の記事を読むとこんなことが分かります。
⇒下地の探し方
⇒ぐらぐらしない棚が付けられる方法
こんな経験ありませんか?棚やタオル掛けを壁に取り付けようとした時、
あれ?釘がしっかりとまってない?、、、 あれ?ぐらぐらしておちてきそう、、、こんなふうに取り付けられなかったことありませんか?
なぜこうなってしまうかというと、壁の下地材にしっかりとビスが固定されていないから!こんな事にならないように、今回は下地材をどう探すのか、下地材を探すことが必要な理由を紹介していきたいと思います。
下地とは?
この記事のもくじ
まずは下地とは?どんな間隔であるの?何なの?と思われる方もいると思います。
木造住宅の多くは下地となる柱を910㎜(455mm)の間隔で配置しています。そしてその柱をまたぐようにプラスターボードというパネルが取り付けられ壁となっています。910㎜間隔で配置された柱の間はプラスターボードの後ろに断熱材が入っているだけの空間になっています。プラスターボードだけではビスの先が貫通してしまい、すぐにぐらぐらになってしまうのです。せっかく固定したのにぐらぐらになってしまうのは危ないですよね、、、。
そのために910㎜間隔に配置されたしっかりとした柱にビスを固定するために、下地探しは重要になってきます。
下地探しとは?
下地探しとは、住宅の壁、天井などに棚やレールを取付ける時などに下地を探すものです。下地の間隔はある程度決まっていますが目視で下地を探すのはとても難しい、、、。感が良い方は壁を叩いた時の【音】で判断できますが、慣れていないとその音の違いもなかなか判別がつきにくいものです。
因みに音の違いは
下地があるところでは鈍い音(詰まっているような音)。
下地のない所は軽い音(空洞な感じの音)です。
下地を探してしっかりと固定できれば棚、タオル掛けなどがぐらぐらしないでつけることができます。
下地を探すのが必要なのは?
下地探しが必要な理由として、棚やタオル掛けなどを取付けるときにプラスターボードだけではしっかりと固定することができずに、グラグラとなってしまう原因になるからです。最悪の場合取り付けた棚ごと壁がもげます。
多く場合住宅の壁や天井には12.5㎜のプラスターボードが使用されていますが、プラスターボードの厚みや材質では、しっかりとビスを固定することはできないのです。そのため、プラスターボードの後ろにある柱にしっかりとビスを打ち込まなくてはなりません。
下地探しの仕方
下地探しをする時、お引渡し後の点検時に使用させていただくことが多いのは、壁に針を刺して探すタイプのものを使用させていただいております。これは、ホームセンターやインターネットで購入できるもので、使い方はとても簡単!
プラスターボードは針が刺さりやすく、木材に針が当たったときは針が刺さらないという仕組みです。簡単ではありますが、下地のサイズまでは一度刺しただけでは把握できません。慣れていないと何度も針を刺してしまい、壁が穴だらけ、、、なって事にもなってしまうかもしれません。こんなことにならないように壁を叩いてみることをおススメします。叩いていただくとわかりやすいと思いますが、柱がな場所は軽い音?といったらいいのでしょうか?音が微妙にちがいます!
針で刺すタイプのこの下地探しの欠点は、、、あまり あっちもこっちも刺しすぎるとその針の穴が目立ってしまう事ですのでその点はご注意くださいね。
センサーで下地を探す
センサータイプの下地探しはプラスターボードの部分と下地のある部分で素材の厚みが異なるのをでセンサーが感知し教えてくれます。また、上から壁をなぞるだけで下地を見つけることができるので、壁を傷つけずに下地の位置を確認することができます。ホームセンターで販売されているセンサータイプの下地探しは価格がピンキリ、、、
住宅のプラスターボードは12.5㎜なのでそんなに高価なものでなくても十分下地を探すことはできると思います。センサー下地探しの使用方法はとても簡単です。まず下地のなさそうな箇所にセンサーを押し付け、スイッチを入れます。
ここで一点注意です!
この時点で下地のある場所からスタートしてしまうとエラーになってしまうみたいなので注意しましょう!!
壁を叩いてみて音の軽い場所?を見つけて見ましょう。ゆっくりとセンサーを動かしていくと音や光で反応してくれます。反応した位置にマスキングテプなので印をつけておき、下地がどの範囲で入っているのかを確認しましょう。下地が柱の場合は約100mm程度の寸法になりますよ~!
下地探しは100均にあるもので!?
下地探しは基本的にホームセンターやインターネットで購入するのが、100均には下地探しは販売されていないと思います。しかし、DIYをしている方の多くが100均のあるものを使用して下地を探しているようです。それは、誰もが一度は見たことがある「磁石」。
100均の強力な磁石を使用すると、プラスターボードがとまっているビスの位置が把握できるということです。どれくらい強力な磁石を使うか、、、。磁石がくっついたとしても、磁石だけでは下地の大きさまでを把握することは難しいかなと思うので、先ほど紹介した針タイプの下地探しやセンサータイプの下地探しと一緒に使用することをおススメします!100均にはまだまだ使用できそうなものがあるかもしれないのでチェックしておくといいかもしれませんね!
(100均の発達には驚きが隠せませんね!)
スマホのアプリにも下地探しがある!?
先ほどまでは下地探しの道具の紹介をしてきましたが、今はスマートホンのアプリにも下地探しがあるそうです!!(使ったことないですが)
すごいですね!びっくり!
音や光で下地の位置を確認するのではなく、壁の中が透けて見えるというアプリ!!壁の裏側の柱はもちろん配管、配線、ネズミなどの生き物の存在まで分かるという優れものも!?
価格的には12,000円位らしい、、、。安いが高いかは自分次第ですね、、、。
最近はDIYも流行っているのでアプリも変化してきているようです。スマホアプリなら、家にいながらすぐにダウンロードできるのですぐに使えて便利ですね。中が透けて見えるなんてまるでド〇〇もんの秘密道具見たいな世界ですね!
針タイプ、センサータイプ2つを使用して探す
壁に針を刺す針タイプとセンサーで探すセンサータイプがありましたが、どちらも強みが異なるので2種類を組み合わせて使用することもいいと思います!こちらの探し方は確実かも、、、
なぜかというとセンサータイプは石膏ボードと木製の壁に使用できる下地センサーなのですが、壁の裏に隠れている材質を知ることはできませんし、石膏ボードの厚みを知ることもできません。なので、針タイプと組み合わせて使うことにより正確に下地を知ることができます。
まとめ
紹介したように針タイプとセンサータイプを使い分けることをおススメします!センサータイプで下地のおおよその位置やサイズを確認し、針タイプで石膏ボードの厚さを確認してビスのサイズやとめる箇所を決めていきましょう!!それぞれの長所をうまく使い分け下地を探してみましょう。
新築を現在施工中、打ち合わせ中の方は、将来棚を付けるかな?と思う箇所にあらかじめ下地を入れていただくことをおススメします!!もし新築時に下地を入れ忘れたとしても下地を探すことができれはDIYの幅も広くなるので自分の部屋やリビングを楽しくカスタムしてみてください。
因みにある程度の重さなら下地が無くてもこういうアンカーを使えば取り付けれるものもあります。
中空アンカー
これをつけるのにはある程度の技術?がいるのでそれはそれでまたご紹介します!