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ビルトインガレージのある間取り 後悔ポイント 

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車を修理する男性
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車大好き!バイク大好き!というお客様、住宅密集地だけどなんとか敷地内に車をおいておきたい…という場合にビルトインガレージをご希望されるケースがあります。個人的にも建て替えるなら【平家でビルトインガレージ】をと勝手に野心に燃えております。もちろん耐震や温熱環境の性能は担保した上での話です。

 

近年ニュースに取り上げられることも多く、自宅駐車場に置いているにも関わらず嫌がらせやイタズラの標的にされてしまたり、最悪の場合は盗難なんて事も起こる昨今の世。今回はそんなリスクも回避できるビルトインガレージについて。

 

ビルトインガレージの良さ[/keikou]は防犯面以外にも「雨が降っても車から家の中までぬれずに移動できる」とか、「小さい子供や介護が必要な家族がいるときでも濡れない」ということで検討されるケースもあるのでは??

 

ここでは「ビルトインガレージを作る場合の間取りのポイント」について解説しながら、家を建てれば必ずかかる税金、、、それは「固定資産税」。ビルトインガレージも固定資産税がかかりますが、それをなんとか節約するためにも重要な情報をまとめてご紹介してまいります!

 

ぜひこれからの家づくりの参考にご覧いただければ幸いです!

◆今回はこんな方の為に書いています。

⇒ビルトインガレージを検討中の方へ

⇒固定資産税を軽減したい方へ

◆今回の記事を読むとこんな事がわかります。

⇒ビルトインガレージの良さがわかります。

⇒間取りの注意点がわかります。

ビルトインガレージの間取りパターンと注意点

ビルトインガレージ

では早速!今の段階で、あまりビルトインガレージに過度な期待を持ってしまうと後々、、、「こんなはずじゃなかった〜」となりがちなのが、このポイント↓

 

 

ビルトインガレージを作る場合に知っておきたい注意点からご紹介していきますね。

 

  • ビルトインガレージのシャッターの開け閉め音は思ったより気になる
  • ビルトインガレージ内の車の音も結構響きます
  • 家の中までの動線がいまいちで後悔しがち
  • 悪天候時、手動シャッターで面倒に感じる

 

この4点は特に後悔に繋がりやすいポイントです。

 

音というのは気になる人、気にならない人で個人差が本当に大きいので問題になってからリフォームと簡単にはいかないだけに、しっかり検討すべき問題でもあります。家族間のみならず、ご近所トラブルに繋がってしまうことも怖いですからしっかり確認・検討しておくことをおすすめします。しかも人の家のシャッター音は自分達の生活リズムと違う場合が多いので、一回耳障りに感じるとず〜と気になり続けます。

 

ビルトインガレージでの車のエンジン音、シャッターの開け閉めをする音というのは本当に意外なほど響きます。音が気になるなら、寝室や子供部屋等静かに過ごしたいスペースはできるだけビルトインガレージと距離を空けて配置するのがベターです。

 

またシャッター音に関しては意外に感じる方もいらっしゃるかも知れませんが、ご近所トラブルになることも多いようで、気になって開けっ放しにしているなんて言うケースもあるほど。電動シャッターにすると開け閉めの音が静かになる、悪天候でも便利というメリットもありますが、費用面では手動ほどお手頃とはいかない為、予算と併せて検討すべき問題・・・。

 

などなど…といったポイントを踏まえつつ、間取りについても考えていきましょう!

ビルトインガレージのある間取りのポイント

外観

 

ビルトインガレージがあっても快適に過ごせる間取りのポイントをまとめてみます。

1Fを全てビルトインガレージにする場合

このパターンは市内の狭小地で多く見られる傾向が強いと思います。1Fはガレージ2Fはリビングと水回り、そして3Fに寝室や子供部屋等静かに過ごしたい部屋は3F部分と。音の面から考えると理にかなっています。

 

ビルトインガレージの真上にあっても余り気になりにくいのは日中過ごすリビングや、キッチン、トイレやお風呂といった水回り。

 

1F部分を全てガレージとする木造の場合はしっかりと構造材の許容応力で無理のないスパン(長さ)を確保し無理なく作ること。まずはこれが基本です。目安としては幅は2間(3640mm)。それ以上になる場合は特別な工法や部材が必要となる場合もあります。あとは上階の間取りにも関係してきますのでそこは設計士さんと要相談。

 

ガレージも広くなるこのケースならでは、車に関連するものに限らず、外で使うものの物置スペースとしても活用できる空間としても考えることもできますね。スペースがある分、玄関に回らずとも、そのまま室内に入れる出入口を設けるケースも多いです。

1Fの一部分をビルトインガレージとする場合

ビルトインガレージの音問題を踏まえて、お風呂・トイレといった水回りを残る1Fスペースに設置するケースも多いでしょう。

大きくスペースが残せるのなら、ビルトインガレージのすぐ奥をトイレ・お風呂・洗面所として、さらにその奥の部分に寝室を持ってくる、ということもできます。

間にスペースを挟む分、騒音についても緩和されます。

ビルトインガレージのある間取り【平屋の場合】

平屋平屋でビルトインガレージを設ける場合にはこのような間取りはいかがでしょうか。

 

玄関の横にビルトインガレージ、ガレージのすぐ奥にトイレ、お風呂、洗面所、キッチンの水回りを集結させてしまいます。【ビルトインガレージ(玄関) ⇒ 水回りゾーン ⇒ リビング ⇒ 寝室や各自の居室】

 

という流れにすると音も気になりにくく、間取りもスッキリ配置でき、買い物帰りの動線もスムーズで、居室もとりやすいでしょう。

 

中庭も検討されていらっしゃるなら、水回りゾーンの前後で中庭を設けるとすることでより、音が気になることが減り、買い物帰りなどの動線もスムーズになりますよ♪

ビルトインガレージにかかる固定資産税は延べ床面積での割合によって変わる

お金

ビルトインガレージの面積によっては固定資産税が高くなります。土地を購入して家を建てる場合、様々な計算をして家をたて、その価値を評価した結果固定資産税がかかる、ということになりますよね。

 

ですがビルトインガレージを含む戸建て住宅の場合、【延べ床面積の1/5を超えない場合にはビルトインガレージ部分は延べ床面積に含まない】で計算してくれるということなんです。

 

簡単に言ってしまえば「延べ床面積の1/5を超えなければ固定資産税は安く済む」ということ。逆に延べ床面積の1/5以上の面積のビルトインガレージを作ってしまうと、その分の延べ床面積として含んで算出されてしまうため、固定資産税は高くなります。

 

ただし、ビルトインガレージ内の造作や設備にこだわりすぎて居室として認定されてしまうと、評価額に反映され、結果的に固定資産税が高くなる要因になることもあるので、心配な場合には建築士と相談しながらプランを練ってみてください。

ビルトインガレージ部分は建蔽率に含まれます

ビルトインガレージ

 

上で「延べ床面積の1/5を超えなければ、ビルトインガレージは固定資産税の緩和措置が受けられる(容積率に含まれなくなる)」ということをお伝えしました。

 

 

とはいえ、除外できないのが建蔽率

 

土地の大きさに対してどれくらいを家として使ってよいか、ということを示すものですが、これに関しては除外されませんので注意してください。

【あくまで除外されるのは固定資産税の計算上の問題だけ】で、建蔽率を超えてビルトインガレージを設けることはできません。

猫

ビルトインガレージの寸法目安はどのくらい?

ビルトインガレージを作る場合、車1台であれば【5.5坪~6坪 : 3m×6m=18㎡】ほどが適切と言われています。車いじりが趣味、またスタッドレスタイヤやメンテナンスのための色々なものを収納したい、などを考えると【8.5坪~9坪 : 4m×7m=28㎡】あると良いでしょう。

 

また、車2台を収納できるようにと考えるのであれば、【11坪~12坪 : 6m×6m=36㎡】。余裕のあるスペースで考えるなら【14坪~15坪 : 6.5m×7m=45.5㎡】とちょっと現実的ではないサイズ感になってきてしまいますが、目安としてはこのくらいとされています。

 

一般的な戸建て住宅の面積と併せて考えても…そこまで大きなビルトインガレージを作ってしまうと固定資産税もかなりかかるので現実的とはいえないでしょうか。。。また大きくなるとその分補強するために建材なども必要になりますから、当然施工費用も高くなってしまいますのでこの点も注意が必要です。

まとめ:ビルトインガレージと固定資産税と音問題

ガレージ

ビルトインガレージに憧れて注文住宅を検討する方もいらっしゃいます。車が大好きな方なら特に、大事な愛車を守り、慈しむためのスペースとしてビルトインガレージが欲しい!と思われるでしょう。

 

そうではなくても、雨の日の車の乗り降り買い物帰りの荷物の搬入介護をするとき、お子さんがいらっしゃるご家庭においてもビルトインガレージの存在は十分意義のあるもの。

 

とはいえ、音問題ではガレージ内の車のエンジン音のみではなくシャッター音が近隣への迷惑になることもあるということは要検討事項です。その場合にはコストはかかってしまうものの、雨でも安心な電動シャッター高いけど有効、ということと併せて、音が静かなシャッターを検討することも有効。

 

延べ床面積の1/5以上の面積のビルトインガレージにすると固定資産税も増額されてしまうということもポイントとして抑えておいてください。

 

家の間取りを考える上でのポイントも含めて、参考にしていただき後悔のないビルトインガレージのあるお家を完成させていただければ幸いです。

 

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