紙クロスのデメリットと対策。上から塗装します!
注文住宅の打合せをさせて頂く際に、
盛り上がりながらも悩ませてしまうポイントが多々あります。
そのうちの1つが「クロス選び」です。
選んで頂いたクロスで壁、天井に貼られ、お部屋の雰囲気に直結してくるので
悩んでしまうものです。
クロスのカタログを見て頂くと色や模様が何パターンも掲載されている為、
これもなかなか判断力を鈍らせます。
そんなクロスですが、大きく区別しようとすると、どんな材料でできているかで区別できます。
「珪藻土クロス」、「紙クロス」、「ビニールクロス」などそれぞれの原材料が違いますが、
ここでは、「紙クロス」についてご紹介できればと思っております。
「紙クロスについて」
この記事の目次
- 紙クロスとは?
- 紙クロスのメリット
- 紙クロスのデメリット
- デメリットを緩和する塗装する紙クロス
紙クロスとは?
そもそも紙クロスとは、「紙でできたクロス」とイメージして頂ければわかりやすいと思います。なので、細かく分類していくと、洋紙クロス、和紙クロス、合成紙クロスといった
紙の種類のような違いがあります。
原材料も洋紙クロスであればパルプ材、和紙クロスであればコウゾやミツといったそれぞれの紙の原材料によって製作されています。
どんな材料にもメリット・デメリットは必ずあります。
わかりやすくお伝えさせて頂くために「ビニールクロス」と比較させて頂きます。
紙クロスのメリット
自然光や照明などの光があたった際に嫌なテカリをしないことが、「ビニールクロス」と比較した際の1番のメリットです。
光の角度によってテカリがある箇所、無い箇所と別れずに、全体的に明るく照らされる為、優しい雰囲気になるイメージです。また、洋紙・和紙と素材感から部屋の雰囲気を醸し出せる為、プリントには再現できない材質を得られます。
紙クロスのデメリット
紙クロス自体の厚みが薄いことでのデメリットが考えられます。
1つは、施工の難しさです。プラスターボードの隙間やビス穴をパテ処理して奇麗な平らな面をつくる下処理が大切になってきます。
クロスとクロスの継ぎ目の目立ちは、下処理の段階から勝負が決まってきます。
また、施工時にうまくできたとしても、紙クロス自体が膨張、収縮して継ぎ目がわかりやすくなったり、傷が入ったりしてきてしまいます。
同じ紙を1週間ぐらい持ち歩いてみるとわかりやすいです。
晴れている日に比べて、雨が降った日などは紙も柔らかく感じます。
その他に、濡れてしまった紙が乾いたらパリパリになっていたりだとかあります。
それだけ、紙という材質はまわりの環境に左右され、膨張、収縮していきます。
デメリットを緩和する塗装する紙クロス
今までのことから、紙クロスは、室内の雰囲気は上質に表現できるが、
時間が経つとクロスの継ぎ目やひび割れが目立ってくるといった特徴がわかります。
そんな中、新築建設中のお客様と「紙クロス」に関わるワークショップを開催させていただきました。
その様子です↓
この紙クロスは、イケダコーポレーションさんが取り扱っている「オガファーザー」という紙クロスです。
斬新な紙クロスで、クロスの上から塗装する施工方法となります!
確かにこの方法であれば、紙クロスの継ぎ目であったり、ひび割れなどは、上から塗装してしまえば気になりません。
今まで当たり前だと思っていたクロスの貼り替え作業も塗装のDIYにかわり、お施主様自ら施工可能なります。
なにより一緒にDIYさせて頂き、お客様自ら施工して頂いたことによって、新しいお家に親しみを感じて頂きました。
このデメリットをなんとかチャンスに変えようみたいな考え方が好きでブログにさせて頂きました。
読んで頂きありがとうございます!
関連記事