高気密高断熱住宅は健康に良い?
高気密高断熱住宅は、健康に良と言われておりますが(TVなどでヒートショック予防や安眠効果も期待できるなど)、そもそもは室内の快適性とエネルギー効率を高める目的で設計された住宅です。とは言うモノの代表的なものは何があるの?という事で。
以下に、高気密高断熱住宅が健康に良いとされる理由をいくつか説明します。
温度と湿度のコントロール
この記事のもくじ
高気密高断熱住宅は、外部環境からの影響を抑えることができるため、室内の温度と湿度を保ちやすくする事が可能になります。
特に冬季には暖房の効率が上がり、夏には冷房の効率が上がります。それは外部と内部の熱のやり取りでのロスが出にくいからです。
湿度コントロールは第三種換気よりも第一種換気の方がより効果は出やすいです。
空気品質の改善
高気密高断熱住宅は、高断熱化工事(適切な施工)をする事で外気温の影響を受けにくくなりますが、同時に高気密化工事も必要です。
冬場のダウンジャケットを想像してみて下さい。
サイズの合わないオーバーサイズのダウンジャケットや穴の開いてしまっているダウンジャケットでは寒いですよね?ある一定の性能値(Ua値0.4目安と言われています)をクリアしたらその後検討するのが第一種換気システが良いと思います。
適切な換気システムを併用することで、室内の空気の品質を一定に保ちやすくする事ができます。PM2.5などの粉塵や花粉、その他の有害物質の侵入を防ぐことができます。これにより、ストレスの軽減や生活の質の向上につながります。
エネルギー効率
高気密高断熱住宅はエネルギー効率(熱ロスが少ない)が高いため、暖房費や冷房費を大幅に節約することができます。
しかし、高気密高断熱住宅には注意点もあります。机上やパンフレット上の数値よりも何よりも現場の施工精度が重要になります。Ua値の良い家でも暖冷房費がUPしてしまう事は有りますのでシミュレーションして確認しておきたいですね。
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