玄関ドア 引き戸 デメリット
家の顔とも言える玄関ドア。その選択は、家の印象だけでなく、生活の利便性や安全性にも大きく影響します。
中でも引き戸は、そのスタイリッシュなデザインやスペース効率の良さから、多くの家庭で選ばれています。しかし、一方で引き戸にはデメリットも存在します。防犯性や防音性や気密性、空間利用など、引き戸を選ぶ際には慎重に考えるべきポイントがあります。
本記事では、引き戸のデメリットとその対策について詳しく解説します。引き戸を選ぶ際の参考になれば幸いです。
◆こんな方におすすめの記事
⇒引戸を検討している方
⇒引戸のメリットデメリット
◆この記事を読むと分かること
⇒開き戸の注意点
⇒引戸と開き戸の長所短所
引き戸とは
この記事のもくじ
引き戸の特徴
引き戸は、その名の通りドアを引く動作で開閉するタイプのドアです。
スライド式とも呼ばれ、開閉時に空間を取らないため、狭い場所でも使用しやすいという大きな特徴があります。そんな引戸のメリットは
引き戸のメリット
引き戸の最大のメリットは、スペース効率の良さです。
開閉時にドアが空間を占有しないため、部屋の広さを最大限に活用することが可能です。また、デザイン性に富んでいるため、インテリアとしての役割も果たしてくれますが、開き戸に比べ商品数は少ないかもしれません。
引き戸の一般的な使用場所
引き戸は、狭い空間や移動範囲が限られた場所でよく使用されます。
特に、玄関や奥行きの無いバルコニー、隣地との距離の少ない勝手口、クローゼットなどに設置されることが多いのも特徴の一つです。
引き戸のデメリット
防犯性について
引き戸のデメリットとして最も大きいのが防犯性です。一般的に、引き戸は開け閉めの構造上、破壊されやすいと言われています。
引き戸・開き戸ともに言える事ですが、ガラスの入っている戸は破壊しやすく、防犯面でのリスクが高まりますので選定の際にご注意ください。
防音性・気密性について
引き戸は防音性・気密性にも劣る傾向にありると言われますが、その短所を改善した引き戸もあります。
ドアとドア枠の間に隙間ができやすいため、外部からの音が室内に入りやすい商品もありますので採用の際は担当者さんにその旨の確認をお勧めします。
引き戸の選び方
素材の選択
引き戸の素材は、ガラス、木材、金属など多岐にわたります。
それぞれの素材は見た目や耐久性、防犯性に関係してくるため、自分のライフスタイルや家のデザインに合わせて選ぶことが重要です。
デザインの選択
玄関ドアは家の顔とも言える部分ですから、デザイン選びも重要なポイントです。
シンプルなものから派手なものまで、様々なデザインがありますので、自分の好みや家の雰囲気に合わせて選びましょう。
メンテナンス性の考慮
玄関ドアは頻繁に開閉するため、耐久性やメンテナンス性も考慮する必要があります。
特に、引き戸のレールは摩耗しやすい部分なので、定期的なメンテナンスが必要となります。
引き戸を選ぶ際の注意点
建物の構造との相性
引き戸は建物の構造によっては設置できない場合もあります。
特に、壁の中にドアを収納するタイプの引き戸は、壁の構造が特殊な場合には設置が難しいです。というか、耐力壁と絡む場合は壁を吹かすなどの対応が必要になります。また壁を吹かす場合はどこまでの範囲を吹かすのか?を検討しましょう。
予算の考慮
引き戸の価格は、素材やデザイン、サイズによって大きく変動します。予算内で最適な引き戸を選ぶためにも、事前に価格を調査しておくことをおすすめします。これは引き戸だけに限らず開き戸や建築において全般的に言える事です。
引き戸のメンテナンス方法
引き戸に限らずですが、定期的なメンテナンスが必要です。
特にレール部分は摩耗しやすいため、定期的に清掃し、必要に応じて潤滑剤を塗布することが重要です。また、引き戸の開閉がスムーズでない場合は、ドアの調整が必要な場合があります。
まとめ
引き戸は、そのデザイン性とスペース効率の良さから多くの家庭で選ばれています。
しかし、防犯性や防音性、空間利用といったデメリットも存在します。これらのデメリットを理解した上で、自分のライフスタイルや家の状況に合わせて選ぶことが重要です。建築担当者さんと相談することで、より適切な選択が出来ると思いますので引き戸を検討されている方は、是非一度ご相談してみてはいかがでしょうか。