住宅展示場でのハウスメーカー営業マンへの注意点
家を建てる際のプロセスは、多くの人にとって一生に一度の大きな決断です。
専門用語を並べられて、わからないまま打合せが進んでいく、、、前回言ってたことと違うじゃないか!とならない為に、今日はハウスメーカーの営業マンの特徴を理解し、後悔しないためのポイントを知ることが重要です。
本記事内で言う【ハウスメーカ営業マン】とは大手のハウスメーカーさんも工務店さんの営業マンもどちらも含むので、その様にご理解ください。
ハウスメーカー営業マンの特徴
この記事のもくじ
専門家ならではの知識
営業マンは、建築の基本的な知識だけでなく、法規制、資材の特性、最新の住宅技術についても詳しい知識を持っています。
これにより、お客さんのニーズに合わせた提案が可能になります。
しかし、この知識には営業マン個人個人の【差】もあります。大手ハウスメーカーさんの営業マンは社員教育により、ある程度同じ知識量のベースはあると思います。一方で工務店さんはこの知識量や質にはバラつきが出やすいのかな?とも思います。そのバラツキが良い方向にでればいいのですが。
コミュニケーション能力
お客さんの要望を正確に理解・把握し、それを設計や施工チームに伝えることができるコミュニケーション能力が求められます。
このコミュニケーション能力が書けてしまうとお客さんとの接客時はもちろん、社内の伝達事項にも影響を与えかねないので大切な能力となります。また、建築に関する複雑な内容をわかりやすく説明する能力も重要です。お客さんに対して専門用語を多用するのは、、、
営業戦略
ハウスメーカーの営業マンは、契約を取るためにさまざまな営業戦略を用います。キャンペーンや特典の提供、ライバル会社との比較ポイントの提示など、顧客の関心を引き、契約に結びつけるための工夫を凝らしています。
ここで注意すべき点は キャンペーン特典は【いつでも・なんでもできてしまう】、架空とまでは言えないにしても【最初からキャンペーンは存在する】と感じてしまうのです。そのキャンペーンを出すタイミングを計られているのかもしれません、、、
多いキャンペーンは
・決算期
・月内契約
・○○万円値引き
・○○円相当のプレゼント
等など
それらキャンペーンを 【私たちの為に!】ありがたいと感じるのか、どうせ全員にしてるんでしょ?と捉えるか、、、
後悔した点とその回避策
過度な期待
初回営業や打合せの中で、営業マンの話に過度な期待を持ってしまうことがあります。これは要注意です。
もちろん営業マンが 故意に嘘 を言っているのではなく、誤解を与えやすい話し方にあるのかも?しれません。引っかかる言動があればその場で確認することが良いと思います。
実際の完成度や品質が期待と異なるという事も考えられます。そんなことが起きてしまうと大きな失望につながります。
これを避けるためには、契約前に、可能であれば実際に住んでいる人の意見を聞くことが重要です。モデルハウスは何の意味もないと思います。なぜならモデルハウス(夢を詰め込んだ箱)だから。
費用の不明瞭さ
最終的な費用が当初の見積もりから大きく増加することがあります。これは注文住宅においては あるある です。
打合せが進むとお客さん自身の要望が増える事もありますし他には下記の事が考えられます。
・お客さん自身の テンションが上がる
・入れる情報量と質が上る(雑誌・インスタなど)
・どうせならこの機会にと思う
・金銭感覚がマヒし始める
・営業マンからのおすすめ商品
これらは悪い事ではありませんし、よりよい住宅を作る為には誰もが通る道だと思います。
しかし誰しも予算があり、知らず知らずに予算上限を超えてしまうのは避けたいと事です。それらを防ぐためには、ケチなお客さんだなと思われても良いので【これいくら位掛かりますか?】と聞きながら進まるのが良いと思います。そうする事で最終的な金額に目が飛び出る事は防げると思います。
自身が納得できる予算増は良い建築をするための必要経費と腹に落ちると思います。また契約前に詳細な見積もりを確認し、【追加費用が発生する可能性のある項目を把握】しておくことが大切です。
コミュニケーション不足
建築中の変更や問題が発生した際に、営業マンとのコミュニケーションが取れない・取りづらいと、ストレスや不満が溜まります。
定期的なミーティングの設定や、連絡が取りやすい体制を確認しておくことが重要です。これは会社によってバラバラだと思います。
その会社の使うクラウドやSNSアプリ(ライン・インスタ・FB・チャットワークなど)どれが使いやすいかや会社的にNGな場合もあるので確認しておくと良いかもしれません。
独自のリサーチ
営業マンから受け取る情報に加え、お客さんご自身でも調べてみる事は必要かもしれません。
それは、どうしても自社の売りたいものをよく言ってみたり、俗に言うポジショントーク(嘘ではないが1の効果をを3あるように伝えるとか)が大なり小なりあるかもしれません。ご自身で納得いく情報収集を行い、疑問点は担当者さんに直接確認してみましょう。ハウスメーカーや施工事例についても調べることが重要です。
それらの質問をして、面倒な顔をされるようでしたら 誠意がない・知識不足?
一つの判断基準と言っても過言ではないかもしれません。
インターネット、住宅展示場ど、多角的な情報収集が後悔を防ぎます。
契約内容の不理解
契約書の内容を十分に理解していないと、後から予想外の条件や制限が発覚することがあります。
契約前には、契約書の内容をじっくりと確認し、わからない点は質問して納得してから契約することが大切です。
契約完了後は諸手続きに移る為、多くの人間が関与することになります。契約後の変更はできますが、その時の(変更が生じたタイミングや状況)により時価になってしまうかもしれません。後になればなるほど変更することがとても大変になります。あ!っと思ったらまず担当者さんにご一報を入れたのち ご相談ください。
ハウスメーカー営業マンが熱心だったから契約した
ハウスメーカー営業マンが熱心だったから契約したと言うのは、契約理由としては常にいつの時代も上位に来ます。
本当にそれでいいのか?と一石を投じます。
熱心さの背後にある質
信頼性
営業マンの熱心さは、そのサービスや製品への信頼と情熱を反映しているかもしれません。しかし、熱心さだけが信頼性の証ではありません。
その情報の正確性や、提案された解決策が実際に自分のニーズに合致しているかを検証することが大切です。
プレッシャー
時には、営業マンの熱心さが過剰な販売圧力に感じられることもあります。重要なのは、自分が納得して決断を下すことです。
契約に至るプロセスで圧力を感じる場合は、一度立ち止まり、他の選択肢も検討する時間を持つことが賢明です。
顧客のニーズの理解
営業マンが顧客のニーズや懸念を深く理解し、それに対する解決策を提案する熱心さには頭が下がりますし価値があります。
一方で、一方的なプレゼンテーションや提案に終始する場合は、顧客としてのニーズが十分に反映されていない可能性があります。
賢明な契約をするために
情報の収集と比較
複数のハウスメーカーや工務店さんから情報を収集し、比較検討することが重要です。熱心な営業マンの提案も、他の選択肢と比較してみることで、その価値をより客観的に評価できます。
クールダウン期間
契約に関する重要な決断を下す前には、クールダウン期間を設けることも一つの方法です。少し時間を置いてから再検討・評価することで、感情的な判断ではなく、合理的な判断ができるようになります。
専門家の意見を求める
不明点や懸念がある場合は、専門家や経験者の意見を求めることも有効です。中立的な第三者の視点から、提案された内容の評価を受けることができます。
結論として、営業マンの熱心さは契約を決める一因となることがありますが、それだけを判断基準にするのではなく、全体的な視点から慎重に検討し、自分のニーズに最適な選択をすることが望ましいです。
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