梅雨も花粉も怖くない!室内の洗濯物干し問題を解決!【生乾き臭対策・最適な部屋干しスペースは?】
「毎日欠かせないからこそ、もっと効率よく洗濯物を乾かしたい」・「毎年梅雨も花粉も、洗濯物が外で干せなくて憂鬱…」洗濯は様々な自然環境に影響を受けがちな家事です。
様々なリスクを避け、安心して洗濯物を干すため、室内に洗濯物干しスペースを準備しよう、と皆さん様々な工夫をされていらっしゃるのではないでしょうか。とはいえ、気になるのは部屋干しにつきものの「生乾き臭」。少し離れていても、他の人に香ってしまう生乾き臭が、部屋干しで家の中に充満するのもストレスですよね。
ここでは、部屋干しの最大の敵「生乾き臭」を発生させることなく、洗濯物を室内で干すコツ・ポイントをお伝えしていきます。
併せて、室内の洗濯物干しスペースを作るメリット、後悔事例も踏まえ、常に洗濯物を部屋干ししたい方におすすめの設備についても解説しますので、ぜひご覧ください。
室内の洗濯物干し場で生乾き臭なく乾かすコツ
この記事のもくじ
洗濯物を乾かすためには、『気温・湿度・風量』と3つの条件を整える必要があります。
部屋干しで「せっかく洗濯したのに、生乾き臭がする‥‥」というのは避けたいもの。生乾き臭は洗濯物が長時間濡れた状態(湿度が高いのもNG)でいることで、雑菌が繁殖したことによるものなのだそう。
生乾き臭なく、雨の日でも安心して洗濯物を乾かすためのコツをご紹介しますので、しっかりチェックしてください。
生乾き臭を避けて洗濯するポイント
生乾き臭を防ぐには、洗濯物を乾かすまでの時間だけでなく、洗濯層や汚れものの扱い方も重要です。
以下で洗濯時のポイントをまとめていますので、チェックしてください。洗濯しても洗濯物に雑菌が残ってしまうリスクを避けられます。
- 濡れた汚れものは他の汚れものと分けておく
- 定期的に洗濯層クリーナーで洗濯層を洗浄する
- 規定量以上の洗濯物を一度に洗わない
- 洗濯機は使用後に乾燥させる
- お風呂の残り湯ですすぎをしない
- 柔軟剤を使い早く乾く効果を取り入れる
洗濯層にカビが生えていたり、濡れた汚れものが長時間入った状態になることで雑菌が発生してしまうと、洗った洗濯物でも雑菌がついて生乾き臭の原因になってしまいます。
濡れたバスタオルをそのまま洗濯機に放置すると、バスタオルはもちろん、他の汚れものにも雑菌が繁殖してしまいます。濡れたものは洗濯するまで分けておくか、乾燥させてから洗濯するようにするのもポイントです。
部屋干しでしっかり洗濯物を乾かすコツ
生乾き臭を避けて部屋干しを成功させるコツは、「風・密度・換気」がとにかく重要と知っておくことです。
具体的なコツを以下にまとめましたので、チェックしていきましょう。
- 長いものを外・短いものを内側に干す
- 洗濯物を密集させず全体に風が通るよう干す
- 清潔な場所で干す
- 換気扇を回しておく
- サーキュレーター・扇風機で風をあてる
部屋干しでも5時間以内に洗濯物をしっかり乾かすことで、生乾き臭は避けられます。
洗濯物を干す際、部屋干しでやりがちなNGケースが「カーテンレールや壁に当たるところで干す」というもの。きれいなつもりでも汚れが付着していることもあるため、清潔な場所で干す、という条件に当てはまらないのです。
また早く乾かすためには湿気を逃がすための換気扇、風で洗濯物の水分を飛ばすサーキュレーター・扇風機を使うことも忘れないでください。
部屋干しに日光は必ずしも必要ではないワケ
「洗濯物は日光にあてないと!」という意見は昔からあります。
たしかにダニ・カビを防ぐには、直射日光に当てて紫外線を浴びせることが必要です。直射日光でなければ紫外線が当たらないため、この場合部屋干しでなく、外で日光にあてて干すからこその効果なのだということですね。
雨でなくても部屋干しする上では、「(早く乾かすために)温度の高いところで干す」という意味で、日光が当たる場所のほうが良い、という認識を持っておくと良い程度なのだそうですよ。
洗濯物干し場を室内に設けるメリットと後悔事例
洗濯物干しスペースを室内に設けるメリットは、以下です。
- 梅雨の時期・雨の日でも洗濯ものが干せる
- 花粉・黄砂の時期も安心
- 自分の動きやすい時間に洗濯物が干せる
- 出かけていて急な雨でも慌てずにすむ
- 乾燥機を使うより電気代が安くすむ
夏の暑い時期、「急なゲリラ豪雨で乾いていたはずの洗濯物が、帰ったら濡れていた…」という経験をされた方もいらっしゃるのではないでしょうか。せっかく洗濯しても雨で濡れると、空気中の埃やゴミで汚れてしまうため、洗いなおさなければならなくなってしまいます。
雨や花粉・黄砂などの時期も外のことを気にせず、また干す時間帯すら気にする必要がないのも嬉しいポイントですね。
洗濯物干し場を室内に作って後悔した事例
洗濯物干しスペースを、室内に作ったことを後悔してしまう方もいらっしゃいます。なぜなのかチェックしておきましょう。
- 来客時に見えてしまう場所に作ってしまったことを後悔している
- 洗面所に干すスペースを作ったが、洗濯物が邪魔になるのがストレス
- リビングにホスクリーンをつけたら使ってない時も存在感がありすぎる
- 普段使わない和室に作ったらカビが生えてしまった
- 風通しが悪い場所に設置してしまったのでなかなか乾かない
後悔してしまった事例を見ると、「洗濯物干しスペースを設けた場所」・「洗濯物干しスペースの環境」に大きな原因が潜んでいることがわかります。洗濯物を干すから邪魔にならないように…と使用頻度の低い場所を選ぶケースもありますが、環境次第では生乾き臭だけでは済まず、カビの原因になってしまうこともあります。
またエアコンからの送風を期待してリビングに設置されるケースもありますが、ホスクリーンなどの設備の存在感があること、来客時も含め洗濯物が邪魔になったり、場合によっては部屋干ししたくてもできない状況になってしまうことも。
上記を踏まえると室内の洗濯物干しスペースは、以下の2つを検討して設置する必要があることが見えてきます。
- 洗濯物を干すのに適した環境・設備がある
- 洗濯物が干してあっても邪魔にならない
続けて、この2つのポイントをクリアした最適な室内の洗濯物干しスペースを実現するための情報をご紹介しますので、ぜひチェックしてください。
理想的な室内の洗濯物干しすスペースはコレ!
「雨の時だけ部屋干ししたい」
「来客のない時だけ部屋干しできれば良い」
と考えていらっしゃるのなら、エアコンの当たりやすい場所や、サーキュレーター・扇風機が置ける場所で、先にお伝えしたコツを守り干していただければ十分でしょう。
そうではなく、『いつでも安心して部屋干しできる環境が欲しい!』という方には以下の設備・スペースがおすすめです。
- ファミリースペースの一角を部屋干しスペースにする
- サンルームを作る
- ランドリールームを作る
それぞれ詳しく見ていきましょう。
ファミリースペースの一角を部屋干しスペースにする
ファミリースペースとは、「家族だけで使う想定の場所」ですから、来客用の手洗い場所は別に準備がある場合の洗面所のほか、浴室・寝室・使用頻度の低い部屋などが該当します。
そうした場所で、折りたたみできる物干し(ニトリ・カインズの製品が人気がありますね)を置いて部屋干しする他、天井に設置したホスクリーン・ホシ姫サマの他、物干しポールを設置する例もあります。
ファミリースペースだから来客時の事を気にしなくてもよい、という前提なので、物干しポールがあっても気にならない、という方にはこうした方法もおすすめです。
サンルームを作る
新築時はもちろん、後付けでもリフォームというほど工期・コストがかからない方法として、サンルームもおすすめです。
サンルームは部屋干しスペースとしてだけでなく、第二のリビングとして、お子さまが友達と遊ぶための場所として、とフレキシブルに活用されるケースもあります。最近人気の「アウトドアリビングが欲しい!」という方にも、魅力的な設備ではないでしょうか。
勘違いされやすい似た設備として、「テラス囲い」というものもあります。足を地面に固定する簡易的な作りであるテラス囲いよりも強度・水密性があるのがサンルームの特徴です。
サンルームについて詳しく解説している別記事:サンルームは後付けできる?【種類・固定資産税・建蔽率・メリット/デメリット】もありますので、気になる方は併せてチェックしてください。
ランドリールームを作る
新築時に設けるほか、壁などをいじるなど多少大掛かりなリフォームで可能なのが、ランドリールームを作る方法です。
「部屋干ししたいだけじゃない!家事効率の良い家にしたい!」という希望を持たれているのであれば、サンルームでなくランドリールームを設けるのがおすすめです。
ランドリールームは独立した部屋として設ける方法もありますが、スペースが限られてしまう場合などは洗面所・脱衣所などと併用スペースとして作るケースも多くあります。
家事導線、また日常の生活を便利にするのであれば、ランドリールームを含めた間取りをどのように計画するかも重要なポイントです。
ランドリールームを作るか検討したい方は、別記事:家事導線に優れたランドリールームのある間取り計画のコツ【メリットデメリット・失敗例・広さ】で間取り計画のコツを詳しく解説していますので、ぜひ併せてご覧ください。
「ランドリールームで日常をより快適にしたい!」と考えていらっしゃるなら、ぜひおすすめしたいのがランドリールーム内に使い勝手の良い収納を設ける方法です。
ランドリールームの収納計画こそ、「あまり知識がなく希望を詰め込んだものの、後悔している…」という方が多いところでもあります。後悔せず、「作って良かった!」と感じていただけるよう、別記事:良く乾く・使いやすい ランドリールームの収納で後悔しない6つのポイント~後悔事例・窓問題~でランドリールームの収納のポイントを詳しく掘り下げていますので、ぜひそちらもご確認ください。
快適で安心な洗濯物の室内干しスペースにはコツとポイントが重要
梅雨の時期・夏のゲリラ豪雨・花粉・黄砂、私たちの洗濯物を脅かす数々の課題を気にしなくてもよくなる、室内の洗濯物干しスペースを準備するためのコツ・ポイントをお伝えしてきました。
室内の洗濯物干しスペース作りで失敗してしまうと、せっかく洗っても「生乾き臭」で不快な思いをしたり、洗いなおす手間も時間も余計にかかってしまうことに。
そうしたリスクを回避していつでも安心して部屋干ししたい方には、ランドリールームやサンルームを作ることもおすすめしました。
毎年何度もやってくる洗濯物の敵に翻弄されるストレスから逃れるため、最適な方法を模索するお手伝いになったでしょうか。
特にコストがかかってしまうのがランドリールームですが、一度投資してしまえばその後の生活がずっと快適になります。そこまでのコストはかけたくない、という場合にはサンルームを作るのもおすすめですが、こちらは活用方法も様々で、家族の時間をより豊かにもしてくれる設備です。
「もっと詳しい話を聞きたい!」
「私たちにあった方法は何か、相談したい!」
と考えていただけたのでしたら、是非お気軽に当社にご相談下さい。
これまでの施工事例も踏まえ、お客様に最適な方法を一緒に模索し、素敵な解決策をご提示します。ご相談お待ちしています。