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ペットを飼うなら床は針葉樹か広葉樹か|種類別特長・コーティング

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「わんちゃんと一緒に暮らす家、床材はどうしよう?」

「猫と暮らしたいけど、掃除もしやすくて猫にも安心な床はどんなもの?」

 

掃除のしやすさ、ペットの快適さなども考えて…と色々と皆さん悩んでいらっしゃることと思います。

 

床材はどんなものがあるか、それぞれの特長・メリットデメリット・コスト・メンテナンス性…、と床材選びは考えることも多く簡単にはいきませんよね。

 

ここでは、家のデザイン面・住み心地からも選ばれることの多い針葉樹・広葉樹の無垢材をメインに、代表的な床材それぞれの特長なども踏まえ、失敗しない床材選びのコツ・ポイントとなる大切な情報をお伝えしていきます!

 

併せて無垢材の持ちを良くしたり、日頃のお手入れを楽にするコーティングについてもご紹介。

 

わんちゃん、猫ちゃんと安心・安全・快適に共生するためのおうちづくりに役立つ情報をお届けします。ぜひご覧ください。

◆こんな方におすすめの記事
⇒ペットと暮らす家の床材に悩んでいる
⇒コーティングしたほうが良いかも知りたい
◆この記事を読むと分かること
⇒ペットとの理想の暮らしにあった床材・コーティングが選べる
⇒床材毎のメリット・デメリットを把握して選べる

ペットを飼うなら~失敗しない床材選びのコツ【針葉樹・広葉樹】

ネコ

わんちゃん、猫ちゃんなどペットと暮らすのに適した床材を選ぶには、飼い主としてどこを一番譲れない基準とするかを決めることから始めましょう。

 

そのうえで、どういった床材があるか把握し、それぞれの特長から、床材を選ぶとスムーズです。

 

「うちの子は元気いっぱいだから、足に優しい床材を!」

と、選んだものがペットの足には優しいけれど傷つきやすくメンテナンスをこまめにしなくてはならなかったり、水濡れなどに弱く掃除が大変などでは、とても安心して快適にペットと暮らせるとはいかないでしょう。

 

わんちゃんに限らず、猫ちゃんも思いがけずフローリングの上で粗相をしてしまったり、吐き戻してしまったりすることもあるもの。ペットへの優しさだけを重視した結果、汚れが残って床を張替え…なんて想定外になってしまうのもナンセンスです。

 

選ぶ際には悩みはつきませんが、そこはわんちゃん・猫ちゃんの性格や行動をご存知の飼い主さんの腕の見せ所。どちらを選ぶのが良いか、を検討するためにもまずは床材の特長を抑えておきましょう。

床材の種類と特長一覧

床材(フロア)

代表的な床材それぞれの特長をわかりやすく一覧にまとめました。よく走る元気な子なら、「滑りにくさ」を、吐き戻しや粗相が気になる場合は「掃除のしやすさ」を優先しつつ、その他の特徴も踏まえてチョイスしていただくことをおすすめします。

床材の種類 耐久性 滑りにくさ メンテナンス性 コスト 掃除のしやすさ 備考
針葉樹(無垢材) 柔らかく温かみあり
傷つきやすい
広葉樹(無垢材) × 高耐久で高級感があり木目がキレイ
高価で硬い
ラミネート コストパフォーマンスが良い
メンテナンスが楽
ビニールコーティング 防水性が高く、掃除しやすい
コスパが良い
コルク 柔らかくて防音性高い
ペットに優しい素材
フロアタイル デザインが多様
メンテナンス性が高い

上記を踏まえ、床材別の耐用年数は実際にどのくらいなのか、経年劣化でどのようになるかは別記事:フローリングの種類は3つ!だけ?それぞれの耐用年数についてでお伝えしていますので、併せて参考にしてみてください。

猫ちゃんと暮らす家の床材選びで注意しておきたいポイント

猫ちゃんと暮らす家の床材選びでは、以下のことを念頭に検討すると良いでしょう。

  • 吐き戻しで床が汚れやすい
  • がひっかかりやすい素材はボロボロになりやすい
  • 猫の毛は細くて軽く舞いやすい
  • 床にささくれなどあると毛がひっかかり掃除が大変

猫ちゃんの毛はわんちゃんと比べて、とても細くて軽いため、人の体に取り込まれやすい性質があるのだそう。

 

猫アレルギーの方が多いのもそのためなのでしょうか。吐き戻しも猫ちゃんにとっては日常のこと、と踏まえていくと掃除のしやすさは考えておくのが良いのではないかな、と私は考えます。

 

ちなみに我が家は針葉樹である杉の無垢材を使って猫と暮らしています。もう20歳を超える我が家の長老ですが、滑って転ぶといったことは今までありませんでした。

 

つるつるした材質のためか、床で爪とぎということもありません。吐き戻しがあって気付くのが遅れたりなどしなければ、掃除すれば簡単にきれいになるので、あまり不便に感じることはないです。

 

むしろそれよりも、子どもたちが遊び、床で重いものを引きずったり、落としたりして付いた傷が目立ちます。

 

靴下をはいて家の中を走っていて転ぶこともありますが、基本ノーソックス(滑りたくないらしいです)。冬でもノーソックスで過ごせているのも、無垢材が暖かいからなのでしょう。

わんちゃんと暮らす家の床材選びで注意しておきたいポイント

わんちゃんと暮らす家の床材選びでは、以下のことを考えておくと良いでしょう。

 

  • 元気な子ほど走って滑る
  • トイレトレーニングが上手くいっていないと床が汚れがち
  • 猫ほど慎重ではないのでささくれなどあると怪我しやすい

 

実家・友人宅ではわんちゃんと一緒に暮らす家が多いのですが、「走り回ってるなーと思ったら、滑って足が思いっきり広がったり、転んでしまう」子が多いです。

 

猫と暮らす我が家ではあまり見ないので、手・足の形として爪がでているわんちゃんのほうが猫ちゃんよりも滑りやすいのでしょう。

 

また猫ちゃんはトイレトレーニングは比較的簡単です。(具合が悪かったり、高齢になると粗相してしまうケースもありますが)ですが、わんちゃんは必ずしもトイレに成功、とはあまりならない印象もあります。

 

もちろん性格もあると思いますから、お宅のわんちゃんはどうか、ということを考え、また滑りやすい素材は避けてあげると不慮の怪我は防げるでしょう。

床を無垢材にするなら広葉樹・針葉樹どちらが良いか

チェック

わんちゃん、猫ちゃんと暮らすのに、掃除がしやすいのはビニールコーティングや、ラミネート、フロアタイルといった木材以外の素材もあります。とはいえ、木造建築で床は木材ではない、というのは頂けないという方も多くいらっしゃるのも事実。

 

一方で、「木材にしていたけれど、粗相が多いから床材をタイルに変えたい!」という方もいらっしゃるにはいらっしゃいますが、少数派の印象です。

そうすると目がいくのは自然と、無垢材もしくは無垢材になんらかのコーティングを施すという選択肢でしょう。無垢材にも様々な種類があります。大きくは針葉樹・広葉樹の2つに分けられますが、それぞれの特長は上でお伝えした通り。

 

また、建築に携わるものとして「無垢材フローリング」を選ぼうとされる方に知っておいていただきたいな、と感じていることを別記事:無垢フローリングについて伝えたい5つの事でまとめていますので、こちらもご覧いただけると嬉しいです。

 

広葉樹・針葉樹、どちらを選ぶか悩ましいところではありますが、まずはそれぞれのメリット・デメリットを見てください。

広葉樹・針葉樹のメリットとデメリット

広葉樹と針葉樹、それぞれの特徴は分かったけどまだ決め手に欠ける…のであれば、それぞれの木材のメリットとデメリットもチェックしておきましょう。

広葉樹 針葉樹
メリット デメリット メリット デメリット
非常に硬く、傷がつきにくい 初期コストが高い 柔らかく温かみがある 傷がつきやすく、広葉樹より耐久性が低い
掃除がしやすく、汚れがつきにくい 定期的なメンテナンスが必要 一般的に広葉樹よりも安価 定期的なメンテナンスや交換が必要
ペットの爪によるダメージが少ない
滑りにくい
硬いため、ペットの足腰に負担がかかることがある 足に優しい 傷つきやすく、見た目が悪くなりやすい

 

広葉樹・針葉樹を選んだ人のクチコミ

ペットを飼っていて、広葉樹・針葉樹を床材として選んだ人のクチコミをピックアップしました。

 

わんちゃんと暮らしている方、猫ちゃんと暮らしている方、別々にご紹介しますのでご覧ください。

 

わんちゃんと暮らしている人の口コミ

わんちゃんと暮らしている人のクチコミを、針葉樹・広葉樹それぞれチェックしてみましょう。

 

針葉樹を選んだ人のクチコミ
  • 柔らかくて暖かみがあり、愛犬が滑らずに走り回れるのが良い。犬の爪で傷がつきやすいので、定期的なメンテナンスが必要
  • 手触りが良く、愛犬がくつろげている。傷つきやすいが自然な風合いが魅力的で、頻繁に掃除をしていますが問題なし

 

広葉樹を選んだ人のクチコミ
  • 滑りにくく、犬が走り回っても傷がつきにくい。掃除も簡単で、非常に満足​
  • 愛犬が元気に走り回っても安心。掃除もしやすく、光沢が長持ちする

 

猫ちゃんと暮らしている人の口コミ

猫ちゃんと暮らしている人のクチコミを、針葉樹・広葉樹それぞれチェックしてみましょう。

針葉樹を選んだ人のクチコミ
  • 爪研ぎ跡があまり目立たないのが良い。滑りにくく、猫の足音も静か。柔らかいので猫が爪を立てると傷は付く
  • 猫が走り回ると爪の跡がついてしまうが、暖かくて居心地が良いので満足。頻繁な手入れは必須

 

広葉樹を選んだ人のクチコミ
  • 見た目も美しく、猫が爪を立てても傷がつきにくい。掃除も楽で、くつろぐ姿を見ると選んで良かったと感じる
  • 猫が走り回っても傷がつきにくい。光沢があり、部屋が明るく見える。掃除も簡単で、非常に満足

 

針葉樹・広葉樹に使える床材コーティング|ペットへの安全性・コスト

ペット 肉球

無垢材の床材を選ぶ場合、針葉樹でも広葉樹でも、ペットと暮らす以上は傷や、水性の汚れへの考慮は必要になるでしょう。

 

そうした場合、床材そのものの耐久性を向上させたり、汚れが染み込まないようコーティングをする、という選択肢もあります。

 

わんちゃん・猫ちゃんが床を舐めても安心なの?」と気になる方も多いでしょう。

 

どのようなコーティングがあるのか、またわんちゃん・猫ちゃんに安心できるものなのか、コストのことも含めて一覧にまとめましたのでご覧ください。

コーティング種類 ペットへの安全性 コスト 相場(/1平方メートル) 得られる効果 備考
水性ウレタンコーティング 3,000~6,000円 キズが付きにくくなる
滑り防止
VOCが少なく、乾燥後は無害。ペットに安全
油性ウレタンコーティング 3,000~6,000円 キズが付きにくくなる
滑り防止
VOCを多く含み、乾燥時は有害物質を放出する可能性あり
UVコーティング 5,000~10,000円 とてもキズが付きにくくなる
滑り防止
乾燥が早く、無害
ペットにとっても安全
施工が専門的で高価
ナノコーティング 5,000~10,000円 キズが付きにくくなる
抗菌・防臭効果
製品によって成分が異なるため注意が必要
オイルフィニッシュ 3,000~7,000円 滑り防止 自然素材ベースで安全
定期的な再塗装が必要

我が家では子どもがまだ赤ちゃんだったこともあり、自然由来のモノをということでオイルフィニッシュを選択しました。子どもが飲み物などをこぼしても、さっと拭くと染み込むこともなく、メンテンス性にも不便を感じたことはありません。

 

ただ、大型犬など力が強いワンちゃんだと、爪による傷など気になることもあるかもしれません。わんちゃん、猫ちゃんとお互いにストレスフリーで過ごすため、と考えるとナノコーティングやUVコーティングはおすすめできます。

 

新築時であれば、塗装してから住み始めるまで時間を開けることができますから、正直乾燥中が危険な油性ウレタンコーティングでも問題ないでしょう。ですが、住み始めてからの施工であれば、別のものを選ぶのが安心です。

床にコーティングを実施した人の口コミ

コーティングをして実際どのような効果が得られるか、という部分も気になる方は多いのではないでしょうか。ネットでそれぞれのコーティングに対するクチコミを調べてみましたので、参考にチェックしていきましょう。

水性ウレタンコーティングした人の声
  • ペットに安全だから選んだ。滑りにくくなり、愛犬も快適そうで、掃除も簡単でとても満足
  • コーティングするだけで床が傷つかないか懐疑的だったが、床はきれいに保たれている

 

油性ウレタンコーティングした人の声
  • 少し匂いが気になったが、仕上がりは完璧。猫の爪跡がほとんど残らず、光沢も美しい
  • 猫が床をよく舐めるので心配だったが、特に問題なく過ごせている。持ちも良く、掃除も楽になった

 

UVコーティングした人の声
  • 高価だが犬が滑りにくくなり安心。爪の引っかき傷もつきにくく、とても満足
  • 愛犬が駆け回るので滑らない床にしたくチョイス。転倒が減り、安心して遊ばせられる

 

ナノコーティングした人の声
  • 猫の毛が床に絡まず掃除が楽になった。滑りにくくもなり猫が快適に動き回れている
  • 猫の爪で床が傷つくのを防げている。期待以上の効果で、床のメンテナンスが楽になった

 

オイルフィニッシュした人の声
  • 自然素材なので選んだが、犬が舐めても問題なく、木の風合いも保たれている
  • 犬の爪跡が心配だったが、しっかり保護されている様子。滑りにくさも良好

 

ペットを飼うなら針葉樹?広葉樹?コーティングは必要?

針葉樹 広葉樹

わんちゃん、猫ちゃんと暮らす上で、どの床材を選べばよいか悩んでいる方のため、クチコミも踏まえそれぞれの床材の特長・メリット/デメリットもお伝えしました。

 

中でも温かみがあり、自然でデザイン的にも選ばれることの多い無垢材。針葉樹・広葉樹それぞれの特長についてもご紹介しましたね。

 

自然な無垢材のデメリットを補う為、コーティングを施すことも有効な対策です。大切な家族の一員にとっても安心な家づくりのため、皆さんのお宅ではどれを選ぶのが最適か判断する材料に役立てていただければ幸いです。

 

悩んだときは「わんちゃん・猫ちゃんとどう暮らしたいか」、基本に立ち返り譲れないポイントから絞り込んで選んでいただくとスムーズではないでしょうか。

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