おうちづくりをもっと楽しむための教科書【提案】
おうちを検討する時どんなことを考えますか。
こんな空間が欲しいな、家族を見て料理がしたい、家事動線や
いろんなイメージをしますよね。
今回は皆様のイメージを広げるべく更新します。
ぜひこの機会に住宅づくり・建築のたのしさを知っていただけたら…とおもいます!
目次
この記事のもくじ
土地選び
土地を最大限に生かすのも敷地分析が大切です。
どこにも一緒の土地などなく、その土地には大切にしたい景色や魅力があります。
そして、どんな土地にも条件は異なります。理想とする景色や街環境探しも楽しんでください。
アメリカの偉大な建築家フランク・ロイド・ライドは、「土地をしっかり読みこめばプランは自ずと見えてくる」と言っているほど住宅設計においても大切なのよ ママ
屋根の形
建築の見た目は屋根が9割。
建築の中身もほぼ屋根で決まるといわれているほど実は重要なんです。
主に屋根の主要は、片流れ系、切妻系、寄棟・方形系の三つです。
屋根の形によって、外から見た時の印象や、家の中の空間設計もかなり左右されます。
片流れ系 | 最もシンプルで個性的。洗練されたシャープなイメージ |
切妻系 | 最もオーソドックスで普遍的。
・軒の出を大きく→昔ながらのクラシックな印象 ・軒の出を小さく→モダンな印象 |
寄棟・方形系 | 穏やかで落ち着いた印象。洋風・和風問わずどの外観にも合う |
屋根の形状によって、フラット天井、小屋裏のロフト、小屋裏にお部屋など内部空間が変わるのよ ママ
あったらいいな、理想の空間
どんな空間があったら理想的ですか。住まいは、家族がずっと住み続ける居場所です。
インナーガレージや音楽や読書を楽しむ部屋、家族が団らんする場、
ロフトスペースや隠れ場など…
おうち時間が幸せに感じられる空間をイメージしてみてください。窓は自動開閉が良い?
窓の配置位置によってお家での解放感や広く見える効果も大きくなります。
ふと階段を上がった時外の景色が見えたり、
薄暗い廊下が明るくなったりと…
眺望を重視したい部屋 | 大開口がつくれる引き違い窓、FIX窓
→大きめのFIX窓はまるで景色を絵画に見立てて切り取られた優雅感を。 |
プライバシーを重視したい部屋 | すべり出し窓、ルーバー窓、天窓
→外からの視線を遮るにはコンパクトな 窓の採用 |
風通しを重視したい部屋 | FIX窓以外であれば基本問題なし
→風通しを良くするには窓の種類に合わせて 配置を工夫すること |
採光を重視したい部屋 | 大開口がつくれる引き違い窓、FIX窓
→明るい部屋をつくるには窓を大きくする、 必要な位置に設置すること |
階段の設置場所
階段は動線の要。階段は上下階をつなぐものなどで、1階では使いやすいが2階では使いにくい、ということにならないように考えなければなりません。
一直線の鉄砲階段、折り返し階段、螺旋階段など、その家の間取りに合ったかたちがあり、
各階の昇り口・降り口の位置を階段のかたちの違いに応じて使い分けることで、暮らしに則した階段になります。
家の印象を左右する壁材や床材
おうちの印象を左右するのが床材・壁材(内壁・外壁)です。
床材は使用する面積も広く直接肌が触れる機会も多いため、居心地の良さと雰囲気に大きく影響を与えます。
内壁材は素材によって機能性やデザイン性が大きく変わることから、あらかじめお部屋の使い方をイメージして選ぶ必要があります。です。
たとえば、小さなお子様の子供部屋には汚れを落としやすい内壁材を。洗面室など浴室周りであれば、カビにくく耐水性に優れた内壁材がオススメね。 ママ
床材編 「無垢フローリング」と「複合フローリング」
床材選びはおうちの雰囲気ががらりと変わる事からかなり悩みますよね。
デザイン面、機能面何を優先しよう。まずどんな素材があってどう選べば正解なの?と疑問の方は是非参考にしてみてください。
床材で主にメインで使われるのは「無垢(単層)フローリング」と「複合フローリング」です。
無垢(単層)フローリングとは?
無垢フローリングとは、丸太から切り出した板や角材などの木材のことであり、自然そのまま、まさしく無垢な状態の木材のことを指します。自然の木から醸し出される香りや質感が特徴で、肌触りの良さから「素足で歩くのが心地よい」という人もいます。木の種類によって質感や色合いなどさまざまな表情を楽しむことができ、何より木本来のぬくもりや安らぎを感じられることが大きな特長です。
複合フローリングとは?
複合フローリングとは、複数の板を接着剤で貼り合わせたもの。表面に薄い無垢板を貼った「無垢風」のものや、木目などがデザインされたプリントシートを貼ったものなど、様々な製品があります。複合フローリングはキズがつきにくいタイプなど耐久性に優れています。
内壁編「クロス」と「塗り壁」
内壁の中でも「クロス」と「塗り壁」の二種類があります。両方特徴がたくさんあるのでぜひ知って参考にしてみてください。
クロスとは?
クロスにはさまざまなデザインがあるのが特徴で、最もご家庭で普及している内装仕上げの一つです。
クロスの素材には、大きく分けるとビニル素材、紙、布、自然素材、特殊素材があります。特にビニル素材はほかの素材に比べて施工が簡単でコストも安いためよく使われます。クロスは施工の手間が少ないため、短期間で作業をすすめることが可能です。
ただし、破けてしまったり、経年劣化で継ぎ目が目立ったりしてしまうデメリットもあります。
安い上にデザイン性も多く選ぶ選択肢が広いため楽しめるメリットもありますが、耐久性を考えると塗り壁がよいです。
塗り壁とは?
まず塗り壁の特徴としてはオンリーワンの壁にできることです。
塗り壁は職人さんがコテを使って仕上げるため、仕上がりが壁ごとに異なります。力の入れ具合で強弱をつけ模様を描いたり、クシのような道具で筋目を付けたり。わざと荒々しくランダムなデザインにするなど、まさに職人さんの腕次第で世界で唯一の仕上がりにすることが可能です。
また、経年劣化がしづらく、天然素材である土や砂、わらや麻などの繊維を使用しているため、環境に有害な化学物質が含まれていません。環境にも人にも優しいメリットがあります。
しかし、職人さんが手間をかけて手作業で行うものなので施工費が少々高くなってしまいます。
外壁編「流行りの焼杉」「ガルバリウム鋼板」「サイディング系」
外から見る印象を大きく左右し、一番外の面積も多くいため外からの環境の影響も踏まえて慎重に検討したい部分ですよね。
デザイン面・機能面を天秤に掛けて悩む方も少なくありません。違いを解説していきます。
流行りの焼杉とは?
最近の流行りである焼杉外観は、エンズのお客様にもかなり人気な施工の一つです。本当の杉板を焼いて杉にしたもので、バーナー焼きとは違って、炭化層を分厚くできることから長持ちする特徴があります。炭化層という炭の厚みの部分が厚ければ厚いほど長持ちします。
焼杉の特徴は、まず塗り替えやメンテナンスが不要です。
特徴である杉板の炭化層という分厚い層が実際、風や雨で経年流れ落ちるということはありますが、次に出てくるのが素地の部分の杉の板が出てくると浮造りといってどんどん経年の変化を楽しめる外壁材にもなります。
コーキング不要、塗り替えも不要、ほったらかしOKです。ガルバリウム鋼板とは?
別名、金属系サイディングとも呼ばれています。
ガルバリウム鉄板とは、亜鉛とアルミ、シリコンを組み合わせた合金で、ガルバリウムでメッキを施した鉄の外壁材をガルバリウム鋼板といいます。軽くて丈夫なため耐久性が高く、本体が軽いことから耐震性にも定評があります。
また、ガルバリウムは金属の弱点である断熱性や遮音性を補った結果、他の外壁材よりも優れた性能の建材になりました。
ガルバリウムは25〜35年ほどの耐久性があり、長い間メンテナンスを必要としないことも特徴の一つですが、最初にかかるイニシャルコストでは少しお高くなります。
また一度、何か壁にぶつかって凹んでしまったしまった場合には元通りに戻すことは難しいというデメリットもあります。
サイディング系とは?
サイディング系とは、板状のサイディングボードのことで、多くのタイルのように1枚1枚張り合わせることもなく、モルタルのように広い面積を塗り上げていくこともありません。
日本では主に以下の4種類のサイディングが使われています。
窯業(ようぎょう)系サイディング | ・洋風や和風、モダンなどさまざまなテイスト
→メンテナンス:7年~10年 |
金属サイディング | ・モダンな外観、他にはないスタイリッシュなテイスト
→メンテナンス:10年~15年 |
樹脂サイディング | ・単色が多く、シンプルなテイスト
→メンテナンス:10年~20年 |
木質サイディング | ・天然の木を使うことでこだわりを感じるテイスト
→メンテナンス:7年~10年 |
まとめ
今回はおうちづくりもっと楽しむ提案をご紹介しました。
おうちづくりを進めていく中でいろんな情報があり、正しく情報を理解し知識を広げる事でより楽しいおうちづくりができます。
空間や間取りだけじゃなく、たっくさんのオリジナルをおうち作りには埋める事ができます。
今回の記事を通しておうち作りの楽しみ方やこれからの知識として活かせていただけたら光栄です。
これからも皆様の暮らしを豊かにする情報を発信していきます。
今後ともエンズホームをよろしくお願い致します。