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屋根裏収納を素敵空間にするDIYアイデア(棚など)|屋根裏収納の自作は危険!?

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「屋根裏収納なら自分でDIYできるのでは?」という相談をいただくことがちょこちょことある今日この頃。

 

とはいえ、屋根裏は家の中では限らたスペースではあるものの、もともと居室に熱などが直接入ることがないよう設けたスペースです。実は気軽に足を踏み入れてよいスペースではないのです。わからず侵入してしまうと床を踏み抜いてしまうリスクもあります。

 

ここではまず、屋根裏収納を自作DIYするのが、危険なことであること、また上級者向けDIYであることをご理解いただけるよう解説していきます。
このブログでは、「もっと家を好きになっていただくために」情報発信していますので、それだけでは面白くない…ということで。

 

屋根裏収納というスペースをもっと素敵な空間、快適な空間としていただくための情報もお伝えしていきます。

施工時・配置決めのコツ、DIYでより素敵空間にするためのアイディア、初心者も気軽に屋根裏収納に棚DIYできるアイテムについて解説しますので、是非最後までお付き合いください。

◆こんな方におすすめの記事
⇒屋根裏収納をDIYできないかと模索している
⇒屋根裏収納を素敵・快適空間にしたい
◆この記事を読むと分かること
⇒屋根裏収納そのものをDIYすることの難しさ
⇒初心者も含めてDIYで素敵空間にするアイディア

屋根裏収納を後付けDIYで作るのは危険です

冒頭でもお伝えしたように、屋根裏収納をDIYで作ろう、とチャレンジ精神旺盛な方も増えてきています。ですがこれは実際かなり危険も伴うのでかなり上級者向けです。

なぜなら…

  • 施工中に天井を踏み抜いて落下などの危険がある
  • 構造の理解がないと切ってはいけない柱・木材の判別できない
  • 狭い空間で無理な体制で作業が必要
  • 人+荷物の重さに耐えうる強度で作らなくてはいけない
  • 電気関連工事は有資格者以外許可されていない

大きな理由としてはこの5つが挙げられます。特に床を張るまでは、梁以外に体重をかけられません。梁と梁に丈夫な木材を渡して作業することもできますが、まずが梁がどの木材なのかなども判断して行う必要があります。

 

また、せっかく出来上がっても収納するものが重いものだと、しっかり床を補強しなければ荷物+人の重さに耐えられず天井落下の危険もあります。

 

「スペースとしては小さいから楽なのでは?」と考える方もいらっしゃいますが、実際狭いからこそ大変な場所でもあります。DIY上級者でもてこずるリフォームになるので、かなり自信がある場合を除いては、専門業者を頼るのが無でしょう。ちなみに、大工さんに頼んだ場合の工期は1週間から10日ほどですが、自力でDIYしたという方の事例を見てみると短くて3週間~1か月、長い方では半年かけたという例もあります。

屋根裏収納を後付けする場合の注意点や、安心して任せられる業者の選び方などは別記事:屋根裏収納は後付けできる?危ない?~トラブル回避の業者選びのポイントとお金の話~で詳しくまとめていますので、あわせてご覧ください。

 

快適な屋根裏収納スペースにするためのコツ

屋根裏収納がごちゃごちゃしてしまうと、何かしまおうとしてもしまえなかったり、しまったものを発掘する羽目になってしまいます。

 

そうならずに屋根裏収納を快適で素敵な空間に保つために、知っておいていただきたいコツをまとめました。

  • 荷物の収納場所を事前に考えて計画する
  • どこに何を置くのかある程度決めてから収納計画を立てる
  • 収納するものにあった棚を設置する
  • 床に直置きにしない
  • 断熱施工しておく

 

この5つのコツを抑えていただくと、スッキリと使い勝手の良い屋根裏収納が実現できます。ごちゃつくことも回避できるので、ある程度広さがあるのなら、趣味や遊びのスペースとして、また暑さが厳しくない時期のテレワークスペースとしても活用できますよ。

 

屋根裏収納に適した棚を設置すると、よりスッキリと利便性の良い、掃除もしやすい空間になります。既製品ではサイズが合わないことも多いので、DIYにチャレンジされる方も多くいらっしゃいます。もし「DIYも自信がない…」という場合には、ご相談いただければ、作り付けも対応しています。

 

屋根裏収納にも断熱は重要なワケ

断熱に関して、新築してから後付けで屋根裏の断熱工事をする方が、コストがかかります。断熱施工もお金がかかるので、中には「屋根裏はしなくてもよくない?」という質問を頂くこともありますが、個人的には結局家の断熱性能にも影響してしまうので、やっておくことをおすすめしています。

 

屋根裏収納で断熱なしでは、夏場は50度を超えてしまうこともあります。収納しているものの劣化も心配ですが、結局屋根裏からの熱気が階下にも伝わってしまうので、断熱性能が落ちてしまうのです。

 

もし新築時に屋根裏を断熱していない場合には、屋根裏収納を作る際には断熱施工しておくことをおすすめします。

 

屋根裏収納におすすめのDIYアイディア

屋根裏収納をより快適な素敵空間とするDIYで、生活を彩ってみるのはいかがでしょうか。

せっかくなので、屋根裏収納を収納としてだけでなく、ちょっとした寛ぎ空間としても使えるようなアイディアをご紹介していきますので、お付き合いください。

 

屋根裏収納DIYアイディア:①収納兼ベンチ

限られた空間を有効活用することができる、ということで収納兼ベンチ(ソファー)として使えるものをDIYするのもおすすめです。座面となる天板に足を付け幅を大きくする場合には途中に補強する足を追加する、と簡単なDIYでもできるので初心者もOK!

 

ただし座れるようにするためには、最も天井高の高い部分に配置できるよう設計する必要があります。大人の座高の平均を考えると、落ち着いて座るには座面から天井までの高さが90~95㎝ほどあるとよいでしょう。

 

そう考えると、屋根裏収納の天井高は最高で1.4mですから、大体45~50㎝ほどの高さの収納兼ベンチを作ることになります。これ以上の高さの物は下にはしまえないですが、これだけ高さがあれば相応の大きさの荷物の収納も可能ですね。

 

屋根裏収納DIYアイディア:②デスク付収納棚

収納
イメージ参考画像:BOAXEL/LAGKAPTEN|IKEA

天井高が高い部分の壁面に、収納棚とセットになったデスクを作るのもおすすめです。

  • 本をたくさん持っている
  • 屋根裏収納を趣味部屋としても使いたい
  • 子どもの遊び場としても活用したい
  • 屋根裏に収納したい小物がたくさんある

このような方にはうってつけのDIYアイディアではないでしょうか。

 

参考画像は居室向けインテリアなので高さがあり、そのままの利用はできませんが、イメージとして参照ください。また、折りたたみできる机にしておくと、屋根裏収納が広くなくても邪魔になりません。折りたたみにする場合、机を引き出したら下に支えになるものが設置できるようにしておくと、机としても安心して利用できますよ。

 

屋根裏収納DIYアイディア:③壁面収納棚

せっかくなので壁面をダイナミックに活用した壁面収納をDIYしてみるのもおすすめです。できれば、壁面収納は天井高の低い方(かなり低い場合はその限りではありません)を活用すると、屋根裏収納内で収納したものを取り出したり、収納したりといった動作も楽になります。

 

動きやすいことも屋根裏収納を活用しきるポイントなので、天井高を考慮し計画してみましょう。

 

下の段は棚板の奥行きを大きめにとり、上の方は下の棚板より奥行きを狭めて、とすると大きなものも、小さなものも整理しやすくなります。また、立体感も出て飾り棚としても使える部分ができるので、空間の雰囲気づくりにもおすすめですよ。

 

初心者でも屋根裏収納に簡単きれいにDIYで棚を作る方法

初心者でも屋根裏収納に棚をDIYできるアイテムをご紹介します。

軽いものならディアウォールを使う


ディアウォールは、天井と床で突っ張る方法で柱を組み、必要に応じて棚板をつけることができる商品です。

壁付けテレビでの事例では20キロのテレビまで、1本の柱でしっかり固定できる優れモノで、ドライバーさえあればDIY初心者でも簡単に屋根裏収納に棚が作れます。もちろん壁に穴を開けることなく設置できます。

 

ディアウォールは壁・床に突っ張る際の固定具、棚受けが実際の商品。木材は基本的に自分で調達しますが、2×4用は木材とセットになった商品も販売されています。

 

天井高-45mmで木材を用意するところ、-40㎜で準備することで突っ張り強度の向上も可能棚板は40mmまで前に出しても大丈夫なので、本くらいの大きさの物なら問題なく収納できます。

 

ディアウォール(柱の突っ張り部品)、棚受け、木材などがセットになったものは以下の商品が販売されています。

材木種類 商品 木材断面サイズ 耐荷重 高さ制限 価格 備考
1×4材用 ディアウォールR 約19×89mm 18~20kg 1,100mmまで 1,155円 2個入
棚受け 5kg 495円 2個入
2×4材用 ディアウォールR/S 約38×89mm 18~20kg なし 1,210円 2個入
棚受け 5kg 495円 2個入
棚セット(2段) 5kg(棚1段あたり) なし 24,200円 棚板は~900mm
基本セット 5kg(棚1段あたり) なし 3,410円 棚受け・ディアウォール×2
1×6材用 ディアウォールS 約19×140mm 18~20kg 1,300mmまで 1,430円 2個入
棚受け 7kg 748円 2個入
2×6材用 ディアウォールS 約38×140mm 18~20kg なし 1,485円 2個入
棚受け 7kg 748円 2個入

※ディアウォールRは丸みを帯びたパーツ、ディアウォールSはシンプルな長方形と形状が異なるもので目的は同じです。

2×4(ツーバイフォー)とか1×4(ワンバイフォー)とは

木材の断面のサイズが、2インチ×4インチのものが2×4(ツーバイフォー)と呼ばれます。ただし木材は乾燥すると縮みますから、流通しているもののサイズは約38×89mmです。

1×4は1インチ×4インチですが、流通しているものは約19×89mmのサイズです。それぞれ2×6、1×6も同様ですから木材のサイズは上記の表を参考にしていただければ問題ありません。

 

木材もカットして届けてくれるLABLICO(ラブリコ)


LABLICO突っ張り方式・壁固定方式で初心者でも簡単に、必要であれば木材も希望サイズで同時購入できるDIYキットです。

 

ラブリコは商品ラインナップがとにかく豊富で、突っ張るためのパーツだけでの販売はもちろん、木材とのセット商品、自転車スタンド、テレビハンガーセットなどなど様々です。

 

天井と床で突っ張るタイプの商品ラインナップはアジャスタータイプ木材先端を覆う形で装着する突っ張る商品があります。

他にも、棚受けなどの拡張パーツや、木材のカラーも選べる木材セットも販売されています。

棚板については木材追加カットで別途指定可能です。

 

屋根裏収納そのもののDIYは難易度高め・アイディア次第で素敵空間にできるDIYを楽しんで

屋根裏収納そのものをDIYで自作するのは、かなり上級者向けです。場合によっては屋根裏の床を施工中に踏み抜いて予想外の修理費用が…なんていうことにもなりかねません。

 

ですが、素敵な屋根裏空間を手に入れたら、初心者でもDIYでお気に入り空間を創り上げられる時代です!ぜひ、こちらでご紹介したアイディアなども参考に、お気に入りの空間として仕上げていただけたら嬉しいです。

 

天井高が限られてしまう分、快適な屋根裏収納を実現するには、お伝えしたコツなど参考にしていただくことをおすすめします。

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