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本物の「コスパの良い家」教えます・後悔しない家選びのポイント

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若い世代を中心に「コスパの良さ」が、モノを選ぶ基準としてかなり浸透してきているなと感じる今日この頃。

 

でも…コスパの判断基準は、人それぞれ違いますよね。単純に「欲しいものを思っていたより安く買えた!」という感覚で「コスパが良い♪」と発言している人もいるんだなぁと感じることもあります。

 

コスパの良い家」というと、皆さんはどのような家を思い浮かべるのでしょうか。ローコスト住宅をウリにするメーカーが増えてきていることもあり、「購入価格を抑えられる家=コスパが良い家」、という認識をされる方も多いように見受けられます。

 

エンズホームの考えるコスパの良い家とは『その土地、ご家族にとって本当の意味で最適な家を、無駄なコストをかけずに建てた家』です。そうして建てた家は必然的に生活コストを大幅削減し健康的に暮らせるQ1.0(キューワン)住宅と呼ばれるもの。当社が目指すQ1.0住宅とは何か、どのように”最適な暮らし方をかなえる家を建てているのか”をご紹介させていただきますので、ぜひお付き合いください。

 

◆こんな方におすすめの記事
⇒家は欲しいけど無駄なコストはかけたくない
⇒コスパの良さは常に意識している
◆この記事を読むと分かること
⇒本当の意味でコスパの良い家とは
⇒イニシャルコスト・ランニングコストを抑えた家づくりとは

 

エンズホームの考えるコスパの良い家「Q1.0住宅」とは

エンズホームでは『Q1.0住宅(キューワン住宅)』を目指して建築しています。Q1.0住宅とは、コストパフォーマンス良く断熱性能を向上させ、暖房エネルギーを大幅削減した「低燃費&快適に暮らせる家」のこと。これまでの省エネ基準で建てられた家と比べて、半分以下の暖房エネルギーで冬でも快適に過ごせる家がQ1.0住宅です。当然夏場の冷房効率も大幅に向上します。

 

Q1.0住宅について詳しくはねんぴ半分!!Q1.0住宅|一般社団法人 新住協でも解説されています。

 

日射・断熱性能・機密性能を高め、省エネ理論を追及したQ1.0住宅ですが、決して高額な住宅ではありません。コストアップは3万円/坪(40坪なら約120万円ほど)程度で済むのも、ここでおすすめする理由です。

 

過去記事:選ばれる理由~土地との共生~|エンズホームでも触れていますが、以下でわかりやすくまとめていきますのでお付き合いください。

 

土地の環境条件をしっかり考えたゾーニング計画

エンズホームではQ1.0住宅を目指すため、家を建てようとする土地を様々な角度から見て、計算して、ゾーニング計画することを徹底しています。

  • 方位
  • 日の当たり方
  • 風通り
  • 周囲との高低差

ゾーニング計画とは、部屋として家の中を区切るだけでなく、用途や暮らし方に併せて”最適な場所に位置取り”できるよう、区分分けしていくことをいいます。

 

土地の条件は土地それぞれに大きく異なり、特徴があります。リビングとしてどの区画を使うのが最適か、寝るにはどの区画が最適か…など、過ごす時間を最適なものにするためにも土地をしっかりと見ることは欠かせないのです。

 

お客様の要望を聞き、とにかくプランに詰め込んでみる、とすると作業としては楽ですが「この家にしてよかった」と感じていただける仕上がりにはならないこともあります。最適なプランをご提案するため、プランに落とし込む前のこの段階を特別大切にしているのが当社です。

 

日射量も立地から詳細に

土地の方位・立地条件(周辺の建物など)を把握すると、季節ごとの日射量が算出できます。夏は涼しく快適に、冬も暖かく快適な家を実現するには、日射量の緻密なシミュレーションも欠かせないため、しっかり計算して図面化してご提示します。

 

気密化工事にこそ当社の力量を見てほしい

気密化工事には、当社の施工技術の神髄を見ていただける部分と自負しています。

 

室内環境をコントロールし、通年通して快適に過ごせ、ランニングコスト(光熱費)を最小限に抑えられるQ1.0住宅を実現するには、気密化の計算だけでなく施工技術も欠かせない要素。「簡単なことだ」ととらえている業者さんもいらっしゃるかもしれませんが、しっかりとした計算と施工技術で確実に結果に繋げています。

 

地域によってQ1.0住宅の基準は異なる

Q1.0住宅は、従来の省エネ基準住宅の暖房エネルギーとの比較で、「どれだけ暖房エネルギーを必要としないか」でレベルが分けられています

 

工務店などと協力し、日本の住宅性能向上を目指す民間団体である「新住協」では、最低でもレベル1を実現することを呼びかけていますが、今後レベル3以上を実現することを目標にしています。

地域区分ごとのQ1.0住宅の暖房エネルギー基準
レベル1 レベル2 レベル3 レベル4
1~2地域 55% 45% 35% 25%
3地域 50% 40% 30% 20%
4地域 45% 35% 25% 15%
5~7地域 40% 30% 20% 15%

参考情報:地域区分|国土交通省 ※お住いの自治体で検索すると見つけやすいです

Q1.0住宅という呼び方がされるようになった背景

住宅の省エネ基準となる数値の1つに、「Q:熱損失係数」というものがあります。日本で最も寒い北海道で暖房エネルギーを半分に抑える家を建てたときに、この熱損失係数Qが1.0でした。(本州では2.0)

 

この結果から、燃費半分で暖かく暮らせる家=Q1.0(キューワン)住宅と呼ばれるようになったといわれています。

 

コスパの良い家を求める方に知っておいてほしいこと

チェック

「コスパが良い = 費用対効果が高い」ということから、「品質がよくても価格はお得感がある」と認識されていらっしゃる方は多いのではないでしょうか。

 

魅力的な言葉ではありますが、「家」というものに対しても日常生活の買い物の感覚で、安易に「コスパが良いもの」を求めると後悔につながってしまうこともあります。家を考えるときにコスパを意識するうえで、知っておいていただきたいことについてまとめますので、ご覧ください。

 

イニシャルコスト+ランニングコスト=家のコストと意識する

家にかかるコストは、家を購入・建築するにあたってかかる様々な費用と、住み始めてからかかる光熱費・修繕費・税金・保険料と住宅ローンを含めた金額です。

 

「コスパの良い家にしよう!」と「建築費用を抑える・購入価格の安い家を買う」としてしまうと、ランニングコストがかさむ家を選んでしまう可能性が高くなります。

 

なぜなら、安く建てるため・安く売るために、建築にかかるコスト(材料費・人件費・工事費)を抑えている業者も少なくありません。そうした家を選ぶと当然、光熱費がかさむ家を選んでしまうリスクを避けづらくなるのです。

 

Ua値が小さい家=省エネ住宅ではないと理解する

Ua値:平均熱貫流率」は、床壁天井と窓の部位面積などから求めた数値で、わかりやすく説明すると「家の外気に触れる部分から、どれだけ室内の暖かい空気が外に逃げるか」を数値化したものです。

 

これだけ聞くと、「Ua値が小さければ省エネな家だ」と感じる方も多いでしょう。ですが実際はこれはコスパのよい家の判断基準としては不十分な基準です。

 

実際に「うちで建てた家はUa値が小さいので省エネなんですよ!」と大々的にウリにしている業者さんもいらっしゃいます。Ua値の算出には換気熱損失が考慮されません。そのため2,3割もの暖房エネルギーを削減する、熱交換換気設備を使う場合・使わない場合でも、Ua値は変わりないのです。

 

また窓にトリプルガラスを使うとUa値は小さくなります。ですが、ガラスが1枚増えると日射侵入率は15%低下し、室内が太陽光で暖まりにくい状況になります。その結果温暖地では、断熱性能が良いとされるガラスに変更しても、暖房エネルギーに大きな変化が見られないのも事実なのです。

 

このような事実から、Ua値で家のコスパを計るのではなく、暖房エネルギーを見ておくことが重要なのだと理解しておいてください。

 

コスパの良い家=住み心地の良い家でもある

「家から車で30分以上移動しないと、普段使いしたいスーパーがない」「毎日通学通勤で電車を使うが、車でないと駅までの移動がつらい」

 

このような環境でずっと暮らすことは、楽ではありません。大きなストレスを感じる方もいらっしゃるでしょう。また、このような状況では常に生活に車が必要になりますから、ガソリン代・車の維持費・購入費などもランニングコストに含めたくなってきませんか?

 

ライフスタイルや目指す暮らし方は皆さんそれぞれに違いますが、毎日大きなストレスなく日常が送れること、これも「コスパの良い家」には欠かせない条件なのではないでしょうか。

 

コスパの良い家を実現する方法

コスパの良い家を実現するには、イニシャルコストを抑えるか、ランニングコストを抑えるか、もしくはこの両方が必要です。

 

エンズホームでは、低ランニングコストで生活できる家を、最小限のイニシャルコストで実現できる家、をご提案します。

 

ランニングコストを抑えることは、住まわれるご家族が、より健康的な生活ができる環境を整えることにもつながります。冒頭でお伝えした当社の目指す家づくりで、快適で無駄な光熱費のかからない暮らし方ができる家が、実現するのです。

 

 

そのうえでイニシャルコストをどのように抑えて無駄を省くか、で皆さんに納得していただけるコスパの良い家が実現すると考えています。イニシャルコストを抑えるコツについては別記事:新築で予算オーバーしたら削るとこ~失敗しないコツ・削減額・削減ポイント~も併せてご確認ください。

また、国や自治体からの補助金を受けることでイニシャルコストを抑えることもできます。2024年時点で行われている補助金制度は別記事:家の新築で補助金100万円?!補助金一覧  【ZEH/LCCMなど・フラット35金利引き下げ】で御覧いただけます。

 

コスパの良い家を比較するとき見るべき5つのポイント

「コスパの良い家=イニシャルコストの安さではない」と考える当社が、お客様に後悔ない家選びをしていただく上で、チェックしていただきたいポイントをまとめました。

  1. 保温性:気密・断熱性能
  2. 省エネ&創エネ:ZEH・ZEH+住宅など
  3. 耐久性:耐震・制震性能
  4. メンテナンス性
  5. アフターフォロー体制
コスパの良い家を実現するには、建売でも注文住宅新築でも、いくつかのメーカー・工務店に希望を伝え、比較検討することは欠かせません。

その際、比較検討ポイントとして、上記の①~⑤のポイントがどうか、をしっかり見比べていただきたいのです。建売であればBELSという評価制度を取り入れている場合、省エネ性能がどのくらいか簡単に判断できます。BELSについては過去記事:BELSとは何かわかりやすく解説!|ZEHとBELSの関係性・メリット・評価基準と項目で詳しく解説していますが、ラベルを見るとどの程度の省エネ性能のある家なのか、誰でもわかるように表示されるのでわかりやすいです。

注文住宅で考えている場合には、BELSでの判断は難しいので、①~③についてどのくらいの性能の家が希望をかなえたうえで予算内で実現できるのか、提示してもらってください。

④メンテナンス性・⑤アフターフォロー体制についてはそれぞれの業者ごとに特色もあります。
「A社は希望が予算内でかなうけど、アフターフォローは5年だけ。」
「B社は予算を少しオーバー。でも10年間はフォローがあって、メンテナンス性がA社より良いな」
など、しっかり見比べていただくと、悩みがちなポイントもスッキリするはずですよ。

 

コスパの良い家こそ検討ポイントを抑えて選んでほしいから

エンズホームとして目指している「コスパの良い家 = Q1.0住宅」・「本当にコスパの良い家を選ぶ際に見てほしいポイント」について、解説させていただきましたが、どのように感じられたでしょうか。

家づくりに携わるものとしてはやはり、長い時間を快適に安心して過ごしていただけるものをご提供したい、という想いがあります。一朝一夕では実現できない、緻密な計算と建築技術があってこそのQ1.0住宅

「なんでそこまでするの?」と感じる方もいらっしゃるかもしれませんね。

 

でも。当社が考えるコスパの良い家とは、イニシャルコストだけでなくランニングコスト、また住まう皆さんが感じる”快適指数”も追及したもの。

「この家にしてよかった」と心から感じていただくために、これからも本物のコスパの良い家を追及していきたいと考えています。

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