きれいな空気を保ちつつ省エネでも快適温度で過ごせる家
「多くのお客様に仕上がりに納得してもらえる、かつより多くのお客様にとって手の届く価格で、健康・快適に暮らせる家を作る」
これが当社のモットーです。そのため、室内の空気の質に強くこだわりつつ、空気がよどまないのに室内の温度や湿度も快適に、無駄なエネルギーを消費せずキープできる家づくりを徹底的に追及しています。
ここでは当社が誇りをかけて追い求めている家づくりとは何か、そこで重視している省エネ性能の基準、室内の空気を良好に保つために重視している「室内空気質」についてわかりやすく解説します。
「家族で健康に暮らせる家を持ちたい」
そう考える方はぜひご覧ください。
室内空気質を良質に保つには換気効率の良い家とすることが欠かせません。それだけでは冬の寒さが厳しく、夏は暑い家に仕上がって今います。これでは当社が求める健康で快適な家ではありません。
室内空気質を良好に保ちつつ、年間通して無駄なエネルギーを消費せずにも快適に過ごせる家。この相反する課題を両立した家づくりのため、当社では室内空気質を良好に保ちつつ、HEAT20のG2・G1という厳しい省エネ・断熱性能基準を兼ね備えた家づくりをしています。その実現の裏にある当社の想いをご覧ください。
⇒空気のよどみが気になるが、エアコンコストも気になる
⇒電気代も施工費用もできるだけ抑えたい
◆この記事を読むと分かること
⇒本物の健康で快適に過ごせる家を手に入れる方法
⇒室内の空気がきれいに保てて快適温度の家が作れる
室内空気質とは
この記事のもくじ
室内空気質とは、IAQ(Indoor Air Quality)とも表現されますが、人の健康・快適さの観点から空気の質を評価し数値化したものです。建築においては家の中の、温度・湿度・二酸化炭素濃度・清浄度・気流を図って数値化します。
空気は約80%が窒素で構成されています。窒素は生き物の体を作るのに欠かせない「たんぱく質」を作り出すのに必要な成分です。呼吸に重要な酸素は約20%、微量に感じるかもしれませんが、ガス・ホルムアルデヒド・粉塵といった人体に融合な化合物が1%ほど含まれています。
換気が不十分だと、この1%の有害な化合物の空気中の濃度が上昇します。内装や建材、そこで暮らす人々の影響で室内は屋外の2~5倍の濃度になっているともいわれているのです。
この化合物などがどの程度たまっているのかが、空気質を計るのに重視される要素の1つ。
画像を見ていただくとわかるように、食料や水よりも多く人体が取り込んでいるのが空気です。生涯を通して摂取する83%が空気だとも言われています。そう考えると、室内空気質がどれだけ重要なのかもおわかりいただけるのではないでしょうか。
室内空気質が悪いとどうなる?~悪化原因と心身への影響~
室内空気質が悪化すると、意識・健康に大きな悪影響を及ぼします。以下に空気質のどの要素が悪化すると、どのような悪影響がでるのかを表にまとめましたので、ご覧ください。
悪化する要素 | 主となる悪化原因 | 健康への悪影響 |
---|---|---|
湿度・温度 | 天候・空調器具・換気不足 | 熱中症や集中力低下を招く |
二酸化炭素(CO2) | 呼吸・暖房器具・換気不足 | 倦怠感・息苦しさ・頭痛・眠気を引き起こす |
tVOC(総揮発性有機化合物) | 合板・壁紙などの建材や施工時の接着剤 カーテン・カーペット・殺虫剤・消臭剤・芳香剤・喫煙 |
シックハウス症候群・化学物質過敏症・頭痛・吐き気・めまいを招く |
PM2.5 | 自動車・喫煙・花粉・ダニ・ペットの毛・埃 | 気管支炎や喘息など呼吸器系症状・肺がんリスク上昇・ 循環器系への悪影響がある |
オフィスなどで室内空気質を測定しているケースは多いですが、こうみると長い時間を過ごす家の中でこそ、室内空気質を大切にすることが、健康に暮らす上でも重要であることがお分かりいただけるのではないでしょうか。
室内空気質を改善する方法
室内空気質を改善するには、以下の方法が有効策です。
- 空気清浄機の設置
- 定期的に換気する
- 日常的な清掃
①空気清浄機は導入済みのご家庭も多いのではないでしょうか。②③についても、日常的に意識されている方も多いかもしれません。
家づくりの観点からサポートできるものとしては、②③です。例えば「空気がよどみなく流れやすいよう、換気効率を考えた家づくりをする」、「掃除をしやすい導線・構造で家を作る」といったことが挙げられます。他にも、可能な限り有害な化合物を排出しない建材を使用する、ということもあります。
室内空気質を良好に保ちやすい家づくりとは
当社エンズホームでは、「空気が循環しやすい家」になるプランをご提案しています。
「空気をしっかり循環させる、ということは冬の寒さは大丈夫なのか?」と気になる方もいるでしょう。確かにこれだけでは、当社が追い求める『家族が楽しく豊かに生きる為の”心地いい居場所”をつくること』という目的から外れてしまいます。
『室内空気質を良好に保ちつつ、冬は暖かで夏は涼しい家』を実現するため、家そのものの構造・施工に強くこだわり性能の優れた快適な家を作るための努力は惜しみません。
そうした家を作るには、家を建てようとする土地の立地・周辺環境も含めてプランニングすることは欠かせません。その土地のポテンシャルも最大限に活かし、自然のエネルギーも建築に取り入れるため、外部・庭とのつながりも大切にしています。
健康で快適に暮らせる家づくりを追及した結果、重要であるという結論に達したのが「HEAT20」という1つの基準です。当社ではHEAT20のG1は当然クリアするべきもの、そのうえで施主さんご家族のご要望もお聞きしながら、G2以上となるよう家づくりを進めています。
HEAT20についてはHEAT20とはで詳しく解説しますので、併せて御覧ください。
どうやって自宅の室内空気質を知ればよいの?
自宅の室内空気質は、空気質モニターを設置していただくことでわかります。楽天やAmazonなどで5,000円前後から販売されているので、気になる方は探してみてください。
HEAT20とは
当社がG1は当たり前、G2以上を目指しているHEAT20とは、2009年に地球温暖化とエネルギー問題の対策を目的に発足した、HEAT20|2020年を見据えた住宅の高断熱化技術開発委員会が定めた基準です。
引用元:HEAT20|2020年を見据えた住宅の高断熱化技術開発委員会
メンバーは委員長に東京大学の名誉教授である坂本雄三氏を据えた、研究者・住宅/建材生産者団体の有志です。長い目で見て、住宅の省エネルギー化、よりよい環境を実現するため活動しています。
HEAT20の外皮性能水準
HEAT20が定める外皮性能水準についても見てみましょう。
※引用元:表3 地域別の代表都市と外皮平均熱還流率|HEAT20
※地域区分は地域区分新旧表|国土交通省を参照ください。
現状”高水準省エネ住宅”とされているZEH住宅は、UA値が東京など地域区分5,6の地域が0.6以下、北海道で0.4以下が基準です。
ZEHの基準と比較すると、HEAT20の最低等級であるG1がZEH水準、G2はZEH+の水準が求めるもので、その水準の高さがお分かりいただけるのではないでしょうか。ZEH基準については過去記事:【2024年最新版】ZEH補助金のわかりやすい解説と建築費用|で解説していますので、気になる方は併せてご確認ください。
当社は土地・周辺の自然環境を最大限取り入れつつ、住宅の省エネ性能も十分に兼ね備えた家にするため、HEAT20のG1は当たり前、として建築に向き合っています。
室内空気質が良好で高断熱性能でも高額な家では意味がないから
当社が求める室内空気質が良好で、省エネ性能も十分に兼ね備えた家は、無駄なエネルギーを消費せずとも年間通して快適に過ごしていただける家です。
こう説明すると、「大手ハウスメーカーよりも高額なのでは(汗)」と警戒されてしまうこともあります。でも、そうではありません!
ここ数年住宅の基本性能は一昔前とは比べ物にならないほど、高い水準となっています。ですが家は生活に欠かせないもの。多くのお客様が手の届かないような、高価格な高性能住宅では意味がないと考えています。ですから当社では「手の届く範囲での超高性能住宅」を標準設定としていることもご承知おきください。
家は消耗品ではありません。安ければ良いでは、安物買いの銭失いになりかねない。私たちはそんな家づくりはしたくない!時間がたって「こんなデザイン、前に流行ってたよね」となってしまうのも嬉しくない。
エンズホームは「住まう方の笑顔を思い浮かべながら、遊び心も取り入れつつ性能に優れた、快適で最適な家」をお勧めします。