注文住宅あなたに合った外観の決め方！外観コンセプト・家の形状・屋根の形・外観素材に分けてわかりやすく徹底解説

こんにちは。今回のお題は

注文住宅外観の決め方！「失敗しないコツや選び方」をわかりやすく解説します。

こういったお悩みをお持ちの方にピッタリな記事です。

注文住宅の外観、決め手とは？

外観は建物の印象を左右するほど大切な選択であり、「住まいは人生の中で最も大切な場所の一つ」です。だからこそ、自分らしい理想の外観を実現したいと思うのは当然のことです。

 

しかし、外観のデザインやスタイルを決めることは簡単なことではありません。

 

そこで今回は、注文住宅の外観を決める際に考慮すべきポイントやテーマについてご紹介します。自分らしい理想の外観を実現するためのヒントが満載ですので、ぜひ参考にしてください。

 

さあ、理想の住まいを手に入れるために、外観のテーマを一つずつ探っていきましょう。

注文住宅の外観選びが難しい理由

具体的な外観デザインの決め方をチェックする前に、まず注文住宅の外観デザインが難しい理由を覚えておきましょう。

注意すべきポイントを知っておけば、考慮しながらスムーズに決める事が出来ます。

外観の実物を見てチェックできない

注文住宅の外観デザインが難しいのは、完成するまで実物をチェックできないのが大きなポイントです。

 

家具や電化製品などの製品は、店舗で実物を見て・触れて選べるので大きな失敗やイメージがつかないことは少ないですよね。しかし、オーダーメイドの注文住宅は、実物がない状態で外観の素材やカラーを決めなければなりません。

 

注文住宅の外観や屋根はカットサンプルで選ぶことが一般的ですが、サンプルより面積が広がり「面積効果」が発生するのも難しいポイントです。

長期的な視点でのデザインの考慮

住宅は長期にわたって利用されるものです。

 

そのため、将来の変化やニーズにも対応できるデザインを考えることが重要です。

 

例えば、頂礼的に増築や改築を行いたい場合には、外観デザインがそれに対応できるかを検討する必要があります。また、エネルギー効率や環境への配慮も長期的な視点で考えるべきポイントです。

環境に左右される。

センスの良い外観デザインを作るためには、注文住宅を建てる周囲の環境と調和する必要があります。具体的には、隣接する住宅や景観、地域の特徴に合わせて外観をデザインする必要があります。

 

周囲と調和しない外観デザインは、まわりの景観を損なったり、地域の一体感を失わせたりする可能性があります。

注文住宅の外観を左右する4つのポイント

ここからは、注文住宅の外観を左右する要素を紹介していきます。

注文住宅の外観は、

の4つのポイントで、大枠が決まります。順番に解説していきます。

注文住宅の外観：外観デザイン(コンセプト)の決め方

最初に、注文住宅の外観のデザインコンセプトを決めます。コンセプトとは、建てたい家の雰囲気やスタイルのイメージを指します。

外観デザインのコンセプトには、主に以下の5種類が挙げられます。

• シンプルモダン
• ナチュラルモダン
• 和モダン
• 南欧風
• アメリカン

それぞれのコンセプトについて詳しく解説します。

シンプルモダン

シンプルモダンとは、外観をシンプルで無駄のないデザインにすることを目指します。

 

シンプルな形状やシンプルな色合いを取り入れることで、清潔感や洗練さを演出します。シンプルモダンは、落ち着いた住宅や都会的なイメージを持つ方に人気があります。金属やガラス、コンクリートなど工業的で無機質な素材を使用し、モノトーンやネイビーなど落ち着いた色で統一します。

 

ナチュラルモダン

ナチュラルモダンな外観は、自然素材を使用しながらもモダンな要素も取り入れたデザインです。

 

木目調やレンガ調、塗り壁など、自然を感じさせる素材を外壁や庭などに取り入れることで、温かみや自然の風合いを表現します。ホワイトやベージュ、ブラウンなど淡い色で仕上げ、曲線状態の部材も取り入れる点も特徴的です。

 

和モダン

和モダンな外観とは、日本の伝統的な「和」の要素と現代的な要素を組み合わせたデザインです。

 

和風の屋根や木や竹、珪藻土など天然素材を採用しつつ、直線的でシンプルなモダンデザインを取り入れる事で、和の雰囲気と現代的な印象を両立させます。和風に合うブラウンやベージュなど落ち着いた色で仕上げる場合が多いですが、モノトーン、ネイビーなどモダン寄りの色も似合います。

 

南欧風

南欧風な外観とは、地中海地方の建築スタイルを取り入れたデザインです。

 

明るい色合いや温かみのある素材、アーチやテラコッタタイルなどの特徴的な要素を取り入れることで、南欧のリゾート感やエレガントな雰囲気を演出します。

 

アメリカン

アメリカンな外観は、アメリカの伝統的な住宅デザインを取り入れたデザインです。

アメリカンな外観は、アメリカの伝統的な住宅デザインを取り入れたデザインです。

 

レンガやサイディングなどの外壁材や、ガラス窓やベランダなどの特徴的な要素を取り入れることで、アメリカのクラシックな雰囲気や豪華さを表現します。

 

注文住宅の外観：家の形状の決め方

間取との兼ね合いもありますが、建物の形も外観の印象に影響を与えるのでしっかり考えたいポイントです。

総2階建て	「外壁の凹凸」や「柱が少ない」が少ないシンプルな2階建て。
3階建て	狭い土地面積でも十分な床面積の家を建てられるのが3階建て。
「L字型」など角の多い家	土地の形状に合わせてデザイン性の高い住宅が建てられる　一方、間取の自由度が低くなる。
オーバーハング	上の階の床を下の階よりもせり出す「オーバーハング」建築。

大きく分けて、このようになっている。

 

凹凸のない真四角のシルエットは、シャープでモダンな印象をつくりやすいです。まずは、暮らしやすい間取りをつくることが優先ですが、建物の形が変わる場合は外観のみえ方もチェックしてみましょう。

 

２階建て

総2階建てとは、一階と二階のフロアが完全に建物の中に収まっている形状のことです。この形状は、一階と同じ面積を二階にも確保できるのでより多くの部屋が必要な場合や部屋を広くしたい場合に効果的です。プライバシーを確保しながらかっぞくの生活スペースを効率的に配置するのに適しています。

 

しかし、一方でデザイン性のある住宅は作りにくいデメリットもあります。

 

「L字型」など角の多い家

L字型やコの字型など角の多い家は、複雑な土地や空間を有効に使いたい方に適しています。

 

プライベートな空間とパブリックな空間を分ける事ができ、プライベートな庭や中庭を設けることができるため、自然とのつながりを感じる事が出来ます。また、建築の角には窓を配置することで室内に自然光を取り入れることができます。

 

外観からは、ユニークで個性的な印象を与え、建物の角や中庭など、アクセントが際立つデザインが求められます。

オーバーハング

オーバーハングとは、建物の一部が敷地の外に突き出している形状を指します。

 

オーバーハングを設ける事で、建物の外観に動きや奥行を生み出すことができます。また、オーバーハング部分にはテラスやバルコニーを設ける事ができ、屋外でのくつろぎや眺望を楽しむことができます。

 

外観からは、ユニークで個性的な印象を与え、モダンでスタイリッシュなデザインが特徴です。

注文住宅の外観：「屋根の形」の主な選択枠５種

屋根の傾斜や、その傾斜によって、家の印象はかなり違ってくる。

※代表的な屋根の形

切妻屋根	最も一般的な屋根、２方向に勾配を付けた三角の屋根
片流れ屋根	一方向だけに傾斜があるシンプルな形状の屋根
寄棟屋根	真上から見ると長方形で、4方向に傾斜面がある屋根
陸屋根	傾斜の無い平面状(フラット)の屋根
方形屋根	真上から見ると正方形、シンプルな外観に仕上げやすい

大きく分けてこのようになっている。

 

アンバランスにならないように、外観の雰囲気と色合いに合った屋根の形選びをしましょう。

例えば、二枚で三角に見える切妻屋根は、欧風テイストなナチュラルで可愛らしいイメージを作りやすく奥様方からも非常に人気です。

１枚の屋根面で構成する片流れ屋根は、キリっとしたシャープな印象になるのでモダンテイストと相性抜群です。

注文住宅の外観：外壁素材

外観の大部分を占める外壁は、家の印象を決める重要な要素です。様々な素材がありますが、それぞれの素材には独自の魅力と機能性があります。自分の理想の家を実現するために、外観素材の選択にもこだわりましょう。

サイディング系	・多様なデザインと色柄があり、建物の外観を自由に演出できる ・軽量で施工が比較的容易であり、メンテナンスもしやすい
モルタル	・建物に重圧感を与えることができる ・耐久性が高く、長期間の使用にも耐えることができる
タイル	・無数の色や形状のバリエーションがあり、デザインの自由度が高い ・高い耐久性を持ち、色あせや劣化が少ない
ガルバリウム	・軽量かつ強度があり、耐久性が高い ・防錆加工が施されているため、長期間美しい外観を保つことができる
レンガ	・自然素材であり、クラシックで温かみのある雰囲気を演出できる ・耐久性が高く、経年による変化が少ない
焼杉	・自然素材であり、木の風合いや温かみを感じさせる ・特に耐久性に優れた焼杉外観は長期間美しい外観を維持できる

大きく分けてこのようになっている。

順番に解説していきます。

サイディング系：多様なデザインと耐久性

サイディングはプラスチックやセメントを主成分とする外壁材で、窯業系と金属系のバリエーションも多くあります。

 

多様なデザインや色合いがあるので、建物のスタイルや好みに合わせて選ぶこととができます。サイディングは耐久性にも優れており、風雨や紫外線に強く、長時間のメンテナンスが不要です。また、断熱性や防火性にも優れており、快適で安全な住まいを実現します。

 

モルタル：自然な風合いと調和

モルタルはセメント、砂、水などの材料を混ぜ合わせて作られる塗り壁素材です。

 

その自然な風合いや質感が魅力であり、他の素材との調和もよく、建物に温かみを与えます。モルタルは耐久性にも優れており、風雨に強く、長期間のメンテナンスが不要です。また、断熱性にも優れており、快適な室内環境を保ちます。

 

タイル：美しさと耐久性の融合

タイルは陶磁器やセラミックを主成分とする外壁材で、その美しさと耐久性が魅力です。

 

タイルは多彩な色味やパターンがあり、建物に個性的な印象を与えます。耐久性にも優れており、風雨や紫外線に強く、長期間のメンテナンスが不要です。また、断熱材や防音性にも優れており、快適な住まいを提供します。

 

ガルバリウム：シンプルな美しさと耐久性

ガルバリウムは鉄板にアルミニウム・亜鉛合金を塗布した外壁材で、そのシンプルな美しさと耐久性が魅力です。

 

ガルバリウムは錆びにくく、さまざまな気候条件に耐える事ができます。

レンガ：歴史と温かみのある魅力

レンガは粘土を焼いて作られる外壁材で、その歴史と温かみのある雰囲気が魅力です。

 

レンガは自然素材であり、クラシックで風格のある雰囲気を感じさせてくれます。また、レンガの質感や色合いは多様であり、自由なデザイン性を追求することができます。

焼杉外観：自然な風合いと和の差

焼杉外観は、日本の伝統的な建材であり、その自然な風合いと和の美が魅力です。

 

焼杉とは、杉材を高温で焼き、耐久性を高めたものです。焼き目や木目がはっきりと現れ、風化しにくくなっています。実は最近かなり流行っていて、外観を焼杉にされる方多くなっています。

まとめ

今回は、注文住宅外観の決め方！「失敗しないコツや選び方」をご紹介しました。

 

外観は建物の印象を左右するほど大切な選択であり、「住まいは人生の中で最も大切な場所の一つ」です。外観のデザインやスタイルを決めることは簡単なことではありません。この記事を通して、自分らしい理想の外観を実現するためのヒントを手に入れていただけたら光栄です。

に分けてご紹介しましたが、目的や好みに合わせてぜひ参考にしてみてください。今回の記事を通して、注文住宅の魅力が伝わっていただけたら光栄です。

 

これからも、皆様の暮らしを豊かにする情報を発信していきます。