工程管理 新人研修レポート
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先日、現場監督として必要で基本的な知識やスキルを習得することを目的として、安全管理・工程管理・品質管理などの基礎を学ぶ機会を得ましたので、自分自身のアウトプットという事でも書き記しておこうと思います。
まず研修1日の大きな流れに沿って書いていこうと思います。
オリエンテーション
この記事のもくじ
まずは現場監督の社会的役割について説明を聞き、その後、参加会社それぞれの理念を発表しました。
同じ建築業界でも理念は違うのでそれがとても新鮮だった。
その後、
工程管理研修のスケジュールと目的の共有
ここでは何故研修に参加しているのか?の再確認と研修を受けた後の自分の成長をイメージする事をする。面倒だなと一瞬思いましたが、、、ゴールを見る事で今自分が何をして今後の為にしたいのかを再確認した。
その次に、安全管理の基礎・現場における安全管理の重要性・労働災害の事例とその防止策・保護具の使用方法やKY活動(危険予知活動)の実践。と移っていった。
工程管理の基礎(工程表の作成と管理のポイント)
工程表の作成
・工事全体の流れを把握し、細かく工程を分割する。
・作業順序を明確にし、適切なスケジュールを立てる。
・必要な資材や人員の配置を考慮する。
工程表の管理
・実際の進捗と計画を常に比較し、遅れが発生した場合の対策を講じる。
・他業種との調整を密に行い、作業の重複や遅延を防ぐ。
・変更が発生した場合は、迅速に工程表を修正し関係者に共有する。
実際の工事進捗に合わせた対応方法や他業種との連携の重要性。
品質管理の基礎
品質確保のためのチェックポイント
関係法令に適合するよう適切な図面と適切な現場施工精度を自社独自のチェックポイトだけではなく、第三者機関の目も必要だと思う。
現在第三者機関の検査を全棟入れているのはその為かと実感した。自社独自検査だけではヌケモレなどが出てしまう可能性があるが、第三者の目を介する事でヌケモレを防ぐことができる。また、写真に記録する事で後々役立つ。
不良工事の事例と改善策
第三者機関が有する施工不良しがちなポイントや事例を基に前もって現場にアナウンスできるし、万一不良工事があったとしても早期発見で早期に対処・改善出来る。
検査基準と報告書作成の方法
検査基準は法に則り粛々と行う事が大切。せっかくここまで一生懸命作ってくれた職人さんではあるが、間違えは間違えなので、年下の僕でもそこは職人さんに間違えや不備を伝え是正してもらいます。報告書は各所写真撮影にて記録し最終的にはお客様へ記録帳としてお渡ししています。
現場実習(見学・実践)
建設現場を見学
実際の現場に行き、指導員のもと、簡単な測量や施工管理の実践。
あくまでも研修なので 分かりやすい間違えの事例や危険個所を設けていたので分かりやすかった。
グループディスカッション・振り返り
研修を通じて学んだ事の共有と、今後の現場監督としての目標設定を参加者の前で発表した。
この研修に参加する前は自分がどのレベルで現場管理が出来ているのか?または出来ていないのか?が不安でしたが、研修に参加させてもらい自分の今のレベルを知る事が出来た。
幸いなことにチェック項目や法的な事は会社からのテキストで十分網羅されていたが、個人的なコミュニケーションスキルや発信のタイミングなどはまだまだ未熟だと感じた。
研修の感想
研修を通じて、現場監督の役割と責任の大きさを改めて実感した。
特に、安全管理の重要性を強く認識し、日々の業務においてリスクを未然に防ぐ意識を持つことが大切だと再確認した。
また、工程管理や品質管理の実践を通じて、現場のスムーズな進捗には細かな調整やコミュニケーションが欠かせないことを学んだ。今後は、研修で得た知識を現場で活かし、且つ積極的に自らコミュニケーションを取り業務に取り組んでいきます!