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高気密高断熱の住宅はなぜ気持ち悪いと言われる? 10個の理由と対策を不動産のプロが徹底解説!

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この記事で解決するあなたの悩み
  • 高気密高断熱の住宅は本当に「気持ち悪い」の?
  • 住んで後悔するデメリットは?
  • 快適に暮らすためのポイントを知りたい

高気密高断熱住宅に興味があるものの、「息苦しい」「結露がひどい」「住みにくい」 といった評判を聞くと、本当に選んでいいのか不安になりますよね。

オガタ

そこで、住宅業界のプロが高気密高断熱住宅のメリット・デメリットを徹底的に調査し、あなたの疑問を解決します。

この記事で解決するあなたの悩み
  • 高気密高断熱住宅のメリット・デメリット
  • 「気持ち悪い」と感じる原因と対策
  • 後悔しないための工務店選びのポイント

高気密高断熱の家を快適にする方法を知り、後悔のない住まい選びをしましょう。

特に、新築やリフォームを検討しているあなたは、ぜひ最後までご覧ください。

高気密高断熱の住宅に住み「気持ち悪い」と感じる理由10選

この記事のもくじ

高気密高断熱の住宅は、快適な温熱環境を保ちやすい反面、住み方や設計によって「気持ち悪い」と感じることがあります。

ここでは、その主な理由と具体的な対策を紹介します。

気持ち悪い理由①:乾燥する

高気密高断熱住宅では、外気の影響を受けにくいため、冬場は湿度が下がりやすくなります。

さらにエアコンや床暖房を使用すると、室内の水分が奪われ、肌や喉の不調につながることも。

乾燥による主な影響

影響症状
喉や鼻風邪をひきやすい、喉がイガイガする
かゆみや肌荒れが発生する
静電気髪がまとまりにくく、パチパチしやすい
乾燥対策
  • 加湿器を活用(湿度40〜60%を維持)
  • 室内に洗濯物を干す(自然な加湿効果あり)
  • 観葉植物を設置(空気清浄&加湿効果)

気持ち悪い理由②:カビや結露が発生する

高気密高断熱の住宅は湿気がこもりやすく、適切な換気を行わないと結露やカビが発生しやすくなります。

カビが発生しやすい場所
  • 窓枠やサッシ
  • クローゼットや押し入れの奥
  • 壁と家具の隙間

結露・カビを防ぐ方法

方法効果
24時間換気を活用室内の湿気を外へ排出
結露防止シートを窓に貼る水滴の発生を防ぐ
除湿機を設置室内の湿度を一定に保つ

気持ち悪い理由③:息苦しく感じる

気密性が高い住宅に限らず、室内の換気不足(又は変な換気経路)により空気の流れが悪くなり、息苦しさを感じることがあります。

特に換気が不十分な場合、二酸化炭素が室内にこもり、体調不良の原因にもなります。

息苦しさを感じる原因
  • 換気不足で二酸化炭素濃度が上昇
  • 換気不足でハウスダストやホコリが室内にこもる
  • 気のせい
解決策
  • 定期的に窓を開け、自然換気をする
  • 24時間換気システムのフィルターをこまめに掃除
  • 空気清浄機を活用し、ホコリや花粉を除去

気持ち悪い理由④:めまい・頭痛を感じる

高気密高断熱の住宅では、二酸化炭素濃度が上がりやすく、酸素不足でめまいや頭痛が起こることがあります。

めまいや頭痛が起こる原因

原因影響
換気不足酸素が不足し、頭がぼーっとする
ハウスダスト・花粉空気中の微粒子がアレルギーを引き起こす
化学物質の揮発新築時に使用される建材が影響
改善策
  • 二酸化炭素濃度を測るCO2センサーを設置
  • 換気システムを定期的にメンテナンス
  • 観葉植物を設置し、空気浄化効果を活用

気持ち悪い理由⑤:部屋が暗い

高気密高断熱の住宅は、断熱性を高めるために窓を小さくする設計が多く、結果的に室内が暗くなりがちです。

また、天井や壁の厚みが増すことで、自然光が入りにくくなることも。

部屋が暗くなる原因
  • 断熱性を優先し、窓のサイズが小さい
  • 採光の計画が不十分
  • 天井や壁が厚く、光の拡散が少ない

明るくするための工夫

方法効果
大きめの高性能窓を設置自然光を多く取り入れる
吹き抜けや天窓を活用天井から光を取り入れる
内装を明るい色に統一光の反射率を高め、部屋全体を明るくする

気持ち悪い理由⑥:室内の音が響く

高気密高断熱の住宅は外の騒音を遮断しやすいですが、その分、室内の音がこもったり響きやすくなります。

特に以下のようなケースでは、反響による不快感を感じることがあります。

反響による不快感を感じるケース
  • 吹き抜けのあるリビング:音が上階まで響きやすい
  • 硬い床材(フローリングやタイル):音が反射しやすく、足音も響く
  • カーテンやラグが少ない部屋:吸音材がないため、声やテレビの音が反響する
  • 窓が正対している

室内の音の響きを抑える方法

方法効果
カーテンやラグを敷く音の反射を抑えて響きを軽減できる
本棚や家具を配置壁や床での音の反射を分散させる
吸音ボードを設置壁や天井に吸音材を取り入れると効果的
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吹き抜けがある場合は、階段付近に吸音パネルを取り付けるのもおすすめです。

気持ち悪い理由⑦:夏は暑く冬は寒い

高気密高断熱住宅は「夏は涼しく冬は暖かい」と言われますが、実際には「思ったより暑い・寒い」と感じるケースもあります。

その原因は以下のようなポイントにあります。

思ったより暑い・寒いケース
  • 断熱性能が不十分:窓や壁の断熱性能が低いと、外気の影響を受けやすい
  • 日射遮蔽が不十分:夏場に直射日光が入りすぎると室温が上昇する
  • 空調計画が適切でない:エアコンの位置や換気の設計が不十分だと温度ムラが発生

暑さ・寒さを防ぐための対策

対策効果
高性能な窓(Low-Eガラス・樹脂サッシ)を導入夏は熱を遮断し、冬は暖気を逃がしにくくする
外付けブラインド・シェードを活用直射日光をカットし、室温上昇を防ぐ
床暖房や全館空調を取り入れる部屋ごとの温度差を減らし、快適な環境を維持
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特に「夏の暑さ対策」には窓の日射遮蔽、「冬の寒さ対策」には断熱性の高い建材の使用が重要です。

気持ち悪い理由⑧:暖房器具の種類によっては排気のにおいが気になる

高気密高断熱住宅は、気密性が高いため、石油ストーブやガスヒーターなどの燃焼系暖房を使用すると、排気ガスやにおいが室内にこもりやすくなります。

特に以下のような暖房器具を使うと、においが気になりやすいです。

においが気になりやすい暖房器具
  • 石油ファンヒーター:灯油のにおいが充満しやすい
  • ガスストーブ:排気がこもり、一酸化炭素中毒のリスクもある
  • 薪ストーブ:換気が不十分だと、煙のにおいが室内に残る
においを防ぐ方法
  • 燃焼系の暖房器具は避ける(エアコンや床暖房、蓄熱暖房を活用)
  • 24時間換気システムを適切に運用する
  • 空気清浄機を併用する(特に脱臭機能付きのものがおすすめ)

気持ち悪い理由⑨:通気性が低く空気が滞る

高気密高断熱住宅は空気の出入りが少ないため、適切に換気をしないと空気がよどみやすくなります。

特に換気システムが不十分だったり、フィルターのメンテナンスがされていない場合、以下のような問題が起こりがちです。

起こりがちな問題
  • 湿気がこもり、結露やカビの原因になる
  • ハウスダストや花粉が溜まり、アレルギーのリスクが高まる
  • 二酸化炭素濃度が上昇し、頭痛や集中力低下を引き起こす

空気が滞らないようにするための対策

対策効果
第1種換気システムを導入外気の清浄な空気を取り入れながら効率的に換気
フィルターを定期的に掃除・交換ホコリやカビの発生を防ぐ
天井ファンを活用室内の空気を循環させ、滞留を防ぐ
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換気計画が適切に設計されていないと、室内環境の悪化につながるため、建築時にしっかり検討することが大切です。

気持ち悪い理由⑩:建築コストが高く、後悔する

高気密高断熱住宅は、一般的な住宅よりも施工技術や設備が必要なため、建築コストが高くなりがちです。

「安く建てよう」とすると、必要な性能を満たせず、結局住み心地が悪くなるケースもあります。

高気密高断熱住宅の主なコスト要因
  • 高性能な断熱材や窓の採用(性能が高いほど価格も上昇)
  • 気密施工にかかる手間(隙間をなくす施工が必要)
  • 換気・空調システムの導入(全館空調や第1種換気はコストがかかる)
コストを抑えながら満足度を上げるポイント
  • 初期投資とランニングコストのバランスを考える(光熱費削減分を考慮)
  • 補助金や助成金を活用する(ZEH補助金など)
  • 実績のある工務店を選ぶ(無駄なコストを抑えつつ適切な施工が可能)
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建築コストを下げすぎると、結果的に光熱費がかかり、長期的なコストが増えることもあるため、慎重に選ぶことが重要です。

「気持ち悪い」に悩まないための高気密高断熱住宅の選び方3つ

無垢材

高気密高断熱住宅で「気持ち悪い」と感じる原因は、換気計画の不備や断熱・気密性能の不足、施工技術の差によるものが多いです。

これらの問題を避けるためには、住宅の選び方が非常に重要になります。

ここでは、後悔しないためのポイントを3つ紹介します。

選び方①: 高気密高断熱の実績が豊富な工務店に依頼する

高気密高断熱住宅は、一般的な住宅よりも施工の精度が求められるため、経験と実績のある工務店を選ぶことが重要です。

施工不良があると、結露や空気の滞り、気密性の低下などが起こりやすくなり、住み心地の悪い家になってしまいます。

工務店を選ぶ際のチェックポイント

チェックポイント具体的な確認方法
気密性能(C値)の実測値を公表しているかC値0.5以下が望ましい
断熱性能(UA値)を明示しているかUA値0.6以下が高断熱基準???
過去の施工事例が豊富か公式サイトやSNSで施工実績を確認
換気システムの種類と計画を説明できるか第1種換気など適切な換気方式を提案してくれるか第三種換気でも問題ない。
アフターメンテナンスが充実しているか気密・断熱に関する知識があるか

高気密高断熱住宅を得意とする工務店は、これらの項目を明確に説明できるはずです。

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気になる工務店があれば、事前にチェックし、納得できる施工業者を選びましょう。

高気密高断熱住宅で知っておくべき基本ポイントの解説記事は、こちらです。

選び方②: 工務店のモデルハウス・展示場に実際に足を運ぶ

高気密高断熱住宅は、実際に体感してみないと分からない点が多いです。

「気持ち悪い」「息苦しい」といった感覚は、個人の体質や住環境によっても変わるため、事前にモデルハウスや展示場で確かめることが大切です。

モデルハウスでチェックすべきポイント

チェックポイント確認方法
室内の温度ムラはないか部屋の温度差を確認(特に廊下・玄関・トイレ)
湿度が快適か乾燥しすぎていないか、適度な湿度があるか
空気の流れがスムーズか換気の効き具合や息苦しさを感じないか
音の響き具合話し声や足音が響きすぎないか
窓の結露の有無冬場に訪れて結露がないか確認

特に、 冬場の寒い時期や夏の暑い時期にモデルハウスを訪れると、断熱・気密性能の違いをより実感しやすいです。

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エンズホームでは、モデルハウスの見学も受け付けているので、ぜひ足をお運びください。

選び方③:コストの安さのみで住宅を決めない

「予算を抑えたい」と考えるのは当然ですが、高気密高断熱住宅を建てる場合、 安さだけを優先すると住み心地が悪くなるリスクがあります。

安さを優先しすぎると起こる問題
  • 断熱材の質が低く、暑さ・寒さを感じやすい
  • 窓の性能が低く、結露が発生しやすい
  • 換気システムが不十分で、空気の流れが悪い
  • 施工精度が低く(大工さんもピンキリ)、気密性が確保されない

初期費用を抑えるために性能を落とすと、 冷暖房費が高くなり、結果的にランニングコストがかさむ ことになります。

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長期的な視点で、 「建築コスト」+「光熱費」+「メンテナンス費」 を考慮して、バランスの取れた住宅を選ぶことが重要です。

コストを抑えつつ、快適な住まいにするポイント

方法効果
国や自治体の補助金を活用ZEH補助金などを利用してコスト削減
性能の高い断熱材・窓を選ぶ長期的に見て冷暖房コストを削減できる
必要な設備と不要な設備を見極める本当に必要な設備に予算を集中

「とにかく安く建てる」ことを優先するのではなく、 コストパフォーマンスの良い住宅を選ぶことが大切です。

高気密高断熱住宅の「気持ち悪い」に関するよくある質問5つ

高気密高断熱住宅について調べると、「気持ち悪い」「住みにくい」といった意見を目にすることがあります。

しかし、こうしたネガティブな印象は施工や住み方によって大きく変わります。

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ここでは、高気密高断熱住宅に関するよくある質問に回答します。

質問①:高気密高断熱って必要ないの?

高気密高断熱の必要性は、地域やライフスタイルによります。

寒冷地や暑さが厳しい地域では、快適な室温を保ちやすく、冷暖房の使用を抑えられるため、大きなメリットがあります。

一方で、比較的温暖な地域で「窓を開けて風を通す生活をしたい」という人には、高気密高断熱が必須とはいえません。

ただし、冬場の結露防止や省エネ効果を考えると、適度な気密・断熱性能はどの地域でも重要なポイントになります。

高気密高断熱の家が不要と感じるケース

  • 四季を通じて温暖な地域に住んでいる
  • 冷暖房をほとんど使わない暮らしをしている
  • 窓を開けて外気を取り込むのが好き

高気密高断熱の家が必要なケース

  • 冬の寒さや夏の暑さが厳しい地域に住んでいる
  • 光熱費を抑えたい
  • 結露やカビを防ぎたい

質問②:高気密高断熱住宅の全館空調はいらない?

全館空調は必須ではありませんが、家全体の温度を均一にするために役立ちます。

特に、冬の寒い朝や夏の夜でも快適に過ごせるようになり、部屋ごとの温度差を減らせるため、ヒートショックのリスクを軽減できます。

ただし、全館空調は導入コストやランニングコストがかかるため、以下のような点を考慮して選ぶ必要があります。

全館空調のメリット

  • 家全体の温度が均一になり、快適に過ごせる
  • 各部屋にエアコンを設置しなくてもよい
  • 24時間換気と組み合わせると空気の質が向上

全館空調のデメリット

  • 導入コストが高い(150万~300万円程度)
  • ランニングコストがかかる(電気代が月1~2万円程度)
  • 故障した際の修理費用が高額になることがある
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コストを抑えたい場合は、各部屋にエアコンを設置し、換気システムを工夫する方法も選択肢の一つです。

質問③:高気密高断熱住宅におすすめのハウスメーカー・工務店はある?

高気密高断熱住宅を得意とするハウスメーカーや工務店は多くありますが、選ぶ際には施工実績や気密・断熱性能の数値を確認することが大切です。

ハウスメーカーと工務店の選び方のポイント
  • 気密性能(C値)と断熱性能(UA値)を公表しているか
  • 施工実績が豊富で、過去の事例を見られるか
  • 実際にモデルハウスで快適さを体感できるか
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ハウスメーカーや工務店の選び方を知りたい方は、ぜひこちらの記事をチェックしてみてください。

質問④:高気密高断熱住宅のデメリットは?

高気密高断熱住宅は快適な住環境を実現できる一方で、デメリットも存在します

主なデメリットと対策を以下にまとめました。

デメリット対策
換気が不十分だと空気がこもる24時間換気システムを導入する
冬場の乾燥が気になる加湿器を使用し、調湿建材を活用する
施工が不十分だと気密性が低下する信頼できる施工実績のある業者を選ぶ
初期コストが高い長期的な光熱費削減でコスト回収を考える

デメリットの多くは、 適切な換気設備や施工品質を確保することで解決可能 です。

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事前に対策を考えた上で、家づくりを進めることが大切です。

高気密高断熱住宅のメリット、デメリットを解説しているこちらの記事を参考にしてください。

質問⑤:高気密高断熱住宅に実際に住んでみてどう?

高気密高断熱住宅に住んでいる人の多くは、「冬暖かく、夏涼しい」と感じています。

ただし、住み始めてから気になるポイントもあるため、実際の住み心地を確認しておきましょう。

住んでみてよかった点
  • 冬でも室内が暖かく、光熱費が抑えられる
  • 窓の結露が少なく、カビの発生リスクが減る
  • 外部の騒音が気にならない
住んでみてよかった点
  • 冬場の乾燥がひどく、加湿器が必須だった
  • 空気の流れが悪く、換気が重要だと感じた
  • 工務店によって性能のばらつきがある

高気密高断熱住宅は、しっかりとした施工と適切な換気設備があれば快適に過ごせます。

オガタ

ただし、乾燥や空気の流れに配慮しながら、住み方を工夫することも大切です。

気持ち悪いと感じない高気密高断熱住宅に住もう!それならエンズホーム!

高気密高断熱住宅は、正しく施工し、適切な換気計画を行えば快適で健康的な住まいになります。

しかし、施工の質が低いと「息苦しい」「結露が発生する」といった問題が起こり、後悔することもあります。

エンズホームでは、確かな技術と豊富な実績をもとに、高気密高断熱のメリットを最大限に活かした住宅を提供しています。

住んでみてよかった点
  • 徹底した気密測定で確かな性能を保証
  • 壁内結露や湿気対策を計算し、快適な空間を実現
  • 経験豊富な職人が、高精度な施工を実施
オガタ

快適で後悔しない高気密高断熱の住まいを建てるなら、ぜひエンズホームにご相談ください

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